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更新日:2022年10月11日
令和4年(2022年)8月19日(金)
午後1時15分から2時15分まで
本館棟 特別会議室
〇議題
議第1号 令和5年度義務教育関係諸学校教育職員等人事異動方針について
議第2号 令和5年度高等学校教育職員人事異動方針について
議第3号 令和5年度県立高等学校教員と公立中学校等教員との人事交流に関する基本要綱について
議第4号 白馬高等学校学校運営協議会委員の委嘱について
議第5号 県立特別支援学校において使用する教科用図書の採択について
議第6号 長野県文化財保護審議会への諮問について
〇教育長報告事項
(1) 令和4年度全国学力・学習状況調査の結果について
(2) 新学期における新型コロナウイルス感染症への対応について
〇その他
(1) 学びの改革実践校の取組紹介
○委員
教育長職務代理者 酒井英樹
委員 矢島宏美
委員 塚田裕一
委員 中川綾
委員 荒川玲子
○その他
内堀教育長、尾島教育次長、今井教育次長、小野沢参事(高校教育改革推進担当)、松本教育政策課長、加藤参事兼義務教育課長、服部参事兼高校教育課長、宮澤参事兼高校再編推進室長、酒井特別支援教育課長、曽根原参事兼学びの改革支援課長、滝澤参事兼心の支援課長、久保文化財・生涯学習課長、永岡保健厚生課長、山田スポーツ課企画幹兼課長補佐、倉島国民スポーツ大会準備室課長補佐
内堀教育長
ただいまから、第1093回「長野県教育委員会定例会」を開会いたします。
それでは議題に入ります。議第1号「令和5年度義務教育関係諸学校教育職員等人事異動方針について」、加藤義務教育課長から説明をお願いします。
加藤義務教育課長
(資料説明)
内堀教育長
ただいまの説明につきまして、御意見、御質問がありましたら、発言をお願いいたします。
荒川委員。
荒川委員
お願いします。御説明ありがとうございました。
今、説明をしていただきました新規採用についてのブロックの制限ですが、これは新規採用者に対する精神的な負担の配慮と、また今後、先生になる人材を増やしていくことの一つの魅力と捉えてよろしいでしょうか。
加藤義務教育課長
そういったこともございますし、ブロックごとの教員不足数を埋めていくといった狙いもございます。
荒川委員
ありがとうございました。
内堀教育長
よろしいでしょうか。
他にございますか。よろしいでしょうか。
それでは、議第1号を原案のとおり決定したいと思いますが、御異議ございませんか。
全委員
異議なし。
内堀教育長
御異議ございませんので、議第1号を原案どおり決定いたします。
次に、議第2号「令和5年度高等学校教育職員人事異動方針について」、服部高校教育課長から説明をお願いします。
服部高校教育課長
(資料説明)
内堀教育長
ただいまの説明につきまして、御意見、御質問がありましたら、発言をお願いいたします。
中川委員、どうぞ。
中川委員
ありがとうございました。
この人事異動方針の文章に対して何も反対があるわけではないのですが、先ほど、校長・副校長・教頭の異動についてのアの部分で、今の平均勤務年数が2.6年で、3年はいられるようにというお話があったと思うのですが、個人的には3年は短く、学校運営をしていくにはあっという間に終わってしまう感覚があります。
現状で3年以上勤務されている校長先生はどれぐらいいらっしゃるのでしょうか。
内堀教育長
今すぐ分かりますか。
中川委員
その場合もあるということですよね。
服部高校教育課長
あります。例えば3~4年程度、教室に勤務された後で再任用している方だと6年という方もいらっしゃいます。
今年度の2.6年というのは、実は昨年は3.0年で、ほぼ平均して3年ぐらいという目標値に行ったのですが、校長先生の大量退職があって、どうしても学校のスクール・ミッションの実現に向け、新規の先生をその後に充てるよりは経験がある先生を充てるというところで、転任も多かったということもあり、そういった状況が今回のことに影響していると思います。
ただ、長い目で見たときには、やはり3年より短いというのは中川委員がおっしゃるとおり、確かに赴任して1年、2年で学校の改革に着手するかしないかぐらいでの異動になることもありますので、そういった御心配は至極当然のことと思っています。
先ほど御質問のあった校長の在職年数の部分について、令和4年度は在職3年以上の人数ですけれども、在職3年が10人、4年が7人、5年が3人ということで、これで20人です。79人の校長のうち20人が3年以上で、25.3%という状況です。
中川委員
では、先ほど早期退職があったためということは、それ以外の方々は3年以下ということでしょうか。
服部高校教育課長
そうです。新規の校長先生も30名程度いたと思いますので、そういう点が大きく反映されていると思います。
中川委員
県の方針としては3年以上はというお考えではあるということですか。
服部高校教育課長
そうですね。6~7年ぐらい前までは適切なというか、任期に具体的な数値目標がない状況でありましたが、やはりまず学校に着任して、その学校に慣れて、そこでもう一度現状をきちんと確認するというか、座り直すのが2年目で、そこからさらに立ち上がって学校の改革というぐらいの時間は必要だと私自身も感じるところですので、一応そういった数値の目標はおぼろげにも持ちながら、人事をやっていきたいと思います。
中川委員
ありがとうございます。
内堀教育長
新しく校長先生になっていただく方が30人弱ぐらいで3~4割近くいるような状況があって、その方はそのままいたとしても2年目がまた同じ数なので、一定の パーセントはどうしても1年目、2年目となるのですが、その方をできるだけ長くしていきたいと、そういう方針ですよね。
服部高校教育課長
そうです。
中川委員
ありがとうございます。
内堀教育長
よろしいですか。
他にございますか。どうぞ。
矢島委員
お願いします。
「3 他県との人事交流」についてということで、福井県との人事交流がもう図られていて、本当にすごくすばらしいことだと感じます。その経験された先生が長野県に戻ってきたときに、その経験はどのように反映されているのかをお聞きしたいと思います。
服部高校教育課長
ありがとうございます。
実際に戻ってきて、そういった個人の経験を広く長野県の教員に還元するという意味では、やはり他県の先進的な取組に触れることが非常によくて 、改めて長野県に戻って、その学校の自校の教育活動を検証するという気持ちの醸成につながっているということと、あとはそういったものをどう生かすか、学校長の学校運営方針をきちんと理解しながら、それをある意味、具現化するためにアシストするという、そういった推進力になっている例もあると思います。
この周知についてはコロナ禍でなかなか難しいのですが、そういった教師としてのキャリアを、戻ってきて報告会という形で大々的にはできませんけれども、そういった活動の成果が広く全県に周知していく方法をまた具体的に考えてまいりたいと考えております。
内堀教育長
よろしいですか。
矢島委員
少し例えは違うと思うのですが、例えば学校代表で研修を受けてきたときに、その受けた先生はその場ですごく習得した感があるのですが、実際に現場に戻ったときに、どのように学校現場の先生方と共有して生かしていくかが今、課題だと思いますので、そのすばらしい経験が生かされるように、そして全県で共有して、すばらしいところは改革できたらいいと思います。
以上です。
服部高校教育課長
ありがとうございました。
矢島委員のおっしゃるとおり、そこが一番の狙いでありますので、実現に向けて努力してまいりたいと思います。
内堀教育長
他にいかがでしょうか。よろしいでしょうか。
それでは、議第2号を原案どおり決定したいと思いますが、御異議ございませんか。
全委員
異議なし。
内堀教育長
御異議ございませんので、議第2号を原案どおり決定いたします。
次に、議第3号「令和5年度県立高等学校教員と公立中学校等教員との人事交流に関する基本要綱について」、加藤義務教育課長から説明をお願いします。
加藤義務教育課長
(資料説明)
内堀教育長
ただいまの説明につきまして、御意見、御質問がありましたら、発言をお願いいたします。よろしいですか。
それでは、議第3号を原案どおり決定したいと思いますが、御異議ございませんか。
全委員
異議なし。
内堀教育長
御異議ございませんので、議第3号を原案どおり決定いたします。
次に、議第4号「白馬高等学校学校運営協議会委員の委嘱について」、宮澤高校再編推進室長から説明をお願いします。
宮澤高校再編推進室長
(資料説明)
内堀教育長
ただいまの説明につきまして、御意見、御質問がありましたら、発言をお願いいたします。
矢島委員、どうぞ。
矢島委員
ありがとうございました。
この選任された個人に対してのことではなく、前回や総合教育会議のところでも意見として出させていただいたのですが、この新しい委員の方を見ると、その分野や肩書きが本当に意味での多様性かどうか、私は甚だ疑問に感じます。
やはり、この様々な状況の中で、本当の意味での多様性といったら社会的に弱い立場に立たされている子どもや家庭、保護者の方の声を直接反映できるような協議会になっていただきたいと強く要望したいと思います。開かれた学校とか、誰でもが安心して過ごせる学校ということを考えると、これからさらに意識して、委員の方を選ぶときにはそこの視点をいただきたいと強く要望します。
宮澤高校再編推進室長
貴重な御意見をありがとうございました。
白馬高等学校の抱える課題と両村との共同運営といった部分もございますので、こういったメンバーになっているということで今回は御了解いただき、また矢島委員の御意見につきましては、今後の参考とさせていただきたいと思います。ありがとうございました。
内堀教育長
よろしいですか。
他にございますか。よろしいですか。
それでは、議第4号を原案どおり決定したいと思いますが、御異議ございませんか。
全委員
異議なし。
内堀教育長
御異議ございませんので、議第4号を原案どおり決定いたします。
次に、議第5号「県立特別支援学校において使用する教科用図書の採択について」、曽根原学びの改革支援課長から説明をお願いします。
曽根原学びの改革支援課長
(資料説明)
内堀教育長
ただいまの説明につきまして、御意見、御質問がありましたら発言をお願いいたします。よろしいですか。
それでは、議第5号を原案どおり決定したいと思いますが、御異議ございませんか。
全委員
異議なし。
内堀教育長
御異議ございませんので、議第5号を原案どおり決定いたします。
次に、議第6号「長野県文化財保護審議会への諮問について」、久保文化財・生涯学習課長から説明をお願いいたします。
久保文化財・生涯学習課長
(資料説明)
内堀教育長
ただいまの説明につきまして、御意見、御質問がありましたら発言をお願いいたします。よろしいでしょうか。
それでは、議第6号を原案どおり決定したいと思いますが、御異議ございませんか。
全委員
異議なし。
内堀教育長
御異議ございませんので、議第6号を原案どおり決定いたします。
続いて教育長報告事項に入ります。教育長報告事項(1)「令和4年度全国学力・学習状況調査の結果について」、曽根原学びの改革支援課長から説明をお願いします。
曽根原学びの改革支援課長
(資料説明)
内堀教育長
ただいまの説明につきまして、御質問、御意見がありましたら、発言をお願いいたします。
酒井委員、どうぞ。
酒井教育長職務代理者
質問ではなく、コメントをお願いします。
まず、全体として分析を詳細にしていただいて大変参考になり、またこれが学校に活かされるということでありがたく思いますし、活きるといいなと思っています。
また、6ページに書いてあるとおり、生徒のよいところがあるという自己肯定感や学校で認められるというポイントが上がっている点、それから重点対策チームによる改善が得点として表れているというところも、とてもよい結果であったと思います。
今回、全体的な平均等で分析もされています。重点対策チームが立ち上がっているということですが、この調査にはそれぞれの問題にそれぞれ役割がありますので、どの領域にどういう課題があるのか、また、どういうよい点があるのかということをさらに分析していただいて、この重点対策チームを通して学校に還元していただきたいと思っております。
理科の対策チームもあるということで、4年に一回の調査ですので貴重な調査結果を無駄にしないように、ぜひ長野県の子どもたちの力になるように活かしていっていただきたいと思います。
以上です。
内堀教育長
いかがですか。
曽根原学びの改革支援課長
御意見ありがとうございます。
実は昨日、重点対策チームを開いておりますが、今いただいた御意見も参考にしながら対応してまいりたいと思います。
内堀教育長
他にございますか。どうぞ。
荒川委員
大変参考になる資料をありがとうございました。
今、話題に上がりました重点対策チームとはどのようなものか、説明をお願いいたします。
曽根原学びの改革支援課長
昨年度は小学校国語に課題があったということで、小学校国語について長野県の強みや弱みを分析し、どのように授業を工夫したらよいかであるとか、これが参考になると問題を提供するようなことを行いました。その成果があるということで、今年度は当初から国語、算数・数学、理科の三つについて重点対策チームを立ち上げています。
それで、全国調査が実施されたときには、もう既にその問題を分析して、この問題に対応できるような授業アイデア例というものも作成して1回配っております。
今度は調査結果が出たことを基に分析し、長野県の強みや弱み、こんなふうにできるという、さらなる授業アイデア例等を作成して、学校訪問のときに渡したり、市町村教育委員会の訪問のときにその資料を基にディスカッションをしたり、そういうチームであります。
荒川委員
ありがとうございました。
内堀教育長
他にございますか。よろしいでしょうか。
それでは、以上で教育長報告事項(1)を終了いたします。
次に、教育長報告事項(2)「新学期における新型コロナウイルス感染症への対応について」、永岡保健厚生課長から説明をお願いします。
永岡保健厚生課長
(資料説明)
内堀教育長
ただいまの説明につきまして、御質問、御意見がありましたら、発言をお願いいたします。よろしいでしょうか。
以上で、教育長報告事項(2)を終了いたします。
続いて、その他に入ります。その他(1)「学びの改革実践校の取組紹介」として、上田高等学校及び長野工業高等学校の取組を、曽根原学びの改革支援課長から説明をお願いします。
曽根原学びの改革支援課長
(資料説明)
内堀教育長
ただいまの説明につきまして、御質問、御意見がありましたら、発言をお願いいたします。よろしいですか。
以上で、その他(1)を終了します。
その他、何かございますでしょうか。よろしいでしょうか。
それでは、以上をもちまして、第1093回「長野県教育委員会定例会」を閉会いたします。お疲れさまでした。
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