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更新日:2021年2月26日
人口減少に伴う空き家の増加や建物の老朽化等により、古民家は年々減少を続けています。
古民家の減少は、伝統的木造建築技術の継承の場の喪失につながり、職人の高齢化と相まって、古民家の維持保全や改修工事の担い手の減少も急速に進展しています。
また、古民家の活用にあたっては高度な専門知識を要するものの、県民にとっては、古民家活用に精通する専門家にたどり着くことが困難であり、費用に応じた活用提案等を受けることができず、多様なニーズへの対応が困難な状況にあります。
同時に、昨今のDIYやリノベーションブームにより、初期投資を抑えるため、専門家の関与がないまま不適切な改修が行われるおそれあります。
一方で、古民家が並ぶ景観そのものは観光資源となるほか、宿泊施設や飲食店として、地域の憩いの場として活用される先進事例もみられます。
また、内閣官房に「歴史的資源を活用した観光まちづくり連携推進室」が設置されるなど、国を挙げて古民家等の歴史的資源を活かしたまちづくりの支援体制を構築することが求められています。
古民家活用における専門家によるワンストップ相談窓口を担い、古民家の安全・安心な活用と、伝統的木造建築技術の維持・継承、並びに古民家の活用を通じた地域活性化を目的として、関係機関による「長野県古民家再生協議会」を設立しました。
長野県古民家再生協議会
令和2年10月22日
長野県建設部建築住宅課
古民家活用にあたって関連法規の遵守事項とともに、先進的な活用事例を掲載し、古民家を活用しようとする方の参考としていただく『古民家等活用マニュアル』を作成しました。県のホームページに掲載していますので参考としてください。
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