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更新日:2019年7月30日

知事会見(令和元年(2019年)7月26日(金曜日)11時06分~11時31分 会場:県庁)

項目

阿部知事からの説明

  1. 長野県手づくり打ち上げ花火(長野県伝統的工芸品)の展示について
  2. FDAによる「松本ー神戸線」開設の方針決定について
  3. 阿部知事の海外渡航について

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取材者からの質問

  1. FDAの「松本ー神戸線」の利用促進について
  2. 米軍の低空飛行に対する県の対応について
  3. 豚コレラへの対策の方針について

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本文

阿部知事からの説明

 1 長野県手づくり打ち上げ花火(長野県伝統的工芸品)の展示について

長野県知事 阿部守一
 
私から今日は大きく3点お話したいと思いますが、まず1点目ですが、本県の伝統的工芸品のご紹介です。本日、ご紹介しますのは、手づくり打ち上げ花火です。今年の3月に、長野県の伝統的工芸品に長野県手づくり打ち上げ花火を指定しました。その模型を当面、知事室の前に展示していきたいと思っています。県内各地、これから大小さまざまな花火大会が開催され、本格的な花火シーズンを迎えることになります。長野県の無形民俗文化財の清内路(せいないじ)の手づくり花火、あるいは諏訪湖祭湖上花火大会、全国新作花火競技大会、また、冬の長野えびす講煙火大会など、多種多様な花火大会が本県にあります。こうした本県の花火は非常に歴史も古く、江戸時代の神社の祭事に合わせた奉納花火の製造開始からはじまって、県内各地に広まっています。また、昭和初期には煙火玉に芯を二重に玉込めした八重芯菊(やえしんぎく)花火が県内の職人により国内ではじめて開発され、長野県独自の花火として、全国的に有名になったところです。さらに、平成10年の長野県冬季オリンピック競技大会の閉会式においては、長野県花火組合の皆さまにより、花火の打ち上げが行われたところであり、多くの皆さまの記憶に残っているのではないかと思っています。
 現在、事業者数は16者、組合に加入されているのは14者ということで、全国の中でも、事業者の数が最も多い県です。また、諏訪湖祭湖上花火大会の打ち上げ数は、4万発ということで、これは全国で最も打ち上げ数が多い大会となっています。そういう意味で花火は長野県の伝統産業であると同時に、今日においても、地域の振興活性化あるいは観光の振興に大変大きくご貢献いただいているところです。県としても、今回、長野県の伝統的工芸品としての指定を契機として、さらに花火産業が振興されるように、そして、長野県の花火を活用した地域振興や観光振興が一層進むように取り組んでいきたいと思っています。今日は、花火組合の篠原茂男組合長にお越しいただいていますので、お話をいただいて、皆さまの質問をお受けしたいと思いますので、よろしくお願いします。

長野県花火組合 組合長 篠原茂男 氏
 長野県の花火組合の組合長を務めさせてもらっています、須坂の篠原花火店です。今、知事から言われたように、長野県の花火は非常に伝統もあり、それから技術もあり、それから量もあり、そういったことを兼ね備えた日本の中でも唯一の県です。100年前に八重芯菊花火は全体的にみて三重に見える花火、これは中の芯が二つ入っているので三重に見えるのですけれども、これが八重芯菊型花火、伝統花火の粋です。これは100年前の当時では革命です。それが今の時代になると、中にもう一つ、もう二つというように芯が入って多重芯という難しい花火もできていますけれども、長野県が最初につくっているのが事実です。3月22日に長野県のものづくり振興課、それから知事をはじめ、多くの皆さまのご支持をいただいて、伝統花火を伝統工芸品に指定していただきました。私たちは花火職人として誇りを持って花火をつくり続け、また、それを次の代にその精神や技術が繋がっていくように努力していきたいと思います。これからも花火をお願いします。

長野県知事 阿部守一
 先ほど申し上げましたけれども、われわれは伝統的工芸品、花火産業自体の振興にしっかり取り組んでいきたいと思いますし、これからインバウンドのお客さまもどんどん増やさなければいけない中で、ぜひ花火職人の皆さんの力をフルに発揮していただいて、多くの皆さまを花火で魅了する県にしていきたいと思いますのでよろしくお願いします。

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 2 FDAによる「松本ー神戸線」開設の方針決定について

長野県知事 阿部守一
 
2点目ですけれども、FDAによる「松本ー神戸線」開設の方針決定についてのお知らせです。本日は、信州まつもと空港ジェット化開港25周年の記念日ということで大変意義深い日です。こうした中で、皆さまに発表しますけれども、このたびFDAから、10月27日からの冬ダイヤから信州まつもと空港と神戸空港を結ぶ新たな路線を開設する方針を決定したという報告をいただきました。関西方面への通年での路線開設は、平成22年に大阪伊丹線の通年運航が休止になって以来の私どもの悲願です。FDAに対しても関西地域への乗り入れを強くお願いしてきたところであり、このたびの方針決定については鈴木会長をはじめ関係者の皆さまには心から感謝を申し上げたいと思っています。
 神戸は多くの観光スポットがある港町でもありますし、また関西の玄関口の一つでもあります。そういう意味で、「松本ー神戸線」は観光とビジネスの両面で多くの皆さまにご利用いただくことができるのではないかと思っています。県としては、今回の路線開設が信州まつもと空港のさらなる発展に繋がるように地元の市町村、経済界の皆さまをはじめ、関係の皆さまと力を合わせて利用促進に取り組んでいきたいと思っています。ぜひメディアの皆さまにもこの路線開設について、多くの皆さまにお伝えいただき、多くの皆さんにご利用いただけるようにご協力いただければありがたいと思います。

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 3 阿部知事の海外渡航について

長野県知事 阿部守一
 
それから大きな3点目ですが、私の海外渡航についてです。8月に2回、中国とそれからベトナム、タイを訪問させていただくというお知らせです。まず中国です。3日から6日にかけて訪問する予定になっていますが、ご承知の通り、本県に最近中国政府の要人が多数ご来県いただいています。河北省との長い間の友好交流、そして日中友好協会の皆さまの長い間の取り組みの上に立って、2022年に北京の冬季オリンピックが開催されるということを受けて、中国と本県との往来がかつてにないほど活発になってきています。こうした機会をとらえて、今度は私の方から、中国の要人の皆さまと会談し、友好関係を一層強化すると同時に、当面の課題としての農産物の輸出解禁あるいは促進であったり、あるいはインバウンド客の増加、こうしたものに繋げていきたいと思っています。今回の訪中団には日中友好協会の高波会長にもご参加いただきますし、またインバウンド観光の推進という観点から、山ノ内町、白馬村、小谷村の町村長の皆さまをはじめ、長野県スキー連盟あるいは信州大学等にもご同行いただく予定になっています。
 まだ日程調整中のところもありますけれども、私としては、まず、今年離任をされました、非常に長い間、日中間の懸け橋としてご尽力いただいた程永華(ていえいか)前駐日大使と懇談したいと思っています。長野県の中国との交流にも大変なご指導、ご協力いただいたわけですので、感謝の意をお伝えするとともに、これからの関係性についてアドバイスをいただきたいと思っています。また、中日友好協会、あるいは河北省人民政府、そして国家体育総局、北京市の人民政府、さらには中国海関総署、こうしたところを訪問し、青少年スポーツの振興であったり、スポーツを通じた友好交流であったり、農産物の輸入解禁であったり、あるいは東京オリンピックの事前合宿の誘致であったり、こうしたことについて話をしていきたいと思っています。また、スキープロモーションも行うと同時に、中国のイオンも視察して、中国側に長野県をアピールすると同時に、物産の販路開拓に努めてまいりたいと考えています。
 それから、もう一つベトナム、タイですが、こちらについては8月の13日から18日にかけて、ベトナムのホーチミン、ハノイとタイを訪問していきたいと思っています。訪問の目的は大きく2点です。1つは人材確保です。ご承知の通り、県内で働く外国人労働者の中でベトナム人は中国に次いで多くいらっしゃいます。また近年の伸び率は中国をはじめとする他国を上回ってベトナムの伸び率が、例えば対前年の伸び率でいいますと、29年、30年の伸び率ですけれども、約4割増ということでベトナムからの外国人労働者の増加が突出して増えているところです。また、ご承知の通り観光分野においては、今年度、観光事業者を対象とした海外の現地採用面接会をベトナムで開催する予定にしているところでありまして、こうしたことからベトナム政府との協力関係をこの人材の観点で強化したいと思っています。そうしたことから詳細の日程を調整中ですけれども、ベトナム政府の労働・傷病兵・社会問題省との間で人材についての覚書の締結を予定しているところです。ベトナムからの人材確保をしっかり行って、ベトナム政府の協力もしっかりいただけるような環境をつくってくるというのが1点目です。
 それから2点目ですけれども、長野県営業本部を設置したわけですので、県産の物産農産物加工食品の輸出促進を図っていきたいと考えています。昨年の日本からの農林水産物食品の輸出額においてはベトナムが6位、タイが7位という状況です。またタイにおいては日本食レストランが2,000店舗以上あるということで近年、味噌等を中心として、タイへの輸出は拡大している状況です。またご承知の通りマルコメ社がバンコクに直営ショップを設置しているところです。こうしたことから私どもとしてはまずマルコメ社と連携して、直営ショップで長野県産品のPR イベントを開催していきたいと思っています。そこにおいては輸出拡大が見込まれますシャインマスカットの認知度を高めるために試食提供を行うとともに発酵長寿県宣言をしていますので、味噌、あるいは凍り豆腐など、こうした営業本部の重点品目についても試食提供を行っていきたい、アピールしていきたいと思っています。また現地の輸入業者、通販会社等のバイヤーを訪問させていただいて、長野県産品の新たな販路の構築を進めていきたいと考えています。他方でベトナム市場につきましてはまだ率直に申し上げて本県産品の輸出は十分な状況ではないと思っています。そうした観点で今回はイオンベトナムを訪問させていただいて、県産品の取り扱い拡大に向け、意見交換を行わせていただくと同時にベトナムに対する長野県産品の輸出拡大の糸口を探っていきたいと思っています。中国そしてベトナム、タイは本県において非常に重要な国々ですので成果を上げられるようにしっかり取り組んでいきたいと思っています。私からは以上です。よろしくお願いします。

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取材者からの質問

 1 FDAの「松本ー神戸線」の利用促進について

市民タイムス 赤羽洋輔 氏
 FDAの神戸線の関係でジェット化25周年の節目によいニュースが飛び込んできたと思うのですけれど、冬ダイヤからスタートということで冬場の利用促進というのは結構難しいところがあるかと思うのですけれども、知事として、具体的にこういう切り口で利用促進に取り組めたらというお考えがあれば教えてください。

長野県知事 阿部守一
 少し申し上げましたけれども、私どもとしては、関西方面への路線、新規路線の開設は非常に重要だと思っていました。というのは一つは、長野県としては観光面でのご利用を期待しているわけですけれども、それと同時に、やはり安定的に運航していく上ではビジネス利用というものが不可欠です。夏場限定とか冬場限定であれば、観光中心でも十分な利用を見込めるわけですけれども、通年ということになれば、このビジネスユースと観光との両面をしっかりアピールしていくということが重要だと思っています。そういう意味では、関西側の経済界の皆さんにも働きかけないといけないと思いますし、本県の経済界の皆さんにもしっかりアピールして、ビジネス面でも活用していただけるように特に働きかけていきたいと思っています。もちろん観光宣伝もしっかり行います。

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 2 米軍の低空飛行に対する県の対応について

信濃毎日新聞 熊谷直彦 氏
 先日富山市で開かれた全国知事会で出席された各知事から米軍の低空飛行を問題視して、日米地位協定の見直しを求める発言が相次ぎました。知事も同様な発言をされたかと思うのですけれども、改めて県が取りうる対応についてどのように認識されているのかということを教えてください。

長野県知事 阿部守一
 沖縄県知事から日米地位協定についての問題提起というか、他の国々では駐留している外国軍との関係がどうなっているのかというご報告がありまして、研究結果の報告ですが、それに関連して私も発言しましたけれども、本県においても、米軍機の低空飛行に対する懸念の声というものが出ている現状です。これは日米安保条約を基本とする日米関係の中で、ある意味、日米地位協定のあり方というのは、極めて重要な課題だと思いますけれども、なかなか柔軟な見直しが行われていないという状況があります。これは日本側の立場とアメリカ側の立場と、このアメリカ軍が日本に駐留していることと、相対で我が国の防衛をしていただくということになっているわけですので、大きな見地から考えなければいけない課題もあるわけです。しかしながら、私は住民の立場に立って知事会としても考える必要があるのではないかということで発言させてもらいましたけれども、やはり米軍機の低空飛行であったり、訓練であったり、そうしたことに対して、安全性を懸念するような声とかがあるということを都道府県もしっかり受け止めて対応していかなければいけない。そういう意味で知事会としても、日米地位協定の見直し検討についてはそのように求めているわけですけれども、引き続き知事会の中でさらに検討していく必要があると思っています。

信濃毎日新聞 熊谷直彦 氏
 以前の知事会見の中で、この問題に関しては米軍に直接問い合わせることはないというような発言がありましたが、信濃毎日新聞の取材に対して、在日米軍が書面で回答するといったレスポンスも起きています。こうした直接的な行動を取らないということについてのお考えは変わっていないのかということと、同様の懸念を抱えていらっしゃる全国の都道府県と共同して直接的に在日米軍などに意見を申し述べるとか、そういったようなことはお考えなのかということをお聞きしたいのですが。

長野県知事 阿部守一
 私は米軍に直接やり取りをしないというのは言ったことはないと思うのですけれど、必要があればそういう対応も考えますが、例えば、米軍基地所在県と違って、通常のルートというか窓口がないので、そういう意味で今は防衛局を通じてやり取りをしています。防衛局も、真摯に対応していただけている状況だと思っていますので、そういう意味では現段階では防衛局経由で行っていますけれども、例えば重大な事案が発生するような場合には、当然直接われわれが在日米軍の皆さんに、われわれとしての問題意識を伝えるというようなことは考えています。それを排除しているつもりは全くありません。知事会全体として、一定程度問題意識は共有されていますので、先ほど申し上げたように知事会の中で研究、検討していかなければいけないと思いますけれども、本県においても、例えば低空飛行が繰り返されるようなことがあれば、われわれとしてはいろいろな方策を考えていく必要があると思いますし、その中で、他県と連携して取り組むということも考えなければいけないと思います。

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 3 豚コレラへの対策の方針について

長野放送(NBS) 中村明子 氏
 豚コレラの対策についてなのですが、先日、対策本部会議でもできることは全てやるという方針が述べられています。昨日、国に対して要請も行っていますけれども、そういった報告を踏まえて改めて新たな方針などがあれば教えてください。

長野県知事 阿部守一
 改めてということですけれども、私として1つは、取りうる対応はしっかり全力でとっていきたいと思っています。何より養豚農家の皆さまの不安というのは大変なものがあるわけです。そういう意味でわれわれとしては養豚農家の皆さまの声にしっかり耳を傾けて、そうした中で県として取りうる対策は全てとっていくという姿勢で取り組んでいきたいと思っています。また県境をまたいでの事案になっていますので、国により強いリーダーシップをとってもらうことを期待していますし、国に対してはそういう趣旨をこれから申し上げていかなければいけないだろうと思いますが、まずは県としてできる限りのことをしっかりやっていきたいと思っています。

長野放送(NBS) 中村明子 氏
 昨日の要請に関しての報告でどんなことを知事は聞いていらっしゃいますでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 昨日の要請についての報告については、国としても、豚コレラについてはもちろん重大な関心を持って取り組んでもらっているところです。多くのことについてはわれわれと問題意識を共有していると思います。要請は国においてはちゃんと受け止めてもらえていると思いますけれども、私としては国においても現場の声をしっかり聞いて、現場感覚を共有して取り組んでもらいたいと思います。そういう意味でわれわれからもいろいろな情報を国に提供しながら、国においても、われわれの声をしっかり聞いてもらえるように、引き続き取り組んでいきたいと思います。
 どうもありがとうございました。

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