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更新日:2023年7月10日
古民家は、地域の気候風土と歴史文化によって育まれ、なりわいや冠婚葬祭など、人々の日々の暮らしや触れ合いを育みながら、個性豊かな町並みを形成してきました。
「古民家」に明確な定義があるわけではありませんが、時の流れの中でその価値を認識されない古民家が日々失われつつある昨今、趣のある外観、自然環境と一体となった佇まいや町並みは、国内外から観光客を呼び込む貴重な「地域資源」として、また時代を超えて住み継がれるべき「住まい」として、改めてその価値が見直され、宿泊施設や飲食店等での活用事例や、古材での活用事例も増えてきています。
こうしたニーズの高まりの一方で、昨今のDIYブーム等も重なり、建築士等の専門家の関与がないまま、不適切な改修が行われる懸念も生じています。
このため県では、古民家活用にあたって関連法規の遵守事項とともに、先進的な活用事例を掲載し、古民家を活用しようとする方の参考としていただく『古民家等活用マニュアル』を作成しました。
古民家が持つ素晴らしい価値や潜在的な可能性への気づきと、安全で安心な活用促進の一助となることを期待します。
物件探しから、設計、工事、活用中のメンテナンスまで、古民家活用にあたっての流れと各段階での問い合わせ・相談先をまとめました。
古民家を活用するにあたっては、利用者の生命や財産を守り、衛生面の確保、業務上の利便性の向上などを目的とした様々な法令が適用されます。
古民家活用にあたって適用される主な法令について、その注意点とともにわかりやすく解説します。
活用にあたり適用される法律(P3~6)(PDF:1,273KB)
古民家であるが故に生じる様々な課題についてまとめました。
古民家の改修にあたっては、その魅力である歴史的な価値を損なわず、古民家が持つ特徴を活かした改修方法が求められます。
具体的な改修事例をもとに、改修のポイントをまとめました。
当時の職人の技術が凝縮された材料は、画一化された現代の部材にはない、一つひとつの材料の違いがその建物のパーツとして使用されることにより、存在感を増し、建物そのものの価値を高めることができます。
すでに古民家を様々な用途で活用している県内の先進事例を紹介します。
南北に長い信州では、住まいや建物も、地域ごとの気候風土や、歴史文化に応じて、各地で特徴的な様式が残されています。
信州各地でみられる民家の特徴をまとめました。
古民家活用にあたっての、情報の収集が可能な公的機関や関係団体をご案内しています。
古民家活用にも使える助成制度が各種用意されています。活用可能な助成制度が見つかるかもしれません。
改修に対応する助成制度(P28~29)(PDF:1,176KB)
万が一、トラブルとなった場合の相談先を掲載しています。
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