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更新日:2024年10月1日
今年度創設した県内のすぐれた木造建築物を表彰する”信州の木”建築賞を募集したところ、22作品の応募があり、審査の結果、最優秀賞と優秀賞を決定しました。
最優秀作は、在来軸組構法による高齢者福祉施設で、評価項目のいずれについても、審査委員を納得させるに足る内容のものであり、全員一致で最優秀作を選定した。つまり、建物、空間の構成はもちろんのこと、建設に至るまでの経緯、材料の調達、日本農林規格の製材品、いわゆるJAS材を確保するための努力、そしてエネルギー利用など、様々な視点から高評価を得た。
優秀作は2点であり、鉄筋コンクリートと集成材の混構造の農産物等直売施設と木質化の劇場・美術館を選定した。
混構造建物の外周部の傾斜した柱の配し方や断面構成はやきわめて繊細なもので、開放的な空間は魅力的である。そして、これを実現した背景には鉄筋コンクリート造の独立壁との組み合わせがある。木造の軽量化を良く表した好事例といえる。
木質化の劇場・美術館は木材の大規模建築への利用として、昨今様々な木質化がみられるなか、曲線的な回廊と木材の組合わせ、さらに木材で仕上げられたホールは木材の良さを存分に発揮しているものとして選定された。
・受賞作品と応募作品をまとめた冊子“信州の木”建築賞(PDF版)は(ファイル1,ファイル2)をダウンロードしてください。
・ファイル2(14ページ~裏表紙)(PDF:8,291KB)
日時 11月21日(月) 午後1時~3時30分
場所 飯山市文化交流館「なちゅら」
表彰式 木製表彰楯を受賞者に授与
受賞3作品プレゼンテーション
講 演 「地域材を活かした中層大規模木造の現在と未来」
京都大学生存圏研究所 五十田 博 教授
主 催 ・ 後 援
主 催 長野県
後 援 一般社団法人長野県建築士会 、 一般社団法人長野県建築士事務所協会
公益社団法人日本建築家協会関東甲信越支部JIA長野県クラブ
信州建築構造協会 、 長野県木材協同組合連合会
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