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更新日:2023年4月28日

第1101回長野県教育委員会定例会 会見要旨

1 日時

 令和5年(2023年) 3月23日(木)

 午後4時55分から午後5時20分まで

 

2 場所

 県庁本館8階 教育委員会室

 

3 会見要旨

【教職員による非違行為について】
 本日、教育委員会定例会において、6件の懲戒処分を決定した。わいせつ事案が2件、飲酒運転が2件、パワハラが1件、そして交通事故が1件である。さらに、3月18日には、長野県の教職員が覚醒剤取締法違反容疑で逮捕されるという事案が生じている。
 被害に遭われた方、その御家族、長野県の児童生徒、保護者、県民の皆様に心からお詫びを申し上げる。
 これまでも、非違行為の防止については様々な取組、様々な工夫行ってきた。その中で一定の成果はあり、非違行為の件数も減少傾向にあったが、今年は増加している。その原因を究明しない限り、ただ研修の回数の増加や研修の工夫だけでは、今後の非違行為を防ぐことはできないのではないかと考えている。その一つの方法として、コンプライアンスアドバイザーの藤岡先生にお願いをし、なぜこういうことが起きているのかという分析をお願いしているところ。
 また、教員の研修に用いる資料として、自分事として捉えていただくために過去の処分案件について提供してきたところであるが、その中身についても、どこまで提供できるか少し検討していく必要があるのではないかと思っているところ。
本日、直接、教育委員会教育長から教職員の皆さんに向け、緊急メッセージを発出する。
このメッセージは本日付で県内の各学校に通知し、ホームページでも掲載する。
児童生徒や保護者、県民の皆様からの教職員や学校への信頼がないと、教育という営みは成立し得ない。そのために、長野県の多くの教員は、日々、本当に身を粉にして頑張っている。学校の先生方一人一人の協力を得て、本当にどうしていくのかということをみんなで考えていきながら、再発防止に取り組んでいかなければならない。
そのための具体的な方策として何ができるのかということについて、まずは、こういった非違行為がなぜ起きているのかという分析をコンプライアンスアドバイザーの先生に依頼している。分析の結果を踏まえ、できるだけ早い段階で、どのような対策が取れるかということを内部で検証しながら、対策を打ち出していきたい。教職員の皆さんの理解と協力を得て、根絶に向けた取組をしてまいりたい。(内堀教育長)

 

【令和6年度教員採用選考について】
 スポーツの技能や実績のある人を対象とした選考で、特に必要な競技は21競技である。例えば、スケート、アイスホッケー、スキー、陸上競技、水泳など、指導者が不足している競技となっている。(加藤義務教育課長)


【令和4年度児童生徒の食に関する実態調査の結果について】
 中学生の起床時間について、6時前に比べ起床時間が遅くなっている。その一方、朝食をとる時間がないというの割合も増えている。朝遅く起きるために朝食の時間がないという関連性がある。この原因としては、生活リズムの乱れが一つの要因であると考えられる。起床時間と部活の朝練の関連性については、朝練がなくなったのが平成26、27年ぐらいであるため、明確な原因にはなっていないと分析する。
 また、長野県の地域の食材を知っていますかという問いに対し、小学生は半数以上が自分の住んでいる地域の食材を知らないという結果となっている。これは、回答方法を紙媒体からGoogleフォームへ変更したことよるものであることも一因である。(永岡保健厚生課長)

 

【第4次長野県教育振興基本計画、第3次長野県特別支援教育推進計画、第3次長野県スポーツ推進計画について】
 今年度、第4次長野県教育振興基本計画、第3次長野県特別支援教育推進計画、第3次長野県スポーツ推進計画について策定した。これらは、今後5か年の長野県の教育、特別支援教育、スポーツ、この大きな方向性と具体的な政策について定めたものであり、これからの教育の道しるべになっていく。周知を図り、計画に基づいた実践を確実に行ってまいりたい。三つの計画共に、かなりこれまでと違うものも打ち出している。三つとも、何のために学ぶのかということで、目指す姿に「個人と社会のウエルビーイングの実現」ということを掲げたことが大きい。
 何のために学ぶか、何のために生きるか、それを一つ明確に示したことと、それを実現するための方策として、探究というものを大事にしていく。それは、長野県中で大人も子ども関係なく、自分の「好き」や「楽しい」、「なぜ」をとことん追求することで、個人と社会のウエルビーイングが実現されていくと考える。
 生き生きと楽しく学ぶことが、学校の内外で、子どもだけでなく大人もできたらいい。そこが一番計画の中核にあるものと考えている。(内堀教育長)

 

【高校再編に係る再編実施基本計画について】
赤穂総合学科新校の基本計画について、本日の定例会でお認めいただいた。施設整備の関係では、著しい老朽化と社会や学びの変化に対応し、6年程度で改修等の実施を予定している。
赤穂高校は本校舎等昭和40年代の建物を使用しており、総合学科に転換を契機に、新たに改修していくと必要があるため、施設整備を基本計画で示しているところ。
 また、新校のビジョンとして、どういった学びしていくかという点では、単位制導入を前提とした上で、統合校の懇話会に準ずるようなメンバーを集めて、準備委員会でいろいろ御意見を頂戴しながら、学校主体となってカリキュラムの構築を行ってまいりたい。(宮澤高校再編推進室長)
 

お問い合わせ

教育委員会 

電話番号:026-235-7421

ファックス:026-235-7487

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