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更新日:2014年6月20日
水産試験場
○ニジマス
ニジマスは北米原産のサケ科の魚で、日本には1877年にはじめて卵で持ち込まれました。その後も、何回か導入されて、現在、わが国の淡水での養殖ではウナギに次いで生産量が多い魚です。長野県では安曇野市を中心に年間約1,500トンが生産されています。ニジマスは、冷たい水を好むイワナやヤマメ、アマゴと同じ仲間の魚ですが、イワナなどと比べると若干高い水温でも飼育が可能で、人にもなれやすく、成長も早いことから、養殖には適した種類と言えます。養殖された魚は、各地で食用として消費されたり、ニジマスの増殖を行っている漁協によって川や湖に放流されたりしています。
川や湖でニジマスを釣るには、エサ釣りだけでなく、フライやルアーでも釣りを楽しめ、しかも、その「ヒキ」はかなり強烈で、初めて釣られた人はびっくりするのではないでしょうか。また食べてもおいしくいただける魚で、その調理法は釣り堀などで定番の塩焼きだけでなくムニエルや燻製(くんせい)など和食、洋食、中華といずれの料理方法にもマッチします。
こんな釣ってよし、食べてよしのニジマスを県内の河川で釣ることができるのも、永年にわたる漁協のみなさんの努力によるものです。是非、ニジマスを釣ってみたいという方は、事前に最寄りの漁協に釣りのルールやポイントなどを問い合せてから出かけられてはいかがでしょうか。
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