ホーム > 教育委員会会議・審議会・検討委員会など > 長野県教育委員会定例会・臨時会会議録一覧 > 令和4年度長野県教育委員会定例会・臨時会会議録一覧 > 第1099回長野県教育委員会定例会会議録

ここから本文です。

更新日:2023年2月1日

第1099回長野県教育委員会定例会会議録

1 日時

 令和5年(2023年)2月1日(水)

 午後2時15分から午後3時40分まで

 

2 場所

 県庁本館3階 特別会議室

 

3 議題等

○議題
 議第1号 令和5年2月県議会に提出される予定の議案に対する意見について
 議第2号 職員の処分について                            
 議第3号 長野県文化財保護審議会への諮問について

 

○教育長報告事項
 (1)令和4年度学校納入金等調査について                                             
 (2)令和5年度長野県立中学校入学者選抜適性検査問題の評価について          
 (3)令和4年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査の結果について

 

○その他
 (1) 学びの改革実践校の取組紹介                           
 

4 出席者

○教育長  内堀 繁利

○委員
 教育長職務代理者  酒井 英樹
 委員  矢島 宏美 
 委員  塚田 裕一
 委員  中川 綾
 委員  荒川 玲子
 

○その他
 尾島教育次長、今井教育次長、小野沢参事(高校教育改革推進担当)、  
松本教育政策課長、加藤参事兼義務教育課長、服部参事兼高校教育課長、宮澤参事兼高校再編推進室長、酒井特別支援教育課長、曽根原参事兼学びの改革支援課長、滝澤参事兼心の支援課長、久保文化財・生涯学習課長、永岡保健厚生課長、北島スポーツ課長、下條国民スポーツ大会準備室長
 

会議録

内堀教育長
 ただいまから第1099回「長野県教育委員会定例会」を開会いたします。
 本日の審議事項中、議第1号「令和5年2月県議会に提出される予定の議案に対する意見について」は、成案となる前の内容について審議・検討をする案件、また、議第2号「職員の処分について」は、特定の個人に関する情報が含まれている案件です。
 つきましては、議第1号及び議第2号を非公開とすることが適当と思われますが、御異議ございませんか。

 

全委員
 異議なし。

 

内堀教育長
 御異議ございませんので、議第1号及び議第2号につきましては、非公開とすることに決定いたしました。
 なお、非公開議案につきましては、最後に審議することといたします。
 それでは、議題に入ります。
 議第3号「長野県文化財保護審議会への諮問について」、久保文化財・生涯学習課長から説明をお願いいたします。

 

久保文化財・生涯学習課長
(資料説明)

 

内堀教育長
 ただいまの説明につきまして、御意見、御質問がありましたら、発言をお願いいたします。よろしいでしょうか。
 それでは、議第3号を原案どおり決定したいと思いますが、御異議ございませんか。

 

全委員
 異議なし。

 

内堀教育長
 御異議ございませんので、議第3号を原案どおり決定いたします。
 続いて、教育長報告事項に入ります。
 教育長報告事項(1)「令和4年度学校納入金等調査について」、松本教育政策課長から説明をお願いします。

 

松本教育政策課長
(資料説明)

 

内堀教育長
 それでは、ただいまの説明につきまして、御質問、御意見がありましたら、発言をお願いいたします。矢島委員、どうぞ。

 

矢島委員
 ありがとうございました。
 見直しをされたのが本当によかったと思いました。例年、当たり前のように購入していたものが、果たして本当に必要なものであるかどうか、また、個人で必要なものなのか、限定的なものであれば、共同で使えるとか、そういうところを市町村教育委員会、学校をはじめとして、皆さんで見直しをされた結果だと思います。今後も見直しを続けていただいて、特に保護者負担の軽減の取組なども引き続きしていただけたらと思います。

 

内堀教育長
 ありがとうございます。

 

松本教育政策課長
 ありがとうございました。

 

内堀教育長
 他にございますか。よろしいでしょうか。
 それでは、以上で教育長報告事項(1)を終了いたします。
 次に教育長報告事項(2)「令和5年度長野県立中学校入学者選抜適性検査問題の評価について」、曽根原学びの改革支援課長から説明をお願いします。

 

曽根原学びの改革支援課長
(資料説明)

 

内堀教育長
 ただいまの説明につきまして、御質問、御意見がありましたら、発言をお願いいたします。中川委員、どうぞ。

 

中川委員
 御説明ありがとうございました。
 いただいた内容の話ではなくて恐縮ですけれども、適性検査の例を頂戴しまして、それを見た際に、問題の内容ではなくて、フォントの問題ですが、明朝体が今あまり見やすい文字としては言われていないので、もしよろしければ、来年度以降、UD教科書体とか、そんなものに変えていただけると、全ての方に見やすい文字になると感じたところです。すみません、関係ない話だったかもしれません。

 

内堀教育長
 いえいえ、関係あると思います。

 

中川委員
 ありがとうございます。

 

内堀教育長
 課長、いかがですか。

 

曽根原学びの改革支援課長
 貴重な御意見ありがとうございました。来年度に向けて、大切な意見として承らせていただきます。ありがとうございました。

 

中川委員
 ありがとうございます。

 

内堀教育長
 他にございますか。よろしいでしょうか。
 それでは、以上で教育長報告事項(2)を終了いたします。
 次に教育長報告事項(3)「令和4年度全国体力・運動能力、運動習慣等調査の結果について」、北島スポーツ課長から説明をお願いします。

 

北島スポーツ課長
(資料説明)

 

内堀教育長
 それでは、ただいまの説明につきまして、御質問、御意見がありましたら、発言をお願いいたします。職務代理者、お願いします。

 

酒井教育長職務代理者
 御説明ありがとうございました。
 特に学校の体育の授業に対して、好きという回答が全国的に高いというところで、恐らく学校の先生たちがいろいろ工夫をしたりして、指導を行っている成果だと思いました。
 一方で、総運動時間が少ないということで、6ページにその要因分析、そして、後ろのページでその対応策ということで書かれていると思うので、ここの辺りぐらいをぜひ改善できればいいと思うので、取り組んでいっていただきたい、あるいは取り組みたいと思っています。
 また、場合によると、ここではどちらかというとソフト面の提案が書かれているかと思うのですけれども、運動したいが機会がない、あるいは環境が整わない地域であるとか、そういう要因もあると思います。また、ここに挙げられた要因に限定するのではなくて、幅広い視点で見ていただいて、改善できるところは改善していただければと思います。
 以上です。

 

内堀教育長
 ありがとうございます。

 

北島スポーツ課長
 ありがとうございます。

 

内堀教育長
 他にございますか。荒川委員、どうぞ。

 

荒川委員
 お願いします。
 酒井教育長職務代理者におっしゃっていただいたように、好きという気持ちをやはり大事にして、これからも体力向上を図っていかれたらと思うのですが、9ページの下の四角の2番目の○です。「体育が楽しいと思えていない児童生徒の中で」というところで、できなかったことができるようになったら今よりも楽しくなるという回答がありますけれども、今までできなかったことができるようになる、まずそれを諦めないようにこつこつやっていくためには、学校のみならず、家庭の見守りであるとか、地域の力がまた必要になってくると思います。そういった視点から見ても、学校のみならず、様々な大人、また、地域の先輩たちの連携によって、子どもたちのスポーツ活動がさらに推進できるような取組を県全体としてもお願いしたいと思います。
 以上です。

 

内堀教育長
 どうぞ。

 

北島スポーツ課長
 そういった視点も大事にしてまいりたいと思っております。ありがとうございます。

 

内堀教育長
 他にございますか。矢島委員、どうぞ。

 

矢島委員
 お願いします。
 様々な現場の先生方とか、また、教育委員会、事務局の方の努力によって、このような形に出ていると思いますけれども、10ページ、11ページに挙げられている生活習慣のところの考察等を見ましても、もちろん全国順位としてはかなり高い位置に位置づけられているのですが、前年度と比べると、朝食を食べる頻度は、中学校男子とか、中学校女子の割合がだんだんと減っているところ、また、スクリーンタイムの2時間未満の割合もだんだんと減っているということで、もちろん全国に比べて高い位置にいるのはいいのですけれども、現状として、それがどんどんと減っているというところもやはり押さえていかなければいけないと感じました。
 以上です。

 

北島スポーツ課長
 その点につきましては、6ページに書かせていただいたのですけれども、直接接している先生方の肌感覚としても、やはり子どもが体を動かすというよりも、スクリーンタイムのほうに移行している動きがあると感じられていますので、そういったことにも留意していきたいと思っております。ありがとうございます。

 

内堀教育長
 他にございますか。中川委員、どうぞ。

 

中川委員
 体育があまり楽しくないと答えた人たちの理由として、自分のペースで行うことができたらというところが、小学生、中学生の両方で多いということを見て、9ページの四つ目の○のところで、先ほども御説明があったように、個別最適な学びと協働的な学びで授業改善ができればということだったのですけれども、学びの改革支援課も力も入れていらっしゃる一つとして、自由進度学習で体育をやられているという実践例は幾つかあると思います。これがどのように先生方に伝わっていくのか分からないですけれども、そういう事例をお伝えしていただけるといいと思うのと、逆にちょっと難しいと思うのですが、自由進度で体育をやっている学校の子どもたちは、自分のペースで行うことができたらという答えがどうなっているのかとか、好きだというところはどんな傾向になっているのかというのは、ちょっと興味があります。
 以上です。

 

北島スポーツ課長
 この調査の結果は、現場にも還元して、毎年、体力向上計画というものを学校ごとにつくっていただいています。各学校でも自分の学校はどういった特徴があるのかということも分析しながら、翌年度の取組につなげていただくように、我々も支援しているところでございます。ありがとうございます。

 

内堀教育長
 他にございますか。よろしいでしょうか。
 それでは、以上で教育長報告事項(3)を終了いたします。
 続いて、その他に入ります。
 その他(1)「学びの改革実践校の取組紹介」として、軽井沢町立軽井沢西部小学校及び須坂市立東中学校の取組を曽根原学びの改革支援課長から説明をお願いします。

 

曽根原学びの改革支援課長
(資料説明)

 

内堀教育長
 ただいまの説明につきまして、御質問、御意見がありましたら、発言をお願いします。
 中川委員、自由進度学習が出てきましたけれども、何かコメントはございますか。

 

中川委員
 長野県でいろいろと聞いてみると、自由進度学習に取り組んでいる学校がものすごく増えているという実感がありまして、偶然ですけれども、実践例を発表してくださる先生のプレゼンを聞いたりということが何度かありました。とても丁寧に皆さんやっていらっしゃるので、同じ長野県内でもより広がっていけばいいと願っているところです。
 質問ですけれども、個人的な興味ですが、今回1学年でやった技術科は、その前に2教科合同の小チームでとありましたが、技術の先生と他の教科の先生で自由進度のカリキュラムをつくったということですか。

 

曽根原学びの改革支援課長
 技術・家庭科と何かの教科です。何かというところまではないのですけれども、とにかく2教科がペアになって、自分たちの教科だけでない教科の先生も入れた目で、そうすると、教科の視点ではなくて生徒視点に立った意見がもらえるので、その意見を闘わせることで、より生徒に寄り添った授業展開、単元展開、カリキュラムの編成みたいなものができるのではないかという研究を進めているということです。

 

中川委員
 とても面白いです。中学校はやはり先生方が教科担任制になってしまって、その連携がとても難しいのが自由進度の中でもあると思うので、また新しい実践例をお聞きして勉強になりました。ありがとうございます。

 

内堀教育長
 他にございますか。酒井教育長職務代理者、どうぞ。

 

酒井教育長職務代理者
 学びの改革実践校の取組を毎回お聞きして、いい取組がそれぞれのところであると感じています。
 二つ感想になるのですけれども、一つ、自由進度学習、偶然ですが、東中学校の例だと思うのですけれども、伺う機会があって、ちょうど写真の下に「中にはクラウドを活用して友との意見交換を行う」とあります。それぞれのことをやっているので、逆にクラウドで自分のやっていることを共有することで、それぞれが、今、何をやっているのかということを把握したり、お互いに聞き合ったり、あるいは先生もそれを把握できるという、上手なICTの活用の仕方をしているのを聞かせていただきました。こういう組合せの実践例みたいなものを他の学校にも共有できればいいと思っています。
 また、先週、教育委員のある研究会で、ICTの分科会に出たのですけれども、やはりどの県もICTの実践事例をいかに共有するかというところ、広めるかというところには課題があるとおっしゃっていました。ですので、ICTだけではないのですけれども、自由進度学習、今まで出てきている様々な学びの改革の実践校ですけれども、いろいろな媒体を通して、ぜひ周知していただけると、先生方にもいいと思いました。
 以上です。

 

内堀教育長
 何かありますか。いいですか。

 

曽根原学びの改革支援課長
 ありがとうございます。

 

内堀教育長
 他にございますか。荒川委員、どうぞ。


荒川委員
 お願いします。
 両方の先生たちの自律と子どもたちの自立というキーワードそれぞれを見て、柔らかな雰囲気の中で、教員相互に考えを述べ合うことを大切にするであるとか、最後の子どもの感想のところで、分からない問題でも諦めず、過去に習ったことを使って解けるかなど考えながら、粘り強く取り組むことができた、こういったことが本当に大事なことだと考えるのと同時に、こういった体制をつくっていくことによって、教員の働き方であるとか、いろんな問題が解決する一つのヒントになるのではないかと強く感じました。
 以上です。

 

内堀教育長
 他にございますか。よろしいでしょうか。
 それでは、以上でその他(1)を終了いたします。
 それでは、以上で公開による審議を終了いたします。
 これから非公開の審議に入りたいと思いますので、恐れ入りますが、傍聴人の方は退室をお願いいたします。

お問い合わせ

教育委員会 

電話番号:026-235-7421

ファックス:026-235-7487

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?

  • 長野県公式観光サイト ゴーナガノ あなたらしい旅に、トリップアイデアを
  • しあわせ信州(信州ブランド推進室)