霧ヶ峰のメガソーラーについて

ご意見（2020年4月7日受付：Eメール）

メガソーラーを設置するのはやめてください！
木を切り倒し、土地を使って設置することは自然と環境を破壊する愚行以外の何物でもなく、景観も著しく損なってしまいます。
私は以前長野へ旅行に行った時に霧ヶ峰へ訪れ、その雄大な風景と爽やかな風が素敵だったのでこのコロナが落ち着いたらまた霧ヶ峰に訪れたいと思っていましたが、メガソーラーが設置された場所なんて見たくもないのでその際はまず行きません。
そもそも自然を破壊してエコっておかしくないですか？
お金のために自然を破壊すると取り返しがつかなくなります。
ソーラーパネルはそもそも自然災害に対して強くありません。
しかも中身は有毒なので、災害で壊れた際にはその一帯は汚染地区になります。
それに大きな電力にならないし、天候にも左右されます。
例えば常に日差しが出ている砂漠などならそれもありでしょうが、そういうわけでもない。
長野、霧ヶ峰というより日本にはソーラーパネルは向いていません。
あくまでも家の補助ならいいとも思いますが、これは本末転倒です。
それに廃棄の際はどうするのですか？
廃棄には多額の費用がかかりますよ。
目先の金に捉われず、これから先の事をぜひ考えたご判断をお願い致します。

回答（2020年4月14日回答）

長野県環境部長の猿田吉秀、林務部長の井出英治と申します。

「県民ホットライン」にお寄せいただいた霧ヶ峰のメガソーラー建設計画に関するご意見についてお答えいたします。

貴殿からいただきましたご意見を拝見し、諏訪市四賀ソーラー事業（仮称）による景観の悪化や自然破壊について大変ご心配されていることと拝察いたします。

諏訪市四賀ソーラー事業（仮称）については、長野県環境影響評価条例に基づく環境影響評価制度の手続が行われており、令和元年6月28日に環境影響評価準備書を公告して、環境影響評価技術委員会において審議を進めているところです。
また、令和2年4月1日に環境影響評価法の対象事業に太陽電池発電所が追加されたことから、今後の手続は環境影響評価法に基づいて進められることになります。
環境影響評価においては、事業者自らが生活環境や動植物を含めた地域自然生態系への影響のほか、景観や廃棄物等についても環境要素の一つとして影響を検討する必要があります。県といたしましては、準備書で示されている、事業が環境へ及ぼす影響についての調査、予測、評価、環境保全措置の内容に対して、景観要素を含め環境への負荷が極力回避・低減されているかどうかの観点から、事業者に対して適切な環境配慮を行うよう求めてまいります。

また、1ヘクタールを超える森林を開発する場合には、森林法の林地開発許可制度に基づき県知事の許可が必要とされております。諏訪市四賀ソーラー事業（仮称）については、現在、許可申請前の事前協議が行われているところです。
森林法の許可基準の内容は、以下のとおりとなっております。
(1)災害の防止（周辺の地域において土砂の流出又は崩壊、その他の災害を発生させる恐れがないか）
(2)水害の防止（下流地域において水害を発生させる恐れがないか）
(3)水の確保（水の確保に著しい支障を及ぼす恐れがないか）
(4)環境の保全（周辺の地域において環境を著しく悪化させる恐れがないか）

今後、事前協議が済み、許可申請書が提出されれば、長野県環境影響評価制度の審議を踏まえ、上記の許可基準の内容について厳正かつ慎重に審査してまいりたいと考えております。

以上、ご質問への回答とさせていただきますが、環境影響評価制度につきましては、環境政策課長：真関隆、担当：環境審査係、林地開発許可制度につきましては、森林づくり推進課長：三澤雅孝、担当：保安林係まで、ご連絡いただきますようお願い申し上げます。

【問合せ先：環境部環境政策課/環境審査係/電話026-235-7163/メールkankyo（あっとまーく）pref.nagano.lg.jp】

【問合せ先：林務部森林づくり推進課/保安林係/電話026-235-7275/メールshinrin（あっとまーく）pref.nagano.lg.jp】

（分野別：くらし・生活環境）（月別：2020年4月）2020000129

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