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更新日:2020年3月31日
青木村の地質は大部分がいわゆる第三紀層の別所層、青木層といわれる堆積岩(たいせきがん)の地層です。別所層はそのほとんどが黒色の黒色泥岩であって、青木層は泥岩、砂岩、礫岩(れきがん)などの互層からなっており、土地の中に大小の石を含んでいます。これらの地層は一般的に軟弱で侵食されやすく、侵食作用により侵食谷がみられます。青木村全体としては急峻な地形が多く、村内各所に地すべり地が分布しています。当郷地域内に押出(おしだし)という地名がありますが、これは土石が押し出してくる、つまり地滑りや土石流が発生しやすい地区を意味することが多いと言われています。実際、土砂災特別害警戒区域に指定されている他、土砂災害警戒区域、土石流危険区域、土石流危険渓流、地すべり危険地も重複しています。
災害の記録としては、2010年(平成22年)7月1日~2日の豪災害では、床上浸水5棟、床下浸水50棟発生し、1959年(昭和34年)8月の台風7号による風水害による死者4名、流出家屋7棟、水田・畑の被害面積1,035ヘクタールに次ぐ大災害となりました。2010年(平成22年)7月2日の豪雨災害は7月1日~3日まで不降り続いた梅雨前線豪雨によるもので、1時間に35ミリ~87ミリの局地的な豪雨となり斜面崩壊や河川水位の急激な上昇をもたらしました。
地形図 |
地質図 |
空中写真 |
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