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更新日:2016年12月26日

知事会見(平成25年(2013年)5月24日(金曜日) 11時00分~11時50分 県庁:会見場)

項目

知事からの説明

  1. 部局長会議を開催、行政・財政改革推進本部会議を開催、子どもを性被害等から守る専門委員会(第1回)開催、信州まつもと空港関係のイベント、三浦雄一郎さんエベレスト世界最高齢(80歳)登頂に成功、モンベル会員誌(アウトワード)における山岳遭難の防止広報について

取材者からの質問

  1. 組織改正について
  2. 信州まつもと空港の活性化について(1)
  3. 学校における体罰の公表について
  4. 自民党県議団の要望について
  5. 横浜市の待機児童ゼロについて
  6. 信州まつもと空港の活性化について(2)
  7. 県庁舎内の受動喫煙防止について
  8. 給与特例減額措置について
  9. 子どもを性被害等から守る専門委員会について(1)
  10. 子どもを性被害等から守る専門委員会について(2)
  11. 子どもを性被害等から守る専門委員会について(3)
  12. 行政機構審議会委員について
  13. 共通番号法について

 

配布資料一覧

■第1回子どもを性被害等から守る専門委員会を開催します(PDF形式:143KB/2ページ)
■信州まつもと空港へのFDA就航3周年記念日について(PDF形式:48KB/1ページ)
■韓国の航空会社・旅行会社が、県内観光地を視察します(PDF形式:47KB/1ページ)

本文

知事からの説明

 1 部局長会議を開催、行政・財政改革推進本部会議を開催、子どもを性被害等から守る専門員会(第1回)を開催、信州まつもと空港関係のイベント、三浦雄一郎さんエベレスト世界最高齢(80歳)登頂に成功、モンベル会員誌(アウトワード)における山岳遭難の防止広報について

長野県知事 阿部守一
 それでは5月24日の会見を始めさせていただきます。私からは、冒頭6点お話を申し上げたいと思います。
 まず1点目、先ほど部局長会議を開催致しました。報告事項は2点ということで、一つは諏訪湖環境改善行動会議・行動計画、それからもう一つが平成25年度天竜川上流水防演習の実施ということであります。諏訪湖の環境改善については、昨年11月に行動会議が多くの関係の皆さん、行政機関、関係団体、市民団体が一体となって諏訪湖の課題に取り組んでいこうという趣旨で設立されたわけであります。今年度の行動方針でありますけれども、5月22日に諏訪合同庁舎で会議を開催して、行動方針がまとめられたという報告です。ヒシの繁茂を解消する上での刈り取りの強化をはじめとして、さまざまな取り組みがまとめられたところであります。私としては、生態系が、魚、貝といった生物が住みやすい環境になって、漁業にとってもプラスになる方向の、具体的な成果が上がるような行動をしていきたいと考えています。これは県だけでは取り組めないわけでありますので、行動会議のメンバーの皆さんの総力を挙げて、諏訪湖が抱える水質の問題、貧酸素の問題、生態系の変化の問題にしっかりと立ち向かっていきたいと思っています。
 2点目でありますが、行政・財政改革推進本部会議を開催致しました。平成26年4月の組織改正に向けた作業を本格化させてまいります。庁内での検討と併せて、6月5日からは、外部有識者によります行政機構審議会においても検討を行っていただく予定にしております。今回の主なポイントは、「しあわせ信州創造プラン」を着実に推進していかなければならないということでありますし、時代の変化によって、行政の在り方、そして行政が対応する課題も変わってきているわけでありますから、そうしたものにきっちりと対応できる組織を考えていきたいと思っています。先ほどの本部会議でも私から申し上げましたけれども、「ハコ」としての組織の形だけではなく、組織の動き方、運用の仕方のようなものも含め、これは審議会よりもわれわれが主体的に考えなければならない部分が多いと思いますけれども、全体として県民の期待に応えることができる組織を作っていきたいと考えています。11月までには組織改正案を決定していきたいと考えておりますので、時間的には短期間でありますけれども、しっかりと詰めた議論を行っていきたいと考えております。
大きな3点目でありますが、プレスリリースもさせていただいておりますが、「子どもを性被害等から守る専門委員会」の第1回会議を5月31日の14時から議会棟の第一特別会議室で開催致します。長野県、県民総ぐるみの運動ということで青少年の健全育成に取り組んできたわけでありますが、時代の変化に対応していく上で、どういう対応が必要かということを幅広い視点で研究して、理論構築をしていきたいと考えております。今回の委員会の中心テーマ「子どもを性被害等から守る」ためにはどのような取り組みが効果的かということでありまして、集中的な議論を徹底して行っていただきたいと考えています。今回、女性委員の比率を高め、そして現場の声を大切にという思いから、できるだけ子育て世代の方々に委員をお願いしたところでございます。子どもを取り巻く環境が大きく変わっていく中で、しっかりと対応をしていきたいと考えております。議論に大いに期待をさせていただきたいと思います。
 それから、大きな4点目でございます。松本空港の関係でございます。松本空港FDA就航3周年記念イベントということで、6月1日で3周年という形になります。昨年度の定期便利用率は、69.6パーセントということで関係者の皆さんのご努力もあって、おかげさまで好調な利用状況ということであります。就航記念日の6月1日、土曜日でありますけれども、記念行事としてスズキ・メソード松本支部の生徒の皆さんによります就航日記念ミニコンサートの開催を予定しております。今後とも県の各種大会・イベント等で、こうした芸術文化活動に取り組んでいる方々が発表できる機会を県としてもつくっていきたいと思っています。また、当日定期便搭乗者の皆さま全員に記念グッズの配布をさせていただきます。また、昨日から空港ターミナルビルにおいて北海道の観光と物産展を開催しております。26日までの4日間でございます。ぜひ大勢の皆さんにお越しをいただければと思いますし、また空港見学会、あるいはラジオ公開生放送等、さまざまな記念イベントを予定しているところでございます。ぜひ松本空港を皆さんの力で支えていただきたいと思いますし、お近くの方はこうしたイベントにもぜひご参加をいただきたいと思っています。松本空港の関係でもう1点。これもプレスリリースさせていただいておりますけれども、5月29日から6月1日までの4日間、韓国の航空会社、そして旅行会社の皆さんに県内の主な観光地、そして信州まつもと空港を視察していただくという予定にしております。アシアナ航空とそれから韓国の旅行会社6社にお越しいただく予定でございます。韓国の皆さんにぜひ長野県の観光地の魅力を少しでも分かっていただきたいと、そして県内の観光地を対象とした旅行商品の造成・販売を促進していきたいと、そう考えております。また、信州まつもと空港を利用した韓国との国際チャーター便の誘致にもつなげていきたいと考えているところであります。韓国との国際チャーターはこれまでインバウンドのチャーター便の実績がないわけでありますし、ぜひ具体化できるように私どもとしても力を入れてPRをしたいと考えております。
 それから、大きな5点目でございますが、三浦雄一郎さんのエベレスト登頂についてということであります。昨日、プロスキーヤーでそして冒険家の三浦雄一郎さんが世界最高峰のエベレスト、史上最高齢で登頂されたという報道がありました。三浦雄一郎さんには、長野県のスキー振興にもさまざまな面でこれまでご支援をいただいているところでありまして、今回の登頂成功は、私どもとしても大変うれしく、心からお祝いを申し上げたいと思っています。私からの祝意も電報で伝えさせていただくようにしたいと思っております。昨年、長野県はスキーが伝わって100年ということで、長野県スキー発祥100周年記念事業を行ってきたわけでありますが、三浦雄一郎さんには、昨年の1月、「長野県スキー発祥100周年大使」ということで、委嘱をさせていただいたところであります。そしてスノースポーツ人口の拡大、長野県のスキー場の魅力の発信など、ご協力をいただいたわけであります。また昨年1月に「100周年記念シンポジウム」を開催致しましたが、三浦雄一郎さんにもお越しいただいて、基調講演を行っていただいて、私も拝聴致しました。三浦さんのお話、大自然に恵まれた長野県はアジアの宝石だと、宝の山だと、夢に向かってあきらめない一歩が大切というお話をいただいて、大いに勇気付けられたことを思い出します。ぜひ無事にご帰国いただいて、ますますお元気でご活躍されますことを心からご祈念申し上げます。また、ぜひ長野県のスキー振興にも引き続きご協力いただきたいと考えています。
 それから最後、6点目でございます。株式会社モンベルとの共同の取り組みについてのご報告であります。今年の3月27日に、モンベルの辰野会長と私とでこの場で共同会見を行いまして、安全登山の啓発活動を共同して行っていこうということを発表致しました。これまでに4月に横浜市、そして大阪市で、モンベルフレンドフェアが開催されましたが、その際長野県のブースを設置させていただいて、安全登山の啓発を行いますとともに、長野県警の協力もいただいて、山岳遭難防止セミナーを開催してまいりました。また、さらに今回モンベルクラブ会員40万人に向けた情報誌「OUTWARD」がございますが、ここに多発する山岳遭難防止対策の一つとして、長野県・長野県遭対協(長野県山岳遭難防止対策協会)からのお知らせということで、安全登山の啓発記事を2ページにわたって掲載させていただいたところであります。皆さんのところにお配りしているとおりの内容でございます。山岳遭難のさらなる防止対策については、関係部局に検討・指示しているところでありますが、ぜひ山を大切にする、そして山を観光資源として位置付けている長野県として、しっかりとした遭難防止の対策を講じていきたいと考えています。私の方からは以上でございます。よろしくお願い致します。

取材者からの質問

 1 組織改正について

信濃毎日新聞 牛山健一 氏
 組織改正なんですが、知事とすれば今の県の組織のどんなところが具体的に問題・課題があると思われていて、知事とすれば、ざっくりと言えばどんな方向に持っていかれたいのか。それから審議会にはどんなところの議論をお願いしたいのかというところをもう一度お願い致します。

長野県知事 阿部守一
 はい。組織改正は、いろんな視点があると思っています。審議会でご議論いただくわけでありますので、もちろん県民の皆さんの視点ということが大事なわけでありますので、県民から見たときの課題というのは、ぜひ審議会のメンバーの皆さま方からも出していただきたいと思っています。逆に知事の立場として課題だなと思っていることをあえて申し上げればですね。まず、なんというか、総合調整機能というと非常に陳腐な話になりますけれども。ポテンヒットを許さないような組織にしなければいけないだろうと。要するに、時代が変わって、かつての都道府県というのは、どちらかというと国の組織に合わせて対応しておけば、何となく仕事ができたということがありますが、やはり向き合うべきは、県民のニーズ、県民の課題であります。そういうふうに考えたときには、非常に複合的な課題が多くなっているわけであります。要するに単純な霞が関の縦割りの視点では解決できない、対応できない課題がさまざまあるわけであります。例えば、子どもという切り口で考えたときに、国でいけば厚生労働省も、文部科学省も、あるいは他の役所でも、青少年とか、子どもの対応をやっているわけでありますけれども。われわれは、地域の総合的な経営主体でありますから、例えば子どもたちを巡るさまざまな課題にしっかりと向き合うことができる、抜け穴のないというか、漏れがない対応ができるような組織の在り方ということを考えていかなければいけないわけでありまして、これは一つの例でありますけれども、例えば地域振興の問題であったり、あるいは産業政策の問題であったり、例えば6次産業化みたいな話も、これは単純に農業だけの問題でもなければ、製造業だけの問題でもないわけでありますので、そういう意味では、私の立場から見たときの課題というのは、県民のニーズにしっかり向き合う、漏れのない組織ということを考えていかなければいけないだろうと。漏れがないというか、全部ベタでやるのは難しいと思うので、まあ漏らさないですね。県民の課題に向き合いきれないような組織であってはいけないだろうと思っています。さまざま、他にも問題意識ありますけれども、いろんな問題・課題を各部局の視点からも出してもらいたいと思いますし、県民の視点からも出してもらって、ぜひ良い形の組織をつくっていきたいと思っています。

 2 信州まつもと空港の活性化について(1)

日本放送協会(NHK) 原田季奈 氏
 2点お伺いしたいことがありまして、まずFDAのことですが、順調に利用者が伸びているということで、地域には複便化を要望するような声もあるということなのですが、県としてはどのように複便化について捉えていらっしゃいますか。

長野県知事 阿部守一
 はい。そうですね。松本空港は、先ほど申し上げたように、関係者の皆さんのご努力、そしてFDAの皆さんの取り組みのおかげで、利用状況は順調な成果を上げてきていると思っています。そういう中で、複便化について、われわれは松本空港を活性化させていく上では重要な課題だと思っています。もちろんFDAとのお話にもなるわけでありますし、松本空港の周辺の皆さんの力で支えてきていただいておりますので、周辺の皆さんの思いということも、われわれ受け止めながら対応していかなければいけないわけでありますけれども、ぜひですね、さらに松本空港が活性化して、長野県の空の玄関として発展するように取り組んでいきたいと思っています。

日本放送協会(NHK) 原田季奈 氏
 FDA側としては、搭乗率が70パーセントという目安で複便化も検討する余地もあるというようなお話もされていますが、県としては、69.6パーセントということで、複便化について要請していくような考えはございますでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 一方的に要請するとか要請されるとかいうよりも、私どもとしては、FDAはパートナーだと思っていますので、十分話し合いをしっかりしていきたいなと思っています。

 3 学校における体罰の公表について

日本放送協会(NHK) 原田季奈 氏
 別のことでもう一点お伺いしたいんですが、体罰の調査の件について、東京都が、体罰があった学校名を公表したりであるとか、あとは悪質なケースがあったところについては、具体的な内容についても明記した報告書を昨日発表されていましたが、それについて、知事はどのように受け止めていらっしゃいますか。

長野県知事 阿部守一
 ごめんなさい、東京都の対応の仕方はよく把握してないんですが、どういう、長野県とは違う出し方をしたという。

日本放送協会(NHK) 原田季奈 氏
 そうですね。具体的にこの高校とかこの中学校で体罰があったであるとか、具体的に都立のなんとか高校でこういう体罰があったとか、具体的な事例を明記したことがありまして、長野県の発表のされ方というのは数字で出されていたものですから、さらに共有してもらうためにはそういった報告も必要なんではないかというようなことで、出されたということなんですがいかがでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 一義的には教育委員会が判断していく話だと思います。あえて私の感覚を申し上げれば、いろんな情報を関係者と共有していくということは大変重要なことだろうと思いますが、今回私も体罰の報告、調査結果の報告を受けてですね、非常に限界事例というかですね、一刀両断にマルだとかバツだとかということが非常に難しいケースが多いのではないかなと思っています。そういう意味では、実は、現場というか、学校単位でしっかりこの問題に向き合っていただくということが大変重要だろうと思いますので、そういう意味では、学校名を単に出すことが改善につながるということでも必ずしもないのかなと。むしろ校長、教頭はじめ各学校の教員の皆さんが問題を共有してしっかりと取り組んでいくぞ、という方向が私は望ましいのではないかなと思っています。これ感想でありますけれども。ぜひ、教育委員会はしっかり対応していってもらいたいと思います。

日本放送協会(NHK) 原田季奈 氏
 県内でも体罰が相次いだ事例もありましたが、公表をしていくということを求めていく必要もあるとお考えですか。

長野県知事 阿部守一
 私が求める、求めないではなくて、ここは教育委員会に、ぜひしっかり議論してもらいたいと思います。今申し上げたように非常に、何というか、限界事例というかね、例えば、すごく分かりやすく、これが白、これが黒、みたいなものであれば、この学校とこの学校は黒でしたみたいな発表をすることは、場合によっては必要なのかもしれませんけれども、そういう把握の仕方よりも、むしろどういう背景でどういう場面で、そして、その時の先生の思いはどんなことがあったのかというところまで実は掘り下げて個々のケースを捉えていかないと、単純に1件ありましたとか、5件ありましたとか、だからそれがここはいいですとかここは多くてまずいですねという、そういう単純な話でも実はないのではないかなと思っていますので、そうした点も含めて教育委員会では考えてもらいたいなと思います。

 4 自民党県議団の要望について

読売新聞 中村和裕 氏
 先日、自民党県議団からアベノミクスに対応した形で県経済を早期に再生してほしいという要望書が出されたかと思いますが、知事はその中で規制改革とか具体的に挙げられて、前向きな検討を早急にしたいということをおっしゃっていたかと思います。その後の検討状況について何かありましたらお教えください。

長野県知事 阿部守一
 アベノミクスで財政的な、財政出動そして金融政策と、三本目の矢として成長戦略が今考えられているわけでありますけれども、国の動きを長野県としてもしっかりつかまえてですね、県からもしっかりと取り組みを求めていく、そして県として取り組むべきことは十分対応していくということが、長野県を元気にしていく上で重要だと考えています。そういう意味で先般の申し入れに対して、私は前向きにですね、対応させていただきたいということでお伝えをさせていただきました。今、具体的には商工労働部中心に検討してもらっておりますので、できるだけ早くですね、具体的な体制をつくって、国の動きとも呼応して長野県の経済の活性化に県庁全体を挙げて取り組んでいきたいと考えています。

読売新聞 中村和裕 氏
 分かりました。国の方でも規制改革など成長戦略を出されたかと思いますが、県独自でやっていく余地というのはどのくらいあるかと思いますか。また、あるとすればどんなことをされていきたいと思っていますか。

長野県知事 阿部守一
 県独自でやれることも、ものによってはあると思います。ただ、国が分権、分権と言いながら、なかなか分権社会になってないんで、かなり国にお願いする、要請するべきことが多いのかなと思っていますけれども、長野県は規制改革というか特区の話はかつて非常に熱心に取り組んできたわけですが、ここしばらく少し規制改革とか規制緩和の議論が全庁的に行われてこなかったという部分があると思っていますから、そうした点も含めてしっかり取り組む体制をつくりたいと思っています。

 5 横浜市の待機児童ゼロについて

読売新聞 中村和裕 氏
 また別件で、横浜市で林市長の下で待機児童がゼロになるということが実現したということをお伺いしておりますが、これについての知事の受け止めをお伺いしたいと思います。

長野県知事 阿部守一
 そうですね。林市長とは私もほんのわずかご一緒させていただきましたが、市長就任直後から、この待機児童の問題に積極的に取り組むんだという決意をされて取り組まれてきた成果が出たのかなと感じています。ただ、待機児童が解消したって、数的な面ではそうですけれども、これで100パーセント良い形になっているかどうかということは、私も横浜関係の皆さん、知っている人も大勢いらっしゃいますけれども、いろいろ取り組むべき課題もまだまだあるだろうと思っています。そういう意味で、ぜひさらにですね、子育て先進地域となるべく課題を乗り越えていってもらいたいなと思いますし、翻って長野県もですね、ほかの県知事と一緒に子育て同盟ということで結成したわけですので、子供を育てやすい環境づくりに、これまで以上に県として積極的な方向付けをしていきたいと思っています。

 6 信州まつもと空港の活性化について(2)

市民タイムス 渕上健太 氏
 先ほど、松本空港の活性化のお話があったんですけれども、複便化に向けて7割の搭乗率という数字も出ていると思うんですが、知事として、新たな需要の開拓という面でですね、今後、潜在的な需要がまだあると思うんですけれども、どういった分野を想定されていて、どういうふうに開拓されていくのか、というお考えがありましたら、教えていただきたいんですが。

長野県知事 阿部守一
 福岡については私もお伺いして、地下鉄の広告だとか、いろんなことを福岡市長とも一緒になってPRをさせていただいたりということで、成果が上がってきているのかなと感じています。とはいえ、まだ、例えば札幌便はどうしても長野県から札幌に行かれる方と向こうからいらっしゃる方を比較すると、もっともっと呼び込む余地はあるんじゃないかなと思いますので、さらにわれわれとしては長野県の良さ、そういうものをしっかり発信していきたいと思っています。これ、松本空港のことだけに限らず、「しあわせ信州」ということでブランド戦略やっていますし、「しあわせ信州」っていうのは包括的なブランドありまので、もう少しわれわれとして発信するべきものを絞り込んだ上でですね、これから北陸新幹線の金沢延伸ということもあるわけでありますので、さまざまな形で長野県の発信を強めていきたいと思っています。

市民タイムス 渕上健太 氏
 それに関連してなんですが、松本空港を利用して、例えば福岡で乗り継いで、そこから海外に行かれるというような需要を掘り起こしに向けた事業ですとか、松本以外の、東信エリアに住んでいる方の利用が少ないなんていう声も聞くんですけれども、そういった事業を県も今年新しく掘り起こしに向けた行動をするということなんですが、その辺り期待というかですね、もしありましたら教えていただきたいんですが。

長野県知事 阿部守一
 それはもちろん、松本空港をより有効に活用できるようなことを考えていかなければいけないんで、福岡乗継ぎということであれば、ダイヤであったり先ほどの複便化であったりとかですね、そういう部分についてFDAの皆さんとお話をしていかなければいけないと思いますし、広い圏域からの利用については、いろんな場面で松本空港の利用を私どもの方からしっかり呼び掛けていかなければいけないだろうと思っております。

 7 県庁舎内の受動喫煙防止について

朝日新聞 軽部理人 氏
 話題が180度変わって申し訳ないんですが、今タバコと受動喫煙について調べていまして、健康増進法で官公庁の建物とかでは、なるべく禁煙にするように求めていると思うんですが、長野県の県庁舎の現状について、建物内禁煙にしていると思うのですが、阿部知事はどのようなご認識を持っていらっしゃいますか。

長野県知事 阿部守一
 現状についての認識。

朝日新聞 軽部理人 氏
 屋上に喫煙所があったり、外にあったりしていると思うのですが、そういった点が十分かどうかといった点ですね。

長野県知事 阿部守一
 受動喫煙防止の観点は、かつての長野県ではかなりいろんな議論があったわけですが、最近はそこの議論は落ち着いているなと思っています。私とすれば、長野県は観光県でありますから、官公庁ということも元よりでありますけれども、観光でいらっしゃった方々に対して、しっかりとPRできるような状況ということも私は必要ではないかなと思っています。そこはなかなか今具体的な対応が行われていない状況ではありますけれども、少しそういう部分は観光関係の皆さま方も含めて、どういう問題意識でいるのかというのは、今後機会があればまた意見交換等させてもらいたいなと思っています。

朝日新聞 軽部理人 氏
 長野県の決まりでは、多分建物内禁煙になっているかと思うのですが、県の庁舎に関してですが、議会事務局の会派控室なんかは、自由に吸える。言わば、各会派に任せていると思うので、吸える状況になっていると思うのですが、そういった点はどのようにご覧になっていますか。

長野県知事 阿部守一
 会派の控室は、私はあまり行く機会がないので、現状がどういう状況なのかよく分からないですけれども。庁舎管理は誰が管理しているの。議会側が管理しているの。そこは、ルールを決める人たちがしっかり考えてもらう話だろうと思いますし、私のところには少なくとも、受動喫煙の問題で、こういう今の現状が問題だというような話はほとんどないですね。

朝日新聞 軽部理人 氏
 前の前の田中知事なんかは、各会派に会派控室で吸わないように要請文などを何回も送っていたと伺ったんですが、同じようなことをされるお考えは今のところありますか。

長野県知事 阿部守一
 先ほど言ったように、これが問題だというような話はほとんどないので、また健康福祉部には聞いてみたいと思いますけれども、今の時点でそういうことを行う考えは持っていません。

朝日新聞 軽部理人 氏
 確認なんですが、今、議会事務局で各会派の控室内で自由に吸える環境について特に問題だというふうには思ってはおられないと言うことでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 私が問題だと思うかというより、議会の会派の控室は、むしろ議会の皆さんが一番使われているわけですから、そういう皆さんがどういうお考えでいらっしゃるのか。これは何か県のルールがおかしいから困っているということであれば、それは私の方で考えなければいけないと思いますが、今の時点でそういう話は聞いていません。県の持っている施設もいわゆる行政財産、公共的利用をしてもらう、一般県民の利用が、広く利用する公の施設とそうではない行政財産とあるので、公の施設についてはわれわれ県民の立場でいろいろな形で考えていかなければいけないと思いますが、他方で一般の県民の利用に供する部分ではないところは、もちろん全体として健康を守るという視点は重要だと思いますが、そこは必ずしも全く同じ形であるべきなのかどうかというところは議論があるのではないかと思います。

 8 給与特例減額措置について

信越放送(SBC) 清水秀行 氏
 2点伺わせてください。職員給与の引き下げの関係で、組合側は即時撤回を求めていますけれども、交渉のテーブルに着くということになりますと、知事としても改めてどういう交渉を互いに譲らないという中ではなかなか7月というのも実現は難しいかと思いますけども、どういった交渉を進めていこうとお考えなのか改めて伺わせてください。

長野県知事 阿部守一
 まずは交渉に応じていただけるということはありがたいと思っていますし、誠意をもって交渉していきたいと考えています。私どもの考え方というものも十分ご説明をさせていただいて、それに対しての組合側の意見というものも、私どもしっかりと受け止めていきたいと思っております。いずれにしても、これは交渉をまさにこれからするところでありますので、ぜひしっかりと理解を得られる形で妥結できるように努力してきたいと思っています。

 9 子どもを性被害等から守る専門委員会について(1)

信越放送(SBC) 清水秀行 氏
 もう一点ですけれども、リリースいただきました子どもを性被害等から守る専門委員会の開催で以前の会見の中で淫行条例、淫行処罰規定のある条例ありきではないとおっしゃられていましたけれども、当然その可否についても、この専門委員会の中では検討をしてもらうというお考えなんでしょうか。そこら辺はいかがですか。

長野県知事 阿部守一
 いわゆる青少年健全育成条例というのは、非常に他の県の例を見ると包括的、網羅的な条例になっている部分、ケースがほとんどであります。私としては他県のような包括的な条例の制定を前提とする議論ではなくしていく必要があるのかなと。要するに今回の委員会名も子どもを性被害等から守る専門委員会ということで、青少年の健全育成というのはもっと広い概念でありますから、ここの専門委員会においては、先ほど言ったようにこの子供を性被害等から守るという観点でどういう方策が望ましいのかということをしっかりと議論をして方向付けをしていただきたいと思っていますので、そもそも他の県が作っている条例とこの専門委員会はまず入り口の射程が違うだろうと思っています。

信越放送(SBC) 清水秀行 氏
 その中で、その効果的な防止策というところでいうと、知事の中ではこれから委員会があるのであれですけども、どんなことをイメージされているのかなというところがあれば教えていただければと思いますが。

長野県知事 阿部守一
 これは私がイメージしているかどうかというより、現実に性被害を受ける子どもたちがいるという状況をどう無くしていくのかということで、そこの取り組み方については、これは限定をかけずにありとあらゆることを検討してもらいたいと思っています。

 10 子どもを性被害等から守る専門委員会について(2)

共同通信 小田智博 氏
 今の話の続きなんですけれども、子どもを性被害等から守る専門委員会という名称になっているとのことなんですが、知事の中では性被害等というのは具体的にはどういったものをイメージなさっているのか、つまりもしそれが犯罪要件を構成するのであれば、それはそちらによって処罰なりの対象に当然なるはずですので、今回の話というのは、そういうのには該当しないけれども、問題であるというところをどう捉えるかという話になろうかと思うのですが、知事のお考えを聞かせてください。

長野県知事 阿部守一
 そうですね、そこはここまでの概念のところをこの専門委員会に考えてもらおうという限定をかけているわけではないわけでありますので、何を念頭においているかというのはさまざまな形の性被害というのはあり得るだろうと思っています。法令、刑法その他でですね、罰則規定があるものももちろんあるわけでありますけれども、今の現行法の規定のみで対応しきれるものなのかどうかということも含めて、ぜひこの委員会では考えてもらう必要があるのかなと思っています。


共同通信 小田智博 氏
 何ともこの性被害等というのはなかなかイメージしづらいところがありまして、といいますのも、やはり子どもの例えば性交の経験率であったりというのが、現時点でじゃあ18歳までゼロなのかというと、もちろんそういうわけではないかと思うのですけども、そういう中で悪い性交とそうでない性交というのがあるというようなお考えなのか、それとも一律にすべて悪いことなのかどうか、その辺りも含めてどのような認識を知事としてお持ちなのかというのをちょっと伺えればと思ったんですが。
 
長野県知事 阿部守一
 なんというか、さっきの体罰の問題と同じでこれがまったくマルでこれが全くバツというものばかりではないからこそ、こういう専門委員会を設けてですね、慎重に検討してもらう必要があるのだろうと思っています。そういう意味で、いろんな対応がありますし、どういうところを行政として防止していかなければいけないのかなということも含めてぜひしっかりこの委員会で議論していってもらいたいと思います。

共同通信 小田智博 氏
 ありがとうございました。

 11 子どもを性被害等から守る専門委員会について(3)

毎日新聞 小田中大 氏
 今のに関連してなんですけれども、先ほど知事はいわゆる青少年保護育成条例というのは網羅的な条例であるので、それは射程とはちょっと違うんじゃないかというお話だったんですけれども、今質問という中にもそうなんですが、こと淫行処罰規定っていうのが無いっていうことについて、県警であるとか委員会とか出てきていますけれども、問題になっている課題として挙げられているわけで、その点についての議論についても排除せず、その点も検討の中に含めるのかという点をお伺いしたのですが。

長野県知事 阿部守一
 先ほど申し上げたように、手法について、こういう在り方は検討から除外するということをあらかじめ決めてやるわけではないので、そこについては幅広く議論していただく必要があると思っています。

毎日新聞 小田中大 氏 
 あと一点これはご認識なんですけれども、プレスの方でもありますけれども、社会環境の変化等により対応が困難になっている子どもの性被害とありますけれども、対応が困難になっているというのはどのようなものを指していらっしゃって、今回このような委員会をつくられるのかお伺いできますか。

長野県知事 阿部守一
 これはいろんな困難さがあると思いますけれども、昔であれば全く知らない人と出会う機会というのはほとんど子どもの世界では考えられなかったと思いますけれども、情報化が進む中でですね、非常に広範な人たちと出会う、あるいはコミュニケーションをする機会というのはかつてに比べれば飛躍的に増えているわけでありまして、例えばそういうことも大きな環境の変化でありますし、そうした環境の変化の中で子どもたちをどう育てていくのか、あるいはどう守っていくのかということを考えていくことが必要だろうと思っています。

 12 行政機構審議会委員について

毎日新聞 小田中大 氏
 別件なんですけれども、先ほどの行政の機構改革の話でですね、行政機構審議会にこれから審議をかけられるということなんですけれども、その中で前回の知事選で争われた腰原さんが今回委員として起用されていらっしゃいますけれども、起用された理由とどのような点に起用して期待をされたいのかということをお伺いしたいのですが。

長野県知事 阿部守一
 選挙でどうこうということは全く関係ない話でありますが、社会福祉協議会の会長をされているわけでありますので、今回の行政機構審議会の名簿をご覧いただければ、できるだけいろんな分野の皆さんにご参画をいただくということで人選をさせていただきましたので、そういう意味で長野県これから健康長寿安心して暮らせる県を創っていこうという観点では、社会福祉の視点ということが不可欠だということでご参加をいただく形にしています。

 13 共通番号法について

信濃毎日新聞 牛山健一 氏
 再びすいません。追加質問です。まもなく参院本会議でマイナンバー法が成立する見通しなのですが、行政側からすればいろいろ納税ですとか、年金ですとか、そういった面でのいろいろな利便性はあると思うんですが、一方で個人情報の漏えい不安ですとか、私個人的には公権力が国民を管理しやすくなりすぎるきらいもあるのかなというちょっと危惧を持っているんですが、マイナンバー法成立について知事の所感をお願い致します。

長野県知事 阿部守一 
 もちろん個人情報の問題であったり、行政と国民との関係性が管理型社会になってしまうようなことがあってはいけないと、恐らく立法されている皆さんも別にそんなことを意図しているわけではないと思っています。むしろ先ほどの子どもの話でもありましたけど、これほど情報化が進んでいる中でやっぱり私は行政のシステム化、情報化対応というのは極めて遅れているのではないかと、長野県も含めてではありますけれども、感じています。そういう意味でこれは、マイナンバー法案が成立しただけで、何か全てが良くなるという話でもないんだろうと思いますが、むしろ行政が、住民サービスの向上に向けてどういう活用をしていくのかということをやはり積極的に考えていかなければならないし、そういう契機にしていかなければならないと思っています。

信濃毎日新聞 牛山健一 氏
 もし現時点で県として行政組織の件として具体的な課題がありましたら教えてください。

長野県知事 阿部守一
 それは情報化に関連してということ。

信濃毎日新聞 牛山健一 氏
 このマイナンバー法を運用していく上で。

長野県知事 阿部守一
 県としての課題というか、これは知事会でもこれからどういう形で制度が構築されていくのかということも含めて、しっかり考えていかなければいけない部分があるだろうと思います。そういう意味で、今も申し上げました、私は情報化の話は長野県として取り組みは弱い分野の一つだなと感じていますので、今の情報化社会に対応ができるような組織の在り方というのはぜひこれからの行政機構の在り方の中でも考えていかなければいけないなと思っています。

長野県知事 阿部守一
 はい、よろしくお願い致します。

 

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