第1094回長野県教育委員会定例会会議録

1　日時

　令和４年(2022年)９月13日（火）

　午後１時15分から２時40分まで

 

2　場所

　本館棟　特別会議室

 

3　議題等

4　出席者

　○委員

 

　○その他

会議録

内堀教育長
　ただいまから、第1094回「長野県教育委員会定例会」を開会いたします。
　初めに、本日、塚田委員から欠席する旨の報告がありました。過半数の委員の出席を得ていますので、地方教育行政の組織及び運営に関する法律第14条第３項の規定によりまして、本会議は有効に成立していることを申し添えます。
　本日の審議事項中、議第１号「令和４年９月県議会に提出される予定の議案に対する意見について」は、成案となる前の内容について審議・検討をする議案です。
　つきましては、議第１号を非公開とすることが適当と思われますが、御異議ございませんか。

 

全委員
　異議なし。

 

内堀教育長
　御異議ございませんので、議第１号につきましては、非公開とすることに決定しました。
　なお、非公開議案につきましては、最後に審議することといたします。
　それでは議題に入ります。議第２号「『懲戒処分等の指針』等の一部改正（案）について」、松本教育政策課長から説明をお願いいたします。

 

松本教育政策課長
（資料説明）

 

内堀教育長
　ただいまの説明につきまして、御意見、御質問がありましたら、発言をお願いいたします。
　矢島委員、どうぞ。

 

矢島委員
　ありがとうございました。私は、言葉は非常に重要だと思っていまして、ここで性暴力と定義されたのは本当に大きいことだと思います。
　今まで、少しあいまい的に「わいせつ」などという形でやっていたのを、これは性を使った暴力なんだと定義することによって、明らかにそれが人権侵害行為であって、そして、暴力というのは力関係の落差の下で起こるものなので、そのようにしっかりみんなに周知できるというのは本当に大きなことだと思いましたので、この「性暴力等」という形で表現されたのは本当によかったと思います。感想です。

 

内堀教育長
　ありがとうございます。
　他にございますか。よろしいでしょうか。
　それでは、議第２号を原案どおり決定したいと思いますが、御異議ございませんか。

 

全委員
　異議なし。

 

内堀教育長
　御異議ございませんので、議第２号を原案どおり決定いたします。
　次に、議第３号「令和４年度『長野県教育委員会の事務の管理及び執行状況の点検及び評価』について」、松本教育政策課長から説明をお願いします。

 

松本教育政策課長
（資料説明）

 

内堀教育長
　ただいまの説明につきまして、御意見、御質問がありましたら、発言をお願いいたします。
　矢島委員、どうぞ。

 

矢島委員
　ありがとうございました。3-24になりますけれども、④の「朝食を欠食する生徒の割合」というところで、前回よりも増加しているということなのですが、こちらの今後の方向というところで、地元の市町村教育委員会や様々なところと連携して減少に努めるということになっていますけれども、やはりここは家庭環境によるところが大きいということで、保護者への啓発ももちろんなのですけれども、朝食を子どもに取らせたいという思いがあっても、貧困や経済的な理由から、それさえできないという家庭もあるかと思います。
　それは、個人の要因だけではなくて社会的な要因もあるかと思いますので、学校だけでどうにかするというよりは、地元企業からの寄附であるとか、フードバンクのような食事提供であるとか、バナナ１本でもいいので朝欠食した子どもが学校に来て学校が始まる前に食べて、給食まではエネルギーをためて、午前中は勉強や友達、学校生活が楽しくなるような形もできたらいいかなと思いますので、ぜひ、外部の人たちとの連携も含めた推進ということも今後考えていっていただけたらいいかなと思います。
　以上です。

 

内堀教育長
　いかがですか。

 

永岡保健厚生課長
　保健厚生課長永岡です。御意見ありがとうございます。
　委員からお話があったとおり、学校だけの取組では難しいことが多いと思いますので、庁内の関係部局ともしっかり連携し、検討したいと思います。
　よろしくお願いします。

 

内堀教育長
　他にございますか。
　荒川委員、どうぞ。

 

荒川委員
　お願いします。大変細かく多方面にわたった推進内容が分かる取組だと思いますが、3-25ページに「学校体育・運動部活動等の充実」とあります。今、部活動の地域移行ということが盛んに言われておりますけれども、この中で、今までも県の体育センターで、地域に向けた教職員の方のスポーツ心理学等に関わるすばらしい研修を多くやられているのを存じ上げております。
　我々のような一般の地域の指導者も参加できるような講習内容になっているのも、私も参加して分かっておりますが、これから地域の指導者がどんどん増えていって、また、それが社会に認められ、指導内容も子どもの成長にしっかりと合ったものをつくっていくために、既存のスポーツの研修会を、もうちょっと地域の認定指導員の育成というような形に充実させていただいて、地域と部活動の融合に関しても、こういった一般の社会人、また指導者が、そういったシステムの中でしっかりと基本を学べるようなスタイルにしていただけると、これからの地域の部活動の連携につきましてもさらに準備が進んでくると思いますので、ぜひ、既存のものの充実と有効活用、そしてシステムの構築ということにつきまして、これからいろいろな体制を整えていただければと思います。
　以上です。

 

内堀教育長
　スポーツ課長、いかがですか。

 

北島スポーツ課長
　スポーツ課長の北島です。今、御意見いただきましてありがとうございました。
　地域移行につきましては、やはりいろいろな課題を抱えております。その中で、指導者の人材の確保というのも大きな課題の一つになっております。
　委員がおっしゃられたように、既存の研修体系を活用して、今いる指導者の方の質の向上、また、新たな開拓も進めながら、地域移行がスムーズに行くように取り組んでまいりたいと思っております。
　ありがとうございます。

 

内堀教育長
　他にございますか。
　中川委員、どうぞ。

 

中川委員
　3-39の「すべての子どもの学びを保障する支援」ですが、不登校の児童生徒に対する学びの継続支援は本当に多様な方法があると思うので、それは全国にいろいろな事例があると思いますので、それを研究し、それが実施できるようになるといいなと心から願っております。
　これが入っていてうれしいと思っているところは、フリースクール等の学校以外の場における学習等を評価する仕組みを構築していくということは、ものすごく重要な点だと私も思っております。この一文が入っているのは大変先進的だと思っております。
　これができて、学校教育とフリースクールの関係性がより良好になっていくだろうと私個人としては思っていますので、ここはすごくうれしかったということをお伝えしておきたいと思いました。実現できると本当にいいなと思っています。

 

内堀教育長
　ありがとうございます。支援ということでいただきましたけれども、心の支援課長、何かありますか。

 

滝澤心の支援課長
　いいえ。ありがとうございます。

 

中川委員
　これは大変なことだと思うのでよろしくお願いします。

 

内堀教育長
　ありがとうございます。
　他にはございますか。
　酒井職務代理者。

 

酒井教育長職務代理者
　資料の取りまとめをありがとうございました。取組の様子がよく分かる資料になっているかと思います。
　3-32の働き方改革に関してです。教員の平均時間外勤務が45時間以下の小中学校の割合が「概ね順調」ということで、大変喜ばしい結果になっているかなと思います。
　ここにも書かれていますけれども、量だけではなくて質の部分も合わせて、量だけ少なくなっているのではなくて、これで働き方がますますきつくなっているというような気持ちの部分、あるいは働きの条件の部分のほうが苦しくなるということでは逆効果だと思います。ぜひ、働きやすいというところ、あるいは働きがいのある環境になっているということも合わせて、量と合わせて質の保障ということにも取り組んでいっていただけたらと思っております。
　以上です。

 

内堀教育長
　いかがですか。義務教育課長。

 

加藤義務教育課長
　ありがとうございます。義務教育課でも、方策に基づいて量と質の両面から取組を進めようということで、市町村教育委員会、校長会に周知しているところです。今、御指摘いただいた働きやすい環境といった中で、教員が本来行うべき内容、子どもに向き合う時間の確保、そういったところを充実させることによって、先生方が誇りを持って業務に当たれるというところに取り組んでまいりたいと思います。
　ありがとうございました。

 

内堀教育長
　他にございますか。よろしいでしょうか。
　それでは、議第３号を原案どおり決定したいと思いますが、御異議ございませんか。

 

全委員
　異議なし。

 

内堀教育長
　御異議ございませんので、議第３号を原案どおり決定いたします。
　次に、議第４号「令和７年度長野県立高等学校入学者選抜要綱案及び学校別実施内容案について」、服部高校教育課長から説明をお願いします。

 

服部高校教育課長
（資料説明）

 

内堀教育長
　ただいまの説明につきまして、御意見、御質問がありましたら、発言をお願いいたします。よろしいでしょうか。
　それでは、議第４号を原案どおり決定したいと思いますが、御異議ございませんか。

 

全委員
　異議なし。

 

内堀教育長
　御異議ございませんので、議第４号を原案どおり決定いたします。
　次に、議第５号「長野県文化財保護審議会委員の委嘱（任命）について」、久保文化財・生涯学習課長から説明をお願いいたします。

 

久保文化財・生涯学習課長
（資料説明）

 

内堀教育長
　ただいまの説明につきまして、御意見、御質問がありましたら、発言をお願いいたします。よろしいでしょうか。
　それでは、議第５号を原案どおり決定したいと思いますが、御異議ございませんか。

 

全委員
　異議なし。

 

内堀教育長
　御異議ございませんので、議第５号を原案どおり決定いたします。
　次に、議第６号「長野県宝の指定について」、久保文化財・生涯学習課長から説明をお願いします。

 

久保文化財・生涯学習課長
（資料説明）

 

内堀教育長
　ただいまの説明につきまして、御意見、御質問がありましたら、発言をお願いいたします。よろしいでしょうか。
　それでは、議第６号を原案どおり決定したいと思いますが、御異議ございませんか。

 

全委員
　異議なし。

 

内堀教育長
　御異議ございませんので、議第６号を原案どおり決定いたします。
　続いて、教育長報告事項に入ります。教育長報告事項（１）「令和５年度長野県公立高等学校入学者選抜における学校別実施内容について」、服部高校教育課長から説明をお願いします。

 

服部高校教育課長
（資料説明）

 

内堀教育長
　（２）の丸子修学館高校のところですけれども、志願理由書とありますけれども、これは調査書ですね。訂正を。

 

服部高校教育課長
　大変失礼しました。訂正お願いします。
　47ページの調査書という項目のところに比率が載っていると思いますので、志願理由書はいずれも調査書に変更をお願いします。申し訳ありません。

 

内堀教育長
　訂正をお願いいたします。
　それでは、ただいまの説明につきまして、御質問、御意見ありましたら、発言をお願いいたします。
　中川委員、どうぞ。

 

中川委員
　こちらで聞く話ではないかもしれないのですが、今、出来上がったら各中学校に配付ということでしたが、私立中学校にもそれらを配付される予定でしょうか。

 

服部高校教育課長
　中学校等ということですので、公立のみならず配付させていただきます。

 

中川委員
　長野の中学校全部に配付されるということですか。

 

服部高校教育課長
　そうです。また、学校のリストも確認いたしますが、その予定でおります。

 

内堀教育長
　他にございますか。よろしいでしょうか。
　それでは、以上で教育長報告事項（１）を終了します。
　次に、教育長報告事項（２）「令和４年度全国中学校体育大会及び全国高等学校総合体育大会における成績について」、北島スポーツ課長から説明をお願いします。

 

北島スポーツ課長
（資料説明）

 

内堀教育長
　ただいまの説明につきまして、御質問、御意見がありましたら、発言をお願いいたします。よろしいでしょうか。
　以上で、教育長報告事項（２）を終了します。
　次に、教育長報告事項（３）「第43回北信越国民体育大会における成績について」、北島スポーツ課長から説明をお願いします。

 

北島スポーツ課長
（資料説明）

 

内堀教育長
　それでは、ただいまの説明につきまして、御質問、御意見がありましたら、発言をお願いいたします。よろしいでしょうか。
　以上で、教育長報告事項（３）を終了します。
　続いて、その他に入ります。その他（１）「学びの改革実践校の取組紹介」として、松川町立松川北小学校及び上田市立第六中学校の取組を曽根原学びの改革支援課長から説明をお願いいたします。

 

曽根原学びの改革支援課長
（資料説明）

 

内堀教育長
　ただいまの説明につきまして、御質問、御意見ありましたら、発言をお願いいたします。よろしいでしょうか。
　では、以上でその他（１）を終了いたします。
　それでは、以上で公開による審議を終了いたします。これから非公開の審議に入りたいと思いますので、恐れ入りますが傍聴人の方は退室をお願いいたします。

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