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更新日:2022年3月22日

知事会見(令和3年(2021年)8月13日(金曜日)16時02分~16時37分 会場:県庁)

項目

阿部知事からの説明

  1. 新型コロナウイルス感染症への対応について
  2. 大雨に対する警戒について

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取材者からの質問

  1. 新型コロナウイルス感染症への対応について
  2. 大雨に対する警戒について

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本文

阿部知事からの説明

 1 新型コロナウイルス感染症への対応について

長野県知事 阿部守一
 それでは、新型コロナ関係と大雨への警戒の2点についてお話をしたいと思います。こちらの画面(モニター)をご覧いただければと思いますけれども。まず、諏訪圏域に「新型コロナ特別警報2」を発出するということです。全県の状況(会見資料1/スライド3ページ)です。きょう、お昼に松本を訪問し、松本駅前で臥雲松本市長と一緒に感染対策、新型コロナへの警戒についての呼び掛けを行いました。その後、臥雲市長とも意見交換し、保健所設置市である松本市としっかり連携をして、感染拡大を食い止めていきたいと考えています。そうした中で、ご覧いただいていますように、本県の1日当たりの新規陽性者数、本日公表分で109人ということで、100人の大台を突破してしまいました。2日連続で過去最多を更新してしまうという事態になっています。また、1週間当たりの新規陽性者数も438人ということで、これまで昨年からずっとコロナ対応をしていますけれども、これも過去最多という状況です。療養者についても、第3波のピークが495人が最高でしたけれども、それを超えて500人ということで、1日当たりの新規陽性者数、1週間当たりの新規陽性者数、そして療養者の全体の数、宿泊療養、自宅療養も含めて、いずれも過去最多という状況です。繰り返し県民の皆さまに警戒を呼び掛けていますけれども、これまでにない大きな新型コロナの波がきている状況ですので、これまで大丈夫だったからこれからも大丈夫だと油断することなく、これまで以上に厳格な感染防止対策を、それぞれの皆さまにはお取りいただきたいと考えています。確保病床使用率については36.7パーセントということです。先ほどの495人、第3波のピークでしたけれども、第3波のときには医療非常事態宣言、発出しています。ただ、今回はそれを上回る療養者の状況になっていますけれども、入院される方の割合が第3波に比べると減っています。これはご高齢の方を中心にワクチン接種が進んできていることにより、重症化リスクが高いといわれている高齢の方の新規陽性者が少なくなっているということを反映しているものと考えています。そういう意味で、市町村の皆さまを中心にワクチン接種を進めている状況ですけれども、これから50代、60代、今、中等症の方の割合が比較的増えている年代の皆さまが、今まさに接種を受けられたり、あるいは申し込みをされるという段階の市町村が多いと思いますので、積極的な接種の検討をいただきたいと思っています。ワクチン接種が進むことにより、確実に効果は出てくるものと考えています。それから、諏訪圏域の状況(会見資料1/スライド6ページ)ですけれども、レベル5基準、8月7日、8日でいったん少し超えましたけれども、その後下がって、また増えてきているという状況です。保健所長等の意見も聴取した結果として、諏訪圏域全体についてレベル5に引き上げて対応していこうという形で決定しました。諏訪市、下諏訪町については、市町村単独でレベル5の水準を超えてきている状況です。また、岡谷市、茅野市、富士見町、原村については、新規陽性者数、富士見町、原村については非常に少ない状況ですけれども、生活圏が一体であること等を勘案し、全圏域をレベル5に引き上げたいと考えています。諏訪圏域の状況(会見資料1/スライド8ページ)ですけれども、ご覧いただいていますように、陽性になられる方がご家族でいらっしゃると、ご家族は陽性になってしまわれる可能性が高いわけですので、「同居者間」の割合が一番多くなっていますけれども、その他、「県外」との往来、「職場」、さらには「不明」といったようなケースが多くなっているところです。全県の皆さまに呼び掛けているわけですけれども、不明の事例も全県的に多くなっていますので、このお盆期間中、特に人と接触する機会は少なくしてもらいたい、ぜひお願いしたいと思います。また、都道府県をまたいだ往来に起因すると思われる陽性者も、これは諏訪圏域のみならず、全県で多くなっています。他県との往来についても、できるだけ控えていただきたいと思っています。直近1週間で、全県で感染経路が県外往来によるものと考えられる事例が66例あります。その中で一番ウエートが多い往来の目的は帰省ということです。長野県にいる方が県外に帰省をされる場合、県外にいらっしゃる方が長野県に帰省をされる場合、双方向の帰省がありますけれども、県が把握している限りでは、直近1週間の感染経路、県外往来と思われるもの66例のうち、帰省が20例ということで大変多くなっています。帰省される場合には、どうしても戻った場合にそのご家族とは緊密な濃厚接触の関係になりますので、他の移動に比べて非常に感染のリスクが高くなるということは否めない状況ですので、こうした点については改めてご理解をいただき、県外との往来についてはできるだけ控えていただくようお願いしたいと思います。そういうことで、諏訪圏域について、「新型コロナウイルス特別警報2」を発出します。
 「デルタ株対策の心得」(会見資料1/スライド10ページ)等、ここからは基本的にこれまでレベル5に上げた圏域と同じです。きょうも松本駅前でもお願いしてきましたけれども、デルタ株の脅威に今、直面している状況ですので、これまで以上に厳格な感染防止対策を取っていただきたいと思います。また、人と会う機会をできるだけ減らしていただき、先ほど申し上げたように、帰省、県外への訪問は控えていただきたいと思っています。また、重症化することを防ぐ意味でも、感染拡大を防ぐ意味でも、体調が悪ければすぐ医療機関にご相談いただきたいと思っています。事業者の皆さまへのお願いですけれども、不特定多数の方を受け入れる施設においては、混雑回避をいただく上でも、状況に応じた入場制限等の実施を行っていただき、またイベントの開催についても慎重な検討をお願いしたいと思います。また、職場感染という事例もありますので、職場における感染対策も徹底していただきたいと思います。先ほどのところにもありましたけれども、諏訪圏域でも、直近1週間で職場で感染したものと思われる陽性例が6例ありますので、ご注意いただきたいと思います。また、事業所の皆さまには対策の徹底をお願いしたいと思います。営業時間短縮等の協力要請です。これもこれまでの圏域と同じお願いです。飲食店の皆さまには大変厳しい経営状況の中で、これまでもご協力を頂いてきていますけれども、何とかこの時期、感染拡大を防ぐという観点でご協力を頂きたいと思っています。要請の期間は8月16日から26日までとします。対象地域は諏訪圏域全体6市町村です。酒類の提供を行う飲食店全体に営業時間の短縮要請を行い、5時~20時までの営業時間としていただくようお願いします。また、ガイドライン非遵守のお店は休業要請、そして「(信州の)安心なお店」の認証店については、通常通り営業することとの選択制という形にします。「信州の安心なお店」については、20時以降は1グループ同居家族または4人以内、利用時間2時間以内ということで、感染リスクをさらに避けた形での営業を選択いただくことが可能ですので、ぜひご検討いただければと思います。協力金の支給等についても、他の圏域と基本的に同じです。2万5000円から7万5000円まで、中小企業の場合ですけれども、売り上げ規模に応じての協力金の支給を行います。また、事業者支援をきめ細かく行っていただく観点から、諏訪圏域の市町村に対して交付金を支出します。約2億円の見込みです。また、県の公共施設等についても対策の徹底、休止等の措置を検討していきます。
 本日、併せて、南信州地域についてレベル4の基準に該当しましたので、「特別警報1」を発出します。その結果、ご覧いただいている形(会見資料1/スライド16ページ)のように、県内はレベル5地域が佐久の一部、上田圏域、諏訪圏域、それから松本圏域の一部という形になります。北信、長野、佐久の一部圏域、南信州についてはレベル4、「特別警報1」という状況ですので、県内全体で陽性者数が急増していますので、「特別警報2」の地域の皆さまについては、特にご注意いただくと同時に、全県民の皆さまには改めて新型コロナ対策をしっかり行っていただくようお願いします。
 昨日、各種団体の皆さまと一緒に「(新型コロナ)『デルタ株』と闘う県民共同宣言」を行いました。ご賛同いただける企業、団体を募集していますので、ぜひ一緒になってコロナ対策を徹底いただき、このデルタ株と闘っていただきたいと思いますので、ご協力をお願いします。
 大切な命と健康を守る上で、今、重要な局面になってきています。コロナに感染しない、させない、そして感染を広げない、こうした思いをすべての県民の皆さまには共有いただき、ご協力を頂くよう改めてお願いをします。

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2 大雨に対する警戒について

長野県知事 阿部守一 
 それから、大雨に対する警戒の呼び掛けです。全国各地で今現在でも大雨が降っている地域が多いわけですし、県内においても大雨警報が発令されている地域があります。そうした中、県民の皆さまにはこれから数日間、大雨に対する警戒を行っていただきたいと考えています。前線が向こう1週間程度、本州付近に停滞することが予報されています。大雨が長時間続くということで、本県においても記録的な大雨となる可能性があります。特に県の南部、あるいは県内の西側の地域では降水量が多くなる見込みです。また、前線の位置によっては、他の地域でも降水量が多くなる可能性があります。15日日曜日にかけて激しい雨が降り続く見込みになっています。県民の皆さまには土砂災害に警戒していただき、低い土地への浸水や河川の増水に警戒してください。また、16日以降も大雨となる可能性があります。県民の皆さまにはこうした状況の中で、特に対応、備えをしていただきたい事項として3点お願いします。まず1点目ですけれども、ご自分がいらっしゃる場所がどういう場所か、ハザードマップ等であらかじめ確認をいただきたいと思います。土砂災害、あるいは洪水、こうした危険性があるのかどうか、また低い土地への浸水の可能性があるのか、どういう災害が起こりやすいか、こうした点について、ハザードマップ等であらかじめ確認をいただきたいと思います。それから2点目ですけれども、ご自分の命、そして大切なご家族の命等を守るために、最新の気象情報を確認していただきたいと思います。市町村から発令される避難情報に従って、早めの避難をお願いします。そして3点目ですが、増水した河川を見に行かれるといったような危険が高い行動は取らないようにお願いしたいと思います。また、土砂崩れがあった後もさらに崩れる可能性もあります。河川の周辺、土砂災害が起きそうな場所、起きた場所、こうした危険な場所には近づかないようくれぐれもお願いしたいと思います。以上3点、ご自分がいらっしゃる場所がどういう場所かハザードマップ等でご確認をいただきたい、そして気象情報を確認の上、避難情報に従って早めの避難をお願いしたいということ、そして危険な場所には近づかない、この3点、改めて県民の皆さまにはお願いしたいと思います。この時期に前線がこういう形で停滞して、長い時間大雨が降り続くということは珍しい状況です。県民の皆さまには気象情報をしっかりご確認いただいた上で、早めの対応をお取りいただくようお願いします。これから大雨が続くことが予報されていますので、大雨への警戒についての県民の皆さまへのお願いです。どうぞよろしくお願いします。私からは以上です。

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取材者からの質問

 1 新型コロナウイルス感染症への対応について

長野日報 前田智威 氏
 時短要請についてお願いします。例えば、原村などは感染者がいないわけですけれど、それでも全域に時短要請をする理由を説明お願いしますということと、対象は何店舗ぐらいあるか、もし分かればお願いします。

長野県知事 阿部守一
 まず、店舗数から申し上げると、県が把握している酒類を提供している店舗数は、諏訪圏域全体で1080店です。このうち、8月10日現在で「信州の安心なお店」の認証を受けているお店が558店という形になっています。
 それから、諏訪圏域全体をレベル5に引き上げて、時短要請をかけるという考え方についてですけれども、先ほども申し上げましたけれども、この諏訪圏域、圏域全体で生活圏が非常に密接な地域になっています。人流データ等を見ても、諏訪市、茅野市、岡谷市、富士見町、下諏訪町、こうした圏域、相互に人の移動がかなりあります。また、原村は少ない状況ですけれども、しかしながら、例えば濃厚接触者であったり、あるいは接触者が、これは富士見町、あるいは原村といったところでも確認されている状況です。こうしたことから、生活圏域が一体と考えられること、また、こうした地域の陽性者の濃厚接触者、接触者の方が、広く諏訪圏域全体に及んでいるということで、諏訪圏域全体を今回レベル5に上げることとしました。時短要請については、飲食店における感染事例が、今、全県でも少ない状況であり、また諏訪圏域では、飲食関連はこの1週間の中では確認されていないという状況であり、これは飲食店の皆さまの大変なご努力のおかげだと感謝しています。ただ、デルタ株の非常に強い感染性を考えて、未然に感染拡大を防ぐという観点から、時短要請等の措置を諏訪圏域全体に講じるという形にしました。飲食店の皆さまには大変ご負担をお掛けし、私としては大変心苦しいところですけれども、デルタ株と闘うという観点でご協力いただくよう心からお願いを申し上げたいと思います。

中日新聞 城石愛麻 氏
 全県の感染警戒レベルについてですが、きょうの引き上げでかなりの圏域でレベル4以上になってきたと思うのですけれども、県内全体でのレベル引き上げというのは今のところお考えはありますでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 かなりの圏域がレベル4以上になってきていますので、そうしたことも視野に入れた検討は日々行っています。ただ、一方で、例えば木曽圏域については、直近1週間で確認されている陽性者数が1名ということで、かなり地域によってばらつきがあるという状況があります。加えて、感染警戒レベル4以降というのは、例えばガイドライン非遵守の店舗の利用は控えてくださいというような形で、社会経済活動に対しての制約をかける段階になってきますので、そういう意味で、全県レベル4ということを念頭に置きながらも、現時点ではそうした対策は講じないという形にしています。今後は状況の推移を見ながら適切に判断していきたいと思っています。

中日新聞 城石愛麻 氏
 昨日、全国の状況について感染爆発的な状況だというご説明があったかと思うのですが、本日、県内でも3桁に上がって、今の県内の感染状況というのは知事はどのようにご覧になっていますか。

長野県知事 阿部守一
 新規陽性者数、療養者数とも過去最多ということで、改めてこうした状況認識を広く県民の皆さまと共有して、感染拡大を食い止めなければいけないと思っています。ただ、その内容は、先ほども申し上げたように、入院される方の割合というのは、これまでの波と比べて減ってきています。これは大きな要素は、ご高齢の方、そして医療従事者の方がかなりの割合でワクチン接種を終えられているということが大きいと考えていますので、そういう意味で、引き続き、ワクチン接種の有効性、もちろん副反応の情報についてもお伝えした上で、できるだけ多くの皆さまがワクチン接種をいただけるように呼び掛けていきたいと考えています。また、一方で、県としても全県の療養体制、しっかり維持、確保ができるように、保健所を中心として濃厚接触者を含めた疫学調査、しっかり行っていきたいと思っていますし、まだ県内の医療機関が逼迫(ひっぱく)するというような状況には至っていませんけれども、そうした状況にならないようにいろいろな対策を、関係方面の皆さまと一緒に取り組んでいきたいと考えています。

長野朝日放送(abn) 郷間彩姫 氏
 県内のワクチンの接種状況について、知事の受け止めをお伺いしたいのですが。1回目がきのうの5時の時点の数字で5割、2回目が4割を超えていることになっていますが、この数字についてどう評価されていますでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 先ほど申し上げたように、まず、医療従事者、それからご高齢の方で希望される方は、これまでにほぼ接種を終えていただけていると思っています。これは、市町村の皆さまが接種事務に本当に真摯にお取り組みいただいたおかげだと思っていますし、またワクチン接種支援チームということで、医師会、歯科医師会、薬剤師会、そして看護協会、こうした多くの皆さまのご協力のおかげだと思っています。今、さらに高齢者以外の方の接種、まず基礎疾患のある方、市町村によって少し状況は違いますけれども、基本的には年齢の高い方から接種が進んでいます。9月までには希望される方の6割、接種をしようということで、市町村の皆さまと目標を掲げて取り組んでいますので、今、そうした意味では目標に向けて着実に接種が進んでいると考えています。ただ、昨日もご質問ありましたように、まだ希望されてもなかなか接種できない方もいらっしゃいます。また、副反応等を懸念されて、若い世代の皆さまの接種希望率が少し少ないのではないかと懸念されている市町村長の方も多いので、引き続き、県としてはしっかりとした広報、啓発を行っていく必要があると考えています。

信濃毎日新聞 佐藤大輔 氏 
 何点か知事に伺いたいのですけれども。複数の圏域で、きょうも諏訪圏域含めてレベル5になったのですけれども、まん延防止等重点措置に対して、国に要請だとかいうのは、一応県の基準ではレベル5が複数になった場合には、国への要請もするというような基準が設けられていますけれども、まん延防止等重点措置への国への要請については、今のところどのように考えていらっしゃいますでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 この間、この場でも申し上げましたけれども、常にあらゆる選択肢は検討しています。今、県内の圏域、レベル5に上げて、時短要請をはじめとする措置を講じている、あるいは講じ始めたところですので、まずレベル5の運用で何とか抑え込んでいきたいと思っています。ただ、今後の状況の推移次第ですけれども、レベル5でもなお感染に歯止めがかからないとか、さらに多くの地域で感染者が急増していくといったような状況があれば、その時点で国への要請等も含めて考えていきたいと思っています。今、全県の状況を見ると、いっときの感染拡大のスピードは少し落ちている感はあります。ただ、全く予断を許さないわけですけれども。今、やはり人数的にも一番多くて、増加率が高いのは松本圏域になっていますので、そういう意味では、きょうも松本にお伺いして呼び掛けましたけれども、こうした圏域における対策を重点的に行って、何とか感染拡大に歯止めをかけていきたいと思っています。

信濃毎日新聞 佐藤大輔 氏
 それと、きょうで県内の累計の感染者数が6000人を超えたわけなのですけれども、4000人から5000人のときは47日間でなって、本日もペース的には4000人から5000人、5000人から6000人と、あまり大幅に急増したわけではないと思うのですが、ここにこの1~2週間にきて急激に新規感染者数が増えていることについて、6000人を超えたという受け止めとともに、きょうだとかがある意味感染者数のピークなのか、それとも今後落ちていく見通しがあるのか、それともまたさらに、あってはならないとは思うのですが、あす以降さらに過去最多を更新してしまうような見通しを持っていらっしゃるのか、その辺、今がピークなのかどうかというのはどのようなお考えでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 大変難しいご質問だと思いますけれど、私の認識としては、4000人とか5000人というのは率直に言ってあまり意識していません。もちろん陽性者数を少なくするということは重要ですけれども、先ほどから申し上げているように、例えば第3波とか第4波で、その全体としてピークを抑えていくことができているかどうかというような角度で見ていますので、昨年から続いて今が何人目だからというところで対策を講じているわけではありません。今後の見通しですけれども、今、本当に飲食店の皆さま、一生懸命対策を講じていただいている中で、多くの圏域で時短要請をさせていただくような事態になっているというのは私としても大変心苦しい思いですけれども、何とかこうした措置を講じることによって感染に歯止めをかけたいということで要請をしています。そういう意味で、こうした効果を私としてはしっかりと見極めていきたいと思っていますし、昨日も多くの皆さまと宣言をさせていただきましたけれども、やはり県だけがやっていてもなかなか基本的な対策の在り方等がきめ細やかに伝わっていきませんので、多くの関係の皆さまと連携して対策を講じることによって、何とかピークアウトさせる時期を早く持ってくることができるように全力を挙げていきたいと思います。

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2 大雨に対する警戒について

信濃毎日新聞 佐藤大輔 氏
 大雨に伴って、先ほども長野市で(警戒)レベル3、高齢者等避難だとか出たのですけれども、この避難所、つまり気象台の予報ですと、長野県は広範囲にわたって大雨になって、避難をされる方もある意味大人数になるのかなと思うのですけれども、県として、避難の呼び掛けだとか避難所の運営だとかで、このコロナ禍の中でどのように県民に注意してもらいたいのか。それと、今後大雨があって、多くの地域に避難指示が出た場合に、どのように県としてコロナの中対応していきたいと思っているのかというのを伺いたいと思います。

長野県知事 阿部守一
 これは市町村の皆さまとはかねてコロナ禍における避難所の在り方というものを考えてきていますので、それぞれの市町村でできるだけ密にならないような対策ということを検討いただいてきています。一つは、例えば宿泊施設を活用して避難されるといったようなことであったり、あるいは自家用車による避難であったり、市町村によって少し状況は違うので画一的に申し上げられませんけれども、コロナを意識しての避難所の開設ということは各市町村で認識して取り組んでいただく形になっています。
 ありがとうございました。

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企画振興部広報・共創推進課

電話番号:026-235-7054

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