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更新日:2023年3月23日

第1101回長野県教育委員会定例会会議録

1 日時

 令和5年(2023年)3月23日(木曜日)

 午前11時00分から正午まで、午後1時30分から午後3時30分まで

 

2 場所

 県庁本館8階 教育委員会室(非公開)

 県庁本館3階 特別会議室(公開)

 

3 議題等

議題
 議第1号 職員の処分について  
 議第2号 長野県教育委員会事務局及び学校以外の教育機関の組織に関する規則の一部を改正する規則案について   
 議第3号 個人情報の保護に関する法律の一部改正に伴う教育委員会規則の改正について
 議第4号 教育委員会関係長野県情報公開条例施行規則の一部を改正する規則案について
 議第5号 懲戒処分等の指針の一部改正(案)について   
 議第6号 学校職員のへき地手当等に関する規則の一部を改正する規則案について
 議第7号 博物館法施行細則案について   
 議第8号 第4次長野県教育振興基本計画(案)について   
 議第9号 第3次長野県特別支援教育推進計画(案)について   
 議第10号 第3次長野県スポーツ推進計画(案)について 
 議第11号 令和6年度教員採用選考について 
 議第12号 高校再編に係る再編実施基本計画について 
 議第13号 令和5年度長野県教科用図書選定審議会委員の委嘱について 
 議第14号 令和5年度長野県教科用図書選定審議会への諮問について 
 議第15号 長野県立歴史館協議会委員の任命について

 

教育長報告事項
 (1) 令和5年2月県議会定例会の結果について 
 (2) 長野県の未来を担う子どもの支援に関する条例に基づく人権救済勧告について 
 (3) 私学・民間との連携協定について
 (4) 「不登校児童生徒の学びのサポートガイド はばたき vol.2」について 
 (5) 一人一台端末を活用した相談支援について 
 (6) 「GIGAワークブック信州」について
 (7) 令和4年度児童生徒の食に関する実態調査の結果について   
 

4 出席者

○教育長 内堀 繁利

○委員
 教育長職務代理者 酒井 英樹
 委員 矢島 宏美 
 委員 塚田 裕一
 委員 中川 綾
 委員 荒川 玲子
 

その他
 内堀教育長、尾島教育次長、今井教育次長、小野沢参事(高校教育改革推進担当)、松本教育政策課長、加藤参事兼義務教育課長、服部参事兼高校教育課長、宮澤参事兼高校再編推進室長、酒井特別支援教育課長、曽根原参事兼学びの改革支援課長、滝澤参事兼心の支援課長、久保文化財・生涯学習課長、永岡保健厚生課長、北島スポーツ課長
 

会議録

内堀教育長
 ただいまから第1101回「長野県教育委員会定例会」を再開いたします。
 それでは、議題に入ります。議第2号「長野県教育委員会事務局及び学校以外の教育機関の組織に関する規則の一部を改正する規則案について」、議第3号「個人情報の保護に関する法律の一部改正に伴う教育委員会規則の改正について」、議第4号「教育委員会関係長野県情報公開条例施行規則の一部を改正する規則案について」、議第5号「懲戒処分等の指針の一部改正(案)について」は、関連がありますので、一括して松本教育政策課長から説明をお願いします。

 

松本教育政策課長
(資料説明)

 

内堀教育長
 ただいまの説明につきまして、御意見、御質問がありましたら、発言をお願いいたします。よろしいでしょうか。
 それでは、まず、議第2号を原案どおり決定したいと思いますが、御異議ございませんか。

 

全委員
 異議なし。

 

内堀教育長
 御異議ございませんので、議第2号を原案どおり決定いたします。
 次に、議第3号を原案どおり決定したいと思いますが、御異議ございませんか。

 

全委員
 異議なし。

 

内堀教育長
 御異議ございませんので、議第3号を原案どおり決定します。
 次に、議第4号を原案どおり決定したいと思いますが、御異議ございませんか。

 

全委員
 異議なし。

 

内堀教育長
 御異議ございませんので、議第4号を原案どおり決定いたします。
 次に、議第5号を原案どおり決定したいと思いますが、御異議ございませんか。

 

全委員
 異議なし。

 

内堀教育長
 御異議ございませんので、議第5号を原案どおり決定いたします。
 次に、議第6号「学校職員のへき地手当等に関する規則の一部を改正する規則案について」、加藤義務教育課長から説明をお願いします。

 

加藤義務教育課長
(資料説明)

 

内堀教育長
 ただいまの説明につきまして、御意見、御質問がありましたら、発言をお願いいたします。よろしいでしょうか。
 それでは、議第6号を原案どおり決定したいと思いますが、御異議ございませんか。

 

全委員
 異議なし。

 

内堀教育長
 御異議ございませんので、議第6号を原案どおり決定いたします。
 次に、議第7号「博物館法施行細則案について」、久保文化財・生涯学習課長から説明をお願いします。

 

久保文化財・生涯学習課長
(資料説明)

 

内堀教育長
 ただいまの説明につきまして、御意見、御質問がありましたら、発言をお願いいたします。よろしいですか。
 それでは、議第7号を原案どおり決定したいと思いますが、御異議ございませんか。

 

全委員
 異議なし。

 

内堀教育長
 御異議ございませんので、議第7号を原案どおり決定いたします。
 次に、議第8号「第4次長野県教育振興基本計画(案)について」、松本教育政策課長から説明をお願いします。

 

松本教育政策課長
(資料説明)

 

内堀教育長
 ただいまの説明につきまして、御意見、御質問がありましたら、発言をお願いいたします。よろしいですか。
 それでは、議第8号を原案どおり決定したいと思いますが、御異議ございませんか。

 

全委員
 異議なし。

 

内堀教育長
 御異議ございませんので、議第8号を原案どおり決定します。
 次に、議第9号「第3次長野県特別支援教育推進計画(案)について」、酒井特別支援教育課長から説明をお願いします。

 

酒井特別支援教育課長
(資料説明)

 

内堀教育長
 ただいまの説明につきまして、御意見、御質問がありましたら、発言をお願いいたします。
 それでは、議第9号を原案どおり決定したいと思いますが、御異議ございませんか。

 

全委員
 異議なし。

 

内堀教育長
 御異議ございませんので、議第9号を原案どおり決定いたします。
 次に、議第10号「第3次長野県スポーツ推進計画(案)について」、北島スポーツ課長から説明をお願いします。

 

北島スポーツ課長
(資料説明)

 

内堀教育長
 ただいまの説明につきまして、御意見、御質問がありましたら、発言をお願いします。よろしいですか。
 荒川委員、どうぞ。

 

荒川委員
 お願いします。いろいろな方の御意見を組み込んでいただいて、ありがとうございました。
 今、世の中でも中学校の部活動の地域移行ということがかなり話題になっておりますけれども、それについて、地域の現場といたしましては、やはり期待していたような予算がなかなかどこからも頂けていないような現状があります。やはりソフト面で充実したものがないと、なかなか動きにくいというような実情があるということを踏まえて、これから人間関係をうまく構築しながら、地域の子どもたちに安心・安全なスポーツ環境を整えるということで、ぜひそこをこれからも重視していただければと思います。
 以上です。

 

内堀教育長
 いかがですか。

 

北島スポーツ課長
 ありがとうございます。部活動の地域移行につきましては、これから県としてもいろいろな課題等を整理したり、あるいは今やっております検証事業の成果の評価をしっかりして、今後の支援に結びつけていきたいと考えております。
 以上です。

 

内堀教育長
 他にございますか。よろしいですか。
 それでは、議第10号を原案どおり決定したいと思いますが、御異議ございませんか。

 

全委員
 異議なし。

 

内堀教育長
 御異議ございませんので、議第10号を原案どおり決定します。
 次に、議第11号「令和6年度教員採用選考について」、加藤義務教育課長から順次説明をお願いします。

 

加藤義務教育課長
(資料説明)

 

内堀教育長
 高校教育課長はしなくていいですか。今説明してもらったことでいいということですね。

 

服部高校教育課長
 はい。

 

内堀教育長
 ただいまの説明につきまして、御意見、御質問がありましたら、発言をお願いします。よろしいですか。
 それでは、議第11号を原案どおり決定したいと思いますが、御異議ございませんか。

 

全委員
 異議なし。

 

内堀教育長
 御異議ございませんので、議第11号を原案どおり決定いたします。
 次に、議第12号「高校再編に係る再編実施基本計画について」、宮澤高校再編推進室長から説明をお願いします。

 

宮澤高校再編推進室長
(資料説明)

 

内堀教育長
 ただいまの説明につきまして、御意見、御質問がありましたら、発言をお願いいたします。
 それでは、議第12号を原案どおり決定したいと思いますが、御異議ございませんか。

 

全委員
 異議なし。

 

内堀教育長
 御異議ございませんので、議第12号を原案どおり決定いたします。
 次に、議第13号「令和5年度長野県教科用図書選定審議会委員の委嘱について」、曽根原学びの改革支援課長から説明をお願いします。

 

曽根原学びの改革支援課長
(資料説明)

 

内堀教育長
 ただいまの説明につきまして、御意見、御質問がありましたら、発言をお願いいたします。よろしいですか。
 それでは、議第13号を原案どおり決定したいと思いますが、御異議ございませんか。

 

全委員
 異議なし。

 

内堀教育長
 御異議ございませんので、議第13号を原案どおり決定いたします。
 次に、議第14号「令和5年度長野県教科用図書選定審議会への諮問について」、曽根原学びの改革支援課長から説明をお願いします。

 

曽根原学びの改革支援課長
(資料説明)

 

内堀教育長
 ただいまの説明につきまして、御意見、御質問がありましたら、発言をお願いいたします。
 それでは、議第14号を原案どおり決定したいと思いますが、御異議ございませんか。

 

全委員
 異議なし。

 

内堀教育長
 御異議ございませんので、議第14号を原案どおり決定いたします。
 次に、議第15号「長野県立歴史館協議会委員の任命について」、久保文化財・生涯学習課長から説明をお願いします。

 

久保文化財・生涯学習課長
(資料説明)

 

内堀教育長
 ただいまの説明につきまして、御意見、御質問がありましたら、発言をお願いいたします。よろしいですか。
 それでは、議第15号を原案どおり決定したいと思いますが、御異議ございませんか。

 

全委員
 異議なし。

 

内堀教育長
 御異議ございませんので、議第15号を原案どおり決定いたします。
 続いて、教育長報告事項に入ります。
 教育長報告事項(1)「令和5年2月県議会定例会の結果について」、松本教育政策課長から説明をお願いします。

 

松本教育政策課長
(資料説明)

 

内堀教育長
 ただいまの説明につきまして、御質問、御意見がありましたら、発言をお願いします。よろしいですか。
 以上で教育長報告事項(1)を終了します。
 次に教育長報告事項(2)「長野県の未来を担う子どもの支援に関する条例に基づく人権救済勧告について」、加藤義務教育課長から説明をお願いします。

 

加藤義務教育課長
(資料説明)

 

内堀教育長
 それでは、ただいまの説明につきまして、御質問、御意見がありましたら、発言をお願いします。
 矢島委員、どうぞ。

 

矢島委員
 お願いします。勧告されたということ自体は、とても残念だと感じておりますが、これはとても意味のあるものではないかと思います。子どもの人権尊重ということで、子ども支援委員会があることによって再度見直しがされるということで、これはやはり勧告を真摯に受け止めて、長野県教育委員会としても、子どもの最善の利益を考えて、そして二度と起こることのないように、市町村教育委員会とも連携しながら取り組んでいただきたいと思います。
 以上です。

 

内堀教育長
 他はございますか。よろしいですか。
 それでは、以上で教育長報告事項(2)を終了します。
 次に教育長報告事項(3)「私学・民間との連携協定について」、曽根原学びの改革支援課長から説明をお願いします。

 

曽根原学びの改革支援課長
(資料説明)

 

内堀教育長
 それでは、ただいまの説明につきまして、御質問、御意見がありましたら、発言をお願いします。
 荒川委員、どうぞ。

 

荒川委員
 お願いします。風越学園との連携内容として、「これまでも県教育委員会の教員を研修派遣しており」とありますけれども、どのような教員を派遣して、また、その後どのようなメリットや成果があったか。また、どのような実践が今後期待できるかということを教えてください。

 

曽根原学びの改革支援課長
 これまでの研修派遣については、軽井沢町との関係の中で、義務教育課が詳しいので答えていただいていいですか。

 

加藤義務教育課長
 お願いします。軽井沢町に在職している教員の中から、2年間を一つのスパンとして1名ずつで、かぶって2名ずつというか、2年間に1人ずつかぶるのですが、そういう形で派遣しています。その後、地元の学校に戻っていただいて、そのノウハウや学んだことを広めていただくような研修を行っております。

 

曽根原学びの改革支援課長
 これまでは軽井沢町で中心にやられていたものを、今度は県教育委員会と連携協定を結びましたので、全県的に取り組んでいこうということです。派遣の教員も軽井沢町に限らず全県で選定させていただきました。

 

内堀教育長
 よろしいですか。

 

荒川委員
 ありがとうございます。

 

内堀教育長
 他はございますか。よろしいでしょうか。
 それでは、以上で教育長報告事項(3)を終了します。
 次に教育長報告事項(4)「『不登校児童生徒の学びのサポートガイド はばたき vol.2』について」、教育長報告事項(5)「1人1台端末を活用した相談支援について」、教育長報告事項(6)「『GIGAワークブック信州』について」を一括して、滝澤心の支援課長から説明をお願いします。

 

滝澤心の支援課長
(資料説明)

 

内堀教育長
 教育長報告事項(6)「GIGAワークブック信州」についての補足を、曽根原学びの改革支援課長から順次お願いいたします。

 

曽根原学びの改革支援課長
 先ほど話がありましたが本課も一部協力させていただきました。本課にはICT教育推進センターがございますので、「GIGAワークブック信州」の学校への普及・活用について連携して取り組んでまいりたいと思います。

 

久保文化財・生涯学習課長
 文化財・生涯学習課です。
 御承知のとおり、昨年の8月から県と市町村との共同電子図書館「デジとしょ信州」が稼働しておりまして、当然、児童生徒向けのコンテンツもあります。現在、大体2万1,000冊分のコンテンツがありまして、来年度には充実していって3万冊分ぐらいのコンテンツになります。そういった良質なコンテンツを1人1台端末を通じて児童生徒に供給していきたいと考えております。

 

内堀教育長
 それでは、ただいまの説明につきまして、御質問、御意見がありましたら、発言をお願いします。
 中川委員、どうぞ。

 

中川委員
 ありがとうございました。「はばたき」(Vol.2)ですが、1のときもそうだったのですがとてもいい内容で、本当に当事者や関係者の方々が気になっていることや心配していることがテーマとして取り上げられていて、とても丁寧な冊子だと思っています。
 こういうことが細かく継続されていくといいなと思うことと、先ほどおっしゃっていたように、Vol.1とVol.2を使って当事者の方々にちゃんと届いていく、配付されるという意味ではなくて、届いていくということがきちんと起きるといいなと思っています。
 前も言ったかもしれないのですが、当事者のお子さんもそうなのですが、先生方、保護者の方々が本当にこれを手にして理解を深めていくということにつながればいいと思っているので、Vol.3の予定があるのかはちょっと分かりませんが、とにかくこれはとてもいい取組だと思っています。
 先ほど言うタイミングがなかったのですが、Vol.2で終わるかもしれませんが、この「はばたき」のようなものを継続していることも含めて、今回の教育振興基本計画とか特別支援教育推進計画とかスポーツ推進計画とか、これから長く続くものの計画を、ここまで時間をかけて丁寧に皆さんがつくってこられたことに感謝と敬意を表したいなと思っています。
 これはやればやるほど課題がすごく見えてくるということを、ちょっとだけ関わらせていただいたのですごく感じているところです。この課題を、丁寧に数年かけてちょっとずつでも前に進められるように、みんなで力を合わせていければいいなと思っています。ここで挟み込んですみません。でも、ありがとうございました。頑張っていきましょうという感じです。
 もう一個、すみません。Googleフォームでの相談の話があったと思うのですが、これは見落とす可能性がすごく大きいやり方だと思っています。これはすごくいいのですが、学校の誰が受け取るかという担当者が多分できると思うのですが、その方だけでもいいし、それは学校によるのかもしれないのですが、フォームに登録されたらメールが届くように設定ができると思うので、フォームを確認するようにというよりは、フォームに登録があったという連絡がちゃんとメールで届くようなところまでの仕組みにしたほうがいいかなと思っています。
 そういう設置をする学校へのサポートができるのか。または、今考えていらっしゃるのかということをお聞きしたいと思いました。

 

滝澤心の支援課長
 ありがとうございます。
 この不登校支援についての周知がまだまだだという声も伺っているところですので、御指摘のとおり学校の先生方にも広く理解が届くようにしていきたいと思っています。
 Vol.3については、Vol.3になるか号外になるか分からないですが、来年度も事業は継続させていただきますので、何か出せればと考えているところです。
 相談フォームにつきましては、今のところは基本的なシステムの部分を紹介しているところですが、よりよい活用ができるように学校とも連絡を取りながら、何かあったらいつでも心の支援課に御相談くださいとしておりますので、とにかくできたものがしっかり生きていくように、見逃すことがないようにしていきたいと考えております。

 

中川委員
 ありがとうございました。受け手が学校だと出しづらいという子もいたりするのかなとちょっと思っていて、それは他の組織を御案内するということなのかなとは思いつつ、学校と連携しているスクールカウンセラーの方に届くとか、何かそういうことも含めて、もうちょっと運用が広くなるといいのかなと思います。
 この図だと学校が全部受け取るという感じに見えてしまうかなと思うので、そこだけ少し補足説明みたいなものがあるとうれしいなと思いました。
 以上です。

 

滝澤心の支援課長
 ありがとうございます。まずは学校で受け止めて、一番近くにいる先生方で支援が可能な部分はすぐに支援に入れればという思いから、この絵を作った部分があります。
 中川委員がおっしゃるところはもちろんだと思いますので、相談したい子どもたちが相談しやすいように、あるいはいろいろなパターンも考えながら、今後も検討してまいりたいと思います。

 

中川委員
 ありがとうございます。

 

内堀教育長
 よろしいですか。
 酒井職務代理者。

 

酒井教育長職務代理者
 お願いします。説明ありがとうございました。
 まず、今の1人1台端末を活用した相談支援ですけれども、1人1台持っているということで、そういうツールを生かした相談のルートがつくられるということはとてもいいことだなと思います。ぜひ活用していただきたいと思いました。
 今、中川委員が言われたとおり、送られた相談の依頼を見逃さない、あるいはタイミングもやはり大事だと思うので、そこを何とかしていくということはとても重要だなと思いました。
 今後、これを運用していく段階ですけれども、実際の運用上、各学校でまた工夫されることだと思います。その運用の好事例等を共有したり、他の学校に周知できるといいのかなと思いました。
 教育委員の連絡会であるとか、そういうところの話題で、実際、義務教育で、朝の健康観察と合わせて端末による回答でこういう相談を受け付けるとか、いじめの悩みがないかを受け付けるということで、日々、継続的にやることで児童生徒もこういうところに発信しやすく、また、先生も毎日確認をして、回答上、困った子がいないかどうかを発見しやすくするという取組も伺ったことがあります。
 また、それぞれの学校で工夫されると思うので、そういう良い取組は共有できるといいと思いました。また、関連して、県だけではなくて市町村への情報提供も併せてできるといいのかなと思いました。
 それから、GIGAワークブックですけれども、これは義務教育の段階で実際に使おうと思うと、各教科等と関連づけていくということが有効に使うために重要になってくるかなと思いました。
 ここの資料を見ると、単純に、発表における分かりやすいデザインであるとか、あるいは学習で使う写真を撮る際の留意事項、そういう資料があるわけですけれども、例えば、理科においては、ここのセクションとここのセクションを活用しながら学習活動を進めるであるとか、あるいは英語であるとすれば、こういう発表活動の際にはこのページを参考にしながら、プレゼンを使いながら発表しましょうというように、いろいろな教科で触れられるところについては具体的に例などがあったりすると、より活用しやすくなるのかなと思いました。
 教科と離れて外出して研修をしましょうというと、なかなか時間を取ることも難しいかもしれません。その意味では、探究の活動であるとか、いろいろなところで使えると思うのですが、また中身を精査して、どこをどういうふうに扱っていくかというところも研究されていくと、実際に活用しやすくなるのではないかと思いました。
 以上です。

 

内堀教育長
 何かコメントがあれば。

 

滝澤心の支援課長
 ありがとうございます。委員に御助言いただいたところは、来年度各学校に、利用したところに事例を聞こうと思っていたところですので、好事例を集めて、より周知が広がるようにしたいと思っております。
 端末の管理は市町村が行っていますので、もちろん義務の市町村についてもシステムについては提供をして、参考になればと思っております。
 GIGAワークブックの教科との融合につきましては、学びの改革支援課と連携して進めていきたいと思います。
 ありがとうございます。

 

酒井教育長職務代理者
 よろしくお願いします。

 

内堀教育長
 他にございますか。
 矢島委員。

 

矢島委員
 私も、1人1台ダブレットの相談フォームのことについて意見を言いたいと思います。相談したいときに相談できるということは本当にすばらしいと思いました。このような子どもの今の現状に沿った選択肢の一つとして、これができたのはすごく大きいことだと感じています。
 お二人が言われたとおり、私も懸念しているのは、日常的にフォームを確認ということですけれども、これは必ず複数チェックで、必ずすぐに返答できるような、受け取りましたということがちゃんと分かるようなシステムにしていただきたいと思います。
 複数で確認することがとても大切で、例えば確認する人に対しての困ったことがもしあったとしたら、それでもみ消されないようにするために、必ず複数でチェックして対応できるような形、そして、ここで相談が寄せられた際は、適切な支援を組織にて迅速に行うことが重要となりますと書かれていますけれども、具体的に組織的な対応はどういうことなのかということも併せて、こういう対応の例というような形で提案していただければ学校もイメージしやすいのかなと思います。
 そして、これは今は学校内だけの相談のアプリになっていると思うのですけれども、今後は学校のみならず、他の相談先、例えば県の教育委員会とか、何かそういうところもアプリみたいな形で入ればいいのかなと考えています。
 以上です。

 

滝澤心の支援課長
 ありがとうございます。各学校の実情に合わせてやっていただければという思いだったので、担当者については指定をしておりませんが、イメージとすれば、特別支援コーディネーターの方、あるいは教育相談担当の方、教頭先生、生徒指導関係の方が考えられるかなと思っています。御助言のとおり、複数で確認をするというようなことで見逃さないという形をつくっていければと思っております。
 それと、この通知に合わせて相談窓口の一覧も学校に送っております。それも生徒に周知して、学校内のことと学校外のこと、どちらも子どもたちに伝えていっているところでございます。
 また、組織的なものにつきましては今後提案していきたいと思います。ありがとうございます。

 

内堀教育長
 よろしいですか。
 他はございますか。
 それでは、以上で教育長報告事項(4)(5)(6)を終了します。
 次に教育長報告事項(7)「令和4年度児童生徒の食に関する実態調査の結果について」、永岡保健厚生課長から説明をお願いします。

 

永岡保健厚生課長
(資料説明)

 

内堀教育長
 ただいまの説明につきまして、御質問、御意見がありましたら、発言をお願いします。
 塚田委員、どうぞ。

 

塚田委員
 私は、意見ということではないのですが、いわゆる授業料に係る給食費の割合が高いので、今の時代ですから、給食は本来は国が持って、なるべく家庭の負担が少ないほうがいいと思うんです。
 フードロスの問題については、今、捨てる量は少なくなってきていますか。ここに一文で、フードロス、食品のロスに対する感覚は生徒に醸成できていると書いてあるのですが、現実には、正直、食品のメーカーで生産している中でもロスになってしまうものを、子ども食堂とかではありますけれども、どこかで使いたい。これはもう将来的な話ですが、この給食関係者との協力の中で少なくしていくということは考えられますか。
 今ここでの質問というよりは、そういうことを関連づけて考えていくことはできるかということだけお聞きしたいのですが。

 

内堀教育長
 いかがでしょう。

 

永岡保健厚生課長
 ありがとうございます。まず、無償化につきましては、議会の中でも議論をいただいております。シミュレーションをしてみますと、小中学校全部を無償化すると相当な金額がかかってしまうということで直ちには難しいのですが、委員からお話がありましたとおり、国に、全国の教育委員会の協議会を通じて、県教委としても、そういったことを抜本的に考えてほしいという御意見を上げているところです。
 フードロスにつきましては、食育でも取り組んでおりますので、今後も減らしていけるように、委員御指摘の内容も入れながら取り組んでまいりたいと思います。
 よろしくお願いいたします。

 

塚田委員
 具体的に何か動きがあるようであれば、長野県内の食品のメーカーも自分たちの製造ロスがかなり出てしまうので、給食関係者で、別に悪いものを食べさせろということではなくて、そういうこともちょっと関連づけて考えていったらどうかなという意見でございます。
 以上です。

 

内堀教育長
 ありがとうございます。
 他にございますか。
 矢島委員、どうぞ。

 

矢島委員
 ありがとうございました。
 私は、5ページのところでとても気になることがありまして、朝食を食べないところの欠食理由です。「用意・食べるものはなかった」というのは、その下の「いつも食べない習慣だから」は子どもが自分で選んでというか、例えば「おなかがすいていなかった」とか、そういうことだといろいろな対策が立てられるのですが、子どもに対してこうこうしたらいいよとかいろいろな形でアプローチできるのですが、「用意・食べるものがなかった」というのは、子どもがどうすることもできないという中で、どのような対策が考えられるのでしょうか。

 

永岡保健厚生課長
 ありがとうございます。委員からは9月の定例会のときも、同じような指標の説明の中で、多様な関係団体などと連携して取り組んでいただきたいというような御意見もいただいております。
 私のほうでも、信州こどもカフェの支援事業を実施しているこども若者局とも連携して取り組んでいるところです。箕輪町では、子ども食堂の実行委員会のメンバーの方が、これは高校生が対象ですけれども、おにぎりを配布する活動などをしているそうです。これは、実は県が社会福祉協議会を通じて支援している事業ですけれども、そういった例もあります。
 今後もこども若者局と連携して、朝食の対応ということで非常にハードルが高いのですが、どんなことができるかということを一緒に考えながら取り組んでまいりたいと思います。
 以上です。

 

矢島委員
 ありがとうございます。

 

内堀教育長
 他はございますか。荒川委員。

 

荒川委員
 食に関する調査ということで、一つ観点として、誰と食べるとか、いつ食べるということもあると思うのですけれども、我々は小さいときから教室で食べるのが当たり前という文化で育ってきてはいるのですけれども、諸外国では、教室で食べることはあまりないのかなという気がします。
 これから学校で空き教室があったり、新校も造っていく中で、いろいろな人と食べるという観点で、ランチルームなども一つ考えていく必要もあるんじゃないかと感じています。
 以上です。

 

永岡保健厚生課長
 ありがとうございます。また参考にさせていただきたいと思います。

 

内堀教育長
 他は。
 酒井職務代理者。

 

酒井教育長職務代理者
 質問が一つとコメントが一つです。学校給食についての調査があるのですけれども、ちょっと知識不足なのでお伺いするわけですけれども、県内の小中は全校が学校給食を実施しているという把握でよろしいでしょうか。

 

永岡保健厚生課長
 はい。

 

酒井教育長職務代理者
 ありがとうございます。他県の教育委員との話の中で、やっぱりこういう学校給食、食を充実するということは教育を充実することにつながるということで、重要な問題と考えているという御意見も伺ったことがあります。
 その意味では、全校で学校給食を実施している、それで食の確保をしているというところはまずあるかと思いますので、今度はその次のステップをいろいろと考えて、問題を解決できるようになればいいのかなと思いました。
 もう一つは、3ページですか。朝食を食べないということで、例えば中学生だと毎日食べていないと考えたときに12~13%いるわけです。パーセントではやはりちょっと小さく見えてしまうのですが、1万5,000人中と考えたときに10%近くとなると、やはり1,500人ぐらいは毎日食べているわけではないという子がいる。そういうふうに人数で捉えると、まだまだ課題はあるのかなと思います。その理由は、先ほど矢島委員が言われたような問題もあるかと思いますので、丁寧に学校と協力しながら問題を解いていったほうがいいかなと思いました。
 以上です。

 

永岡保健厚生課長
 ありがとうございます。先ほどの補足ですけれども、完全給食の実施率は99.6%で、実は県立の附属中学2校はミルク給食ということで、給食として出しているのは牛乳で、あとはお弁当を持ってきていただいています。
 それから、先ほどもお話しさせていただきましたけれども、個別の相談も含めて、学校全体で食べられない理由の相談に乗っていくとか、そういったことに取り組んでまいりたいと思います。
 以上です。

 

内堀教育長
 他はよろしいでしょうか。
 それでは、以上で教育長報告事項(7)を終了いたします。
 その他、何かございますでしょうか。よろしいですか。
 それでは以上をもちまして「第1101回長野県教育委員会定例会」を閉会します。お疲れさまでした。
 

お問い合わせ

教育委員会 

電話番号:026-235-7421

ファックス:026-235-7487

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