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更新日:2020年3月9日

知事会見(令和2年(2020年)2月28日(金曜日)16時12分~16時41分 会場:県庁)

項目

阿部知事からの説明

  1. 新型コロナウイルス感染症対策のための学校における一斉臨時休業について

取材者からの質問

  1. 新型コロナウイルス感染症への対応について 

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本文

阿部知事からの説明

 1 新型コロナウイルス感染症対策のための学校における一斉臨時休業について

長野県知事 阿部守一
 
昨日、内閣総理大臣から全国の学校の一斉臨時休業を要請するというご発言があり、また本日付けで、文部科学省の事務次官名で「新型コロナウイルス感染症対策のための小学校、中学校、高等学校及び特別支援学校等における一斉臨時休業について」という通知が出されています。これに対して教育委員会とも相談して、長野県としての対応を一緒に方向付けしました。具体的な対応は教育委員会マターではありますけれども、新型コロナウイルス感染症に伴う学校の臨時休業ということもあり、また公立学校以外も関係するということで、まず私から全体的なお話をし、その後、個別の話をさせていただく形にしたいと思います。皆さまのところに長野県教育長から市町村教育長宛ての通知と「保護者の皆様へのお願い」、飯泉(いいずみ)全国知事会長と私との連名の文書をお配りしていると思いますけれども。本当は教育委員会から説明していただいた方がよいのですが、話の流れとして、教育長から出されている通知について、まずお話ししたいと思います。
 通知を1枚めくった「別紙」という部分が、「県立学校における臨時休業の考え方」です。結論としては県立の中学校、高等学校においては、令和2年3月2日または3日から、特別支援学校については2日から臨時休業という形にしたいと思っています。ただ、これから卒業式が予定されていますけれども、卒業式については、規模等を縮小した上で実施するという考え方です。
 その下に3点ほど記載していますけれども、県立学校のうち、特に十分な配慮が必要だと思われる特別支援学校については、保護者が仕事を休めないといった場合で、ご自宅で1人で過ごすことができない児童、生徒、幼児がいるわけです。そうした子どもについては、感染防止に十分配慮した上で登校を認める形にします。今回の臨時休業はあくまでも新型コロナウイルスの感染防止に力点を置いているわけですので、特別支援学校に来る場合も、できるだけ少人数に分散して自習等を行っていただく形にしたいと思っています。
 また、今回の休業の趣旨について、保護者の皆さまの理解と協力を得られるよう努めていきたいと思いますし、児童、生徒に対しても、今回の休業の背景を十分理解してもらった上で、基本的には自宅で過ごすという指導をしていきたいと思っています。当然ながら自宅等においても、手洗いや咳エチケット等の感染症対策を徹底していくという考え方です。
 1枚戻っていただいて、市町村教育長宛ての通知ですが、県としては今申し上げたような対応を行っていきたいと思っています。その上で、市町村の教育委員会に対して2点ほど記載していますけれども、保護者が仕事を休めない場合、ご自宅で1人で過ごすことができない児童、生徒等がいると思います。特に小学校低学年の児童、あるいは特別支援学級、特別支援学校、こうしたところに在籍している子どもにはぜひ配慮をお願いしたいこと、その場合においては学校を活用するということです。特別支援学校においては、感染防止に十分配慮した上で、一定の方については登校を認めるという形にしていますので、そうしたことも含めてご検討いただきたいというお願いです。また2点目は、そうした場合にあっても少人数に分散して、できる限りの感染防止対策を講じていただきたいという内容です。
 そうしたことを踏まえて、「学校の臨時休業に関する保護者の皆様へのお願い」と「保育所、幼稚園、認定こども園をご利用の保護者の皆様へのお願い」という二つの文書を出します。メディアの皆さまには県と教育委員会の教育長との連名でのお願いですので、ぜひ多くの皆さまにお伝えいただければありがたいと思っています。
 今申し上げました私どもの考え方について、保護者向けに記載しているところですが、まず「学校の臨時休業に関する保護者の皆様へのお願い」についてです。県立学校の対応については先ほどお話し申し上げた通りですし、特別支援学校については一定の子どもの登校を認めるという形で記載しています。その後、特に市町村立学校、私立学校にも触れていますけれども、市町村の教育長宛ての文書をお配りしていますが、同様に私立学校に対しても、市町村教育委員会宛てと基本的には同じお願いをしています。一定の児童、生徒に対しての配慮、そして、子どもの居場所を確保する場合には、可能な限りの感染防止策を講じていただくということです。そして、子どもが人の集まる場所等への外出を避けていただくこと、あるいは基本的にこの休業中はご自宅等で過ごしていただくこと、さらには手洗い等の感染症対策を徹底していただくこと、こうしたことについてのお願いです。
 次の1枚は、「保育所、幼稚園、認定こども園をご利用の保護者の皆様へのお願い」ということですが、小学校、中学校、高校、特別支援学校と異なって、保育所、幼稚園、認定こども園については、国からの一斉臨時休業の要請の対象にはなっていません。しかしながら、今が感染の流行が拡大していくのか、否かという局面で、重要な時期ですので、基本的にはお子さまが人の集まる場所を避けていただく、そして、リスクの少ないご家庭で、できるだけ多くの方と接しずに過ごしていただくというお願いです。加えて、そうした観点から家庭で保育ができる場合には、保護者の判断で登園しないことも考えていただくことをお願いしています。幼児の保護者の方々には、これまでも登園前にお子さまの体温を測定すること、あるいは体調管理に十分ご留意いただくことをお願いしていますし、また発熱等がある体調が悪いお子さまについては、ぜひ登園を控えていただくことを改めてお願いをしてまいりたいと思っています。
 それからもう一つ、今回の臨時休業の要請を踏まえて、全国知事会長であります飯泉徳島県知事と、文教環境常任委員会の委員長の私との連名で全国知事会からコメントを出しています。都道府県としても、児童生徒の健康・安全を確保していくことに全力を傾けていきたい、国と協力して対応を考えていきたいと思っています。しかしながら一方で、今回は非常に突然の方針発表ということもあり、学校現場、あるいはお子さまをお持ちのご家庭においてはさまざまな課題が生じてくる可能性があると思っています。一つは各地域で状況が異なっていますので、地域において弾力的な対応、県も主体的に考えながら講じていきたいと思いますし、国においてもそうした地域の状況をしっかり勘案して対応してもらいたいということ、それから今回の臨時休業で保護者、あるいは関連する事業者等にもいろいろな負担が生じてくる可能性があると思っています。そうしたことに対しては政府としても万全の対応を図ってもらいたいというメッセージを発出していますので、お知らせしたいと思います。
 新型コロナウイルス感染症対策、長野県として、これまでも相談窓口の開設、検査体制の充実、医療機関の皆さまとの連携、さまざまな取り組みを進めているところですけれども、これから当分の間、引き続き全力で取り組んでいきたいと思っています。しかしながら、新型コロナウイルス感染症のまん延防止、感染拡大を防いでいくという意味では、お一人お一人の県民の皆さまのご理解とご協力が不可欠だと思っています。改めてすべての県民の皆さまに、まずはご自分のことを守っていただくと同時に、弱い立場の皆さまを守っていただく、そのためには手洗いの徹底をはじめとする基本的な感染症対策を、お一人お一人に心掛けていただきたいということを重ねてお願い申し上げて、今回の学校の臨時休業についての説明としたいと思います。

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取材者からの質問

 1 新型コロナウイルス感染症への対応について

中日新聞 我那覇圭 氏
 最初にそもそもの話なのですけれども、今回の要請を受け入れた理由を伺ってもよろしいでしょうか。おそらく感染拡大防止の観点ということだろうと思いますが、判断のよりどころを具体的に教えていただけますか。

長野県知事 阿部守一
 県でも今回の新型コロナウイルス対策を進めてきています。そうした中で私が一番念頭に置いているのは、2月24日に出された専門家会議の見解が非常に重要だと思っています。これからの1、2週間が急速な拡大に進むか、あるいは収束できるのかの瀬戸際だということが言われているわけでありまして、こうしたことを踏まえて、県主催のイベントの開催について、多くの皆さまが集まるものについては原則として中止、または延期という措置を講じました。今回、先ほど申し上げたように事務次官通知が出されているところでありまして、今がまさに感染の流行を早期に収束させるために極めて重要な時期であるということから今回の要請が出されていると通知が来ています。こうしたことを重く受け止め、今回の対応をさせていただくことにしました。

中日新聞 我那覇圭 氏
 総論としては理解できたのですけれども、今回の新型コロナウイルスに関しては高齢者、あるいは基礎疾患のある人が重症化する恐れがあるという指摘があるかと思うのですけれども。今回、臨時休業がそういった人たちの感染防止に対して、どれほど効果があるのかという指摘も一方であるかと思います。知事としてはどうお考えでしょうか。 

長野県知事 阿部守一
 先ほど申し上げたように、重症化しやすい方が感染することを防ぐということも非常に重要な視点だと思いますし、一方で広がりを抑えていくということも必要だと思っています。先般、長野県で出した方針にもその点を記載していますけれども、学校というのは子どもが狭い空間の中で、長時間にわたって時間を共有するという形になります。もちろん子ども自身の感染防止、感染拡大を防ぐといった観点もありますし、それから子どもたちがご家庭に帰っていく際に、お年寄りがいらっしゃるご家庭も多いと思います。そうしたことを考えると総合的に考えて、今回の国の要請を県としてもできるだけ受け止めて、新型コロナウイルス対策に長野県としても、できる限りの対応をしていきたいと思っています。

中日新聞 我那覇圭 氏
 子どもと高齢者だけではなくて、働く大人への対策を一緒に打っていかないと効果が、大人も外に行って帰ってくるわけですから、十分とは言えないのでないかという気がするのですけれども。この点、県として何か打てる手があるかということと、国に対して何か求めたいことがあればお聞かせください。

長野県知事 阿部守一
 一つは先般の本部会議で、例えば県職員の時差出勤とか、テレワークとかそういうことを決めていますし、長野県としての問題意識や取り組みの方向性については、経済団体の皆さまにもお伝えして、新型コロナウィルス対策について一緒に取り組んでいただくようにお願いをしているところです。また今般の休業の措置に関しても、改めて従業員の皆さまの年次有給休暇の取得であったり、時差出勤であったり、こうしたものをお願いしていかなければいけないと思っています。
 政府に対しては、先ほど知事会としてのコメントを出したところですけれども、今回の措置は、国からの要請に基づいて、できる限り対応しようということで対策を講じていますので、さまざまな課題が出てくる可能性が高いと思っています。学校が一斉に臨時休業することになると、関連して働いている皆さまの雇用等の問題が発生する可能性もありますし、また学校といろいろな契約関係にある皆さまとの関係というものも出てくる可能性もありますので、そういったことも含めて政府においてはしっかりと対策、対応を行ってもらいたいと思っています。

中日新聞 我那覇圭 氏
 3月2日、もしくは3日から春休みとなると、夏休み級の長さになると思うのですけど、子どもたちがこの間ずっと自宅で過ごすとお思いになりますか。

長野県知事 阿部守一
 先ほど申し上げたように、今回の措置は、学校を休みにすることが目的ではなくて、新型コロナウイルス感染症を拡大させない、それが目的です。そういう意味で、先ほどの「お願い」の中にも記載していますように、保護者の皆さま、あるいは子どもたちに今回の対応の趣旨についてぜひ理解してもらった上で、感染拡大につながるような対応を行わないように、学校からもお願いをしていかなければいけないと思いますし、そうした趣旨をぜひ理解いただけるように伝えていかなければいけないと思っています。

中日新聞 我那覇圭 氏
 子どもたちが自宅で過ごすと思いますか。

長野県知事 阿部守一
 そうしていただくことが今回の休業の趣旨ですので、思うとか思わないとかではなくて、多くの人たちと接触しない、人混みには出掛けない、基本的には自宅で過ごしてもらいたいと、そういうことは学校を通じてもしっかりお願いをしていく必要があると思います。

日本経済新聞 北川開 氏
 
今回の措置によって生じる大きな問題の一つが、先ほどから知事がおっしゃっているように、共働き世帯で子どもを預ける場所がないという問題だと思います。どうしてもという場合には、認定こども園への登校や、それ以外にも学校の活用なども検討されているということでした。これ以外に共働き世帯への支援で考えられていることがあったらお伺いしたいのと、パート従業員とかで多くのお母さまが働かれているような、スーパーや小売店だと人繰りがどうしても問題になると思います。もしかしたら休業せざるを得ないところもあるのかもしれないのですが、そういったところへの企業の人繰りの対策について、県として考えはあるのでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 先ほど申し上げたように、学校に直接関係する事業者や、今回学校の休業に伴って子どもと一緒にご自宅にいなければいけないということで、会社等を休まれる方が出てくると思っています。そういう意味で企業の皆さまへの対応、支援というものも、今後、経済団体等のご意見も十分聞きながら考えていかなければいけないと思っています。県としては今の段階では年次有給休暇の取得やテレワークなど、そうしたものをぜひできるだけ活用していただきたいということをお願いしていきたいと思っていますし、特別支援学校・学級、あるいは小学校低学年の子どもへの対応は、きめ細かい配慮が必要だと思っています。それはどうしても勤務を続けなければいけない方たちが勤務を続けていただくという意味でも、大変重要だと思っています。まず特別支援学校についてはできるだけきめ細やかな対応を考えなければいけないと思っています。先ほど申し上げましたように、一般の高等学校とは別に、特別支援学校については学校に登校してくることも一定の事情があれば認めて、むしろ学校を居場所にしてもらうということも考えるという形にさせてもらっていますし、また、小学校の低学年の子ども等においては、市町村教育委員会あるいは市町村が考えるべき事項ですけれども、県として配慮をお願いをしているところです。市町村が学校外に子どもの居場所をつくる際にあっても、県費負担教職員が子どもの支援に当たっていくことも、ぜひ検討してもらいたいと思っています。要は、基本的に学校の先生は学校現場で働かれていますけれども、それ以外の場所で市町村が子どもの居場所をつくるときには、学校の先生が協力していくということも、ぜひ検討してもらいたいというお願いもしていきたいと思っています。小学校低学年や特別支援学校の子どもには配慮をしますし、そうしたことを通じて、どうしても勤務せざるを得ないという方々に対する支援にもつながっていくものと思っています。

毎日新聞 ガン・クリスティーナ 氏
 知事会のコメントのところで、「政府としての万全の対応を強く求める」と書いてあるのですけれども、具体的にどういうことを求めたいと思っていますでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 先ほども少し申し上げましたけれども、例えば、個々の契約内容にもよると思いますけれども、学校給食が不要になるというケースも考えられます。そうしたときに、業者の皆さまが困るということも想定されますので、そうした今回の一斉休業に伴うさまざまなことについて、県も感染症のまん延防止という観点から、できる限り速やかに対策を講じようということで対応していきますけれども、市町村、あるいは学校の設置者の皆さまもそうだと思いますけれども、速やかに行えば行うだけ、いろいろな課題も並行して生じてくる可能性もあります。そういう意味で、国においてはぜひ責任を持って対応をしていってもらいたいと思っています。本日付けで出されている事務次官通知の中でも「臨時休業期間中の児童生徒等の監督者の確保等の保護者の負担等が生じないよう、政府として責任を持って対応する旨の方針が示された」と言及されていますので、今回の対応、措置については、政府において責任を持ってさまざまな事象に対して対応していってもらいたいと思っています。

日本放送協会(NHK) 高橋圭太 氏
 昨日の夜、国が要請の方針を示してすごく大変だったと思うのですけど、県としてこういう方針をまとめられたわけですけれども、その一方で、週明けの月曜日か火曜日から県立の学校においては休みに入るということで、市町村の教育委員会とかも県がどうするのかということを気にしている中で、県としての方針を今の時間にお示しになって、学校でいくと子どもももう帰っていると思うのですけど、このタイミングになったことについて、スピード感と言いますか、その辺をどのように受け止めていらっしゃるかということをお伺いできればと思います。

長野県知事 阿部守一
 会見は、県民の皆さま、保護者向けのメッセージを取りまとめていましたので、今の時間になっていますが、市町村宛ての通知はもっと早い段階で出しています。また、その前の段階でも加藤市長会長、羽田町村会長と私が直接お話をして、市町村の問題意識を共有した上でこういう方向を出しています。短期間ではありますけれども、市町村の皆さまとは極力問題意識を共有しながら対応してきていると思っています。また私立学校の皆さまとも情報共有しながら、対応させてきていただいていますので、皆さまには県民や保護者向けのメッセージと合せて、こういう形でお話ししていますけれども、関係方面とはかなり早い段階から意思疎通しています。
 ありがとうございました。

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