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更新日:2017年1月9日

知事会見平成25年(2013年)7月26日(金曜日) 14時30分~15時15分 県庁:会見場

項目

知事からの説明

  1. 信州の美しい切花・鉢花(リンドウ)、部局長会議を開催、北陸新幹線金沢延伸に関するJR東日本への要望、地域医療再生計画事業に係る国庫補助の内示、ピークカットチャレンジ実施結果(速報)について

取材者からの質問

  1. 教職員の不祥事について(1)
  2. 教職員の不祥事について(2)
  3. 北陸新幹線金沢延伸に関するJR東日本への要望について(1)
  4. 北陸新幹線金沢延伸に関するJR東日本への要望について(2)
  5. 子どもを性被害等から守る専門委員会の正副委員長との懇談について
  6. 部局長会議における新県立大学基本構想の報告について
  7. TPP交渉について
  8. 地域医療再生計画事業に係る国庫補助の内示について
  9. 子どもの育ちを支えるしくみを考える委員会からの「最終とりまとめ」提出について

配布資料一覧

県花「リンドウ」の切り花出荷が本格化しています(PDF:934KB)
北陸新幹線金沢延伸に関してJRに要望を行ないます(PDF:231KB)
さわやか信州省エネ大作戦「ピークカットチャレンジ」実施結果(速報)(PDF:518KB)

本文

知事からの説明

 1 信州の美しい切花・鉢花(リンドウ)、部局長会議を開催、北陸新幹線金沢延伸に関するJR東日本への要望、地域医療再生計画事業に係る国庫補助の内示、ピークカットチャレンジ実施結果(速報)について

長野県知事 阿部守一
 それでは7月26日の会見を始めさせていただきます。私の方からは、冒頭5点お話をしたいと思います。
 まず1点目、長野県の花シリーズということで、今日はこちらのリンドウを皆さんに宣伝をさせていただきたいと思います。先週はトルコギキョウでありましたが、今週は長野県の県花でもありますリンドウでございます。切り花としてのリンドウのルーツは霧ケ峰高原で戦後間もなく自生していたリンドウを出荷し始めたということから始まります。栽培当初は山採りの株を植えつけて切り花をおこなっていたわけでありますが、昭和30年代に県の園芸試験場、いまの野菜花き試験場でありますけれども、県の園芸試験場と篤農家の共同研究でリンドウを種から栽培する技術が確立されたということで飛躍的に生産の拡大がなされました。これと並行して県内の複数の育種家の手によりまして、品種改良が進められて開花時期、色のバラエティが広がったわけであります。長野県産のリンドウの特徴は、夏・秋の期間における昼夜の温度差が大きいということで、発色、色が鮮やかで日持ちがするということ、各産地で長年に渡って選び抜かれた優れた特性を持つオリジナルの品種が県内に多数存在するということ、全国的に著名な育種家が県内にいらっしゃいまして、ライトブルー、白、ピンクあるいは花びらの先だけ青いタイプといったさまざまな新品種が発表されてきているというところに長野県産のリンドウの特徴があります。生産量は岩手県が第1位で、私ども長野県は全国第2位ということであります。6月から11月まで出荷されますが、最盛期は8月から9月にかけて、これからがシーズンであります。先週お話ししたキクと同様に7月から8月のお盆の時期、9月のお彼岸の時期、こうした際に仏花、仏さまのお花としての需要が大変に高い切り花でございますことから、こうした時期に確実に開花する品種の選定・開発にこれまでも力を入れてきているところであります。県産品のリンドウがこれから出回ってまいりますので、ぜひ県産のリンドウをいろいろなところでご活用いただければありがたいと思います。来週の月曜日から金曜日まで県庁の玄関ホールにおきまして県内の産地・育種家からご提供いただいたリンドウを展示してまいりますので、ぜひご覧をいただきたいと思います。
 それから、2点目でございますが、本日午前中に部局長会議を開催しました。今日の部局長会議は2点でありまして、新県立大学の基本構想についての報告、それからもう1点は、一人1改善提案事業の取り組み状況についての報告ということで、併せて具体的な事例を4つ、それぞれ取り組んでいただいた部局、組織から発表をしてもらったところであります。会議の場でも申し上げましたが、一人1改善提案事業は5,100件も各職員から提案がきているわけでありますので、もちろんできる限り具体化していくということも当然ですけれども、この取り組みを通じて若手職員、中堅職員、現場に近い職員、そうした皆さんの声が反映できる、具体化できる県庁に変えていけるように引き続き取り組んでいきたいと思っています。
 それから大きな3点目でありますけれども、JR東日本への要望ついてでございます。本日プレスリリースさせていただきましたけれども、7月31日の水曜日にJR東日本の富田社長に要望にお伺いしたいと考えております。今回の要望につきましては、北陸新幹線の金沢延伸後の利便性の確保等に関する事項につきまして、県内の沿線市町、経済界等の代表の方とともに要望を行っていこうというものであります。まず1点目、私たちが要望していこうと考えている内容でありますけれども1点目は路線の案内方法についてであります。これは先週の記者会見でも申しあげましたが、最終的に判断する権限はJRでありますが、しかしながら利用者に分かりやすくするという観点から、「長野」という名称をしっかり盛り込んでいただきたいということをJRに要請していきたいと考えております。それから、もう1点、長野発着の列車を設定していただきたいということと、それに合わせて列車名については「あさま」、今の名称を残していただきたいと、さらに県内に既設の新幹線駅4駅あるわけでありますけれども、現在の停車本数以上を確保していただきたいということ、それから新設される飯山駅についても可能な限り停車本数を確保してもらいたいと、こうした点、ダイヤ編成、長野県に十分配慮したダイヤ編成にしていただきたいということをJRに要請をしていきたいと考えているところであります。鷲沢市長、加藤会頭をはじめとして、市町村関係者、経済界の関係者の皆さま方と一緒になって要請をしていきたいと考えております。
それから4点目でありますけれども、これは資料をお配りしていなくて恐縮でありますけれども、国に対してかねてから要望しておりました地域医療再生計画、平成25年度基金拡充分の第3次分ということでありますけれども、これについて内示がありました。私どもとしては、総事業費60億円、基金所要額として15億円の計画を策定して5月の末に国に提出をしておりました。この計画書につきまして国の有識者会議の評価を経て、7月23日の火曜日に国から13億5千万円ということで交付の内示をいただいたところであります。
 今回の内示状況を見ますと、いわゆる被災4県、これは岩手、宮城、福島、それに加えて茨城県の東日本大震災の被災4県を除いた金額で見ますと、全国の中でも最も多い金額の内示をいただいているという状況であります。国からは電子レセプトデータを用いるなどして、現状分析や課題の把握を、長野県しっかり行っているということと、それに合わせた施策がしっかり講じられていると、目標設定も行われているということで大変良い模範的な計画であるというご評価をいただいているところでありまして、こうした高い評価が全国的にも金額の多い内示配分をいただけることになったと考えております。今後、15億円の基金使用額に対しての13億5千万円でありますが、要望している事業については事業費等の見直しを行わなければいけないところもありますが、ほぼ進めていくことができるのではないかと思いますけれども、修正を行った上で本年度の実施分については9月補正予算案として県議会に提出するべく取り組みを進めていきたいと思っています。今回具体的な内容は、大きく4点ございますが、一つは南海トラフの巨大地震等災害時の医療体制の確保ということ、それから在宅医療を推進していくということ、さらには医師確保対策、医師・看護人材そうした医療関係の人材確保を進めていくこと、それから、加えて二次医療圏の地域医療再生、特に木曽、大北、北信とこうした地域の実情に応じた体制の整備、こうした点を柱としてこの地域医療再生を進めていきたいと考えております。
 それから最後、5点目であります。「さわやか信州省エネ大作戦」ということで、今年も県民の皆さま方、事業者の皆さま方に「ピークカットチャレンジ」の取り組みを行っていただいているところでございます。お手元に資料をお配りしているかと思いますけれども、今年の夏の電力使用量について毎日のデータが出ているわけでありますけれども、7月24日までの段階で、もっとも電力使用量、使用最大電力が多かったのが7月11日、これの255.9万キロワットというのが現状のピーク時電力であります。これは、22年の使用最大電力との比較でいきますと、12.7パーセントのマイナスという状況でありまして、ぜひ今回は6パーセントのマイナスということを目標に取り組んできているわけでありますが、今のところまだ12パーセント以上削減、ピークに比べればですね、低いレベルで推移しているという状況でありまして、このことについては、県民、事業者の皆さま方のご協力のおかげだと思っております。今日も大変暑いですけれども、まだこれから暑い時期が続くわけであります。この「ピークカットチャレンジ」の取り組み、7月24日から今日までの3日間、それから来週の31日(水曜日)から8月2日(金曜日)までの3日間、計6日間、「ピークカットチャレンジ」の取り組みを進めているところでありますし、それ以外の日も含めてですね、この22年度対比で6パーセント以上の減という目標はぜひ達成をしていきたいと考えていますので、引き続き県民の皆さま方には、無理をしない範囲でですね、熱中症等になられてしまってはいけませんので、無理をしない範囲で、節電・省エネにぜひご協力をいただいて、今年の目標であります、節電6パーセントという目標を達成していただきますように、改めてお願いをさせていただきたいと思います。私の方からは以上でございます。

取材者からの質問

 1 教職員の不祥事について(1)

日本放送協会(NHK) 原田季奈 氏
 おととい、また小学校の教員の方が逮捕されたことを受けまして、知事としましては今どのようにお感じになっているかお聞かせください。

長野県知事 阿部守一
 教員の皆さんの不祥事が続く中での対策、教育委員会と私どもで真剣に考えて有識者の皆さんからも方向付けをしてもらって、いざそれをこれから具現化していこうというときにですね、またしてもこうした事態が生じてしまったことは、私としては大変残念な思いでありますし、非常に悔しいという思いでもあります。県全体を上げてですね、教育再生の取り組みをしていこうということは、各学校もそれぞれの先生方もよく分かっていただいていると思っていたわけでありますけども、残念ながら、そうした教員が出てしまったという状況でありまして、教育委員会としては、校長と各先生方との個別の話し合い・面談をしっかり行っていくということで、コミュニケーションをしっかり取った上で、学校の先生にも場合によったら悩みとか課題とかある中で、そういうものを皆で共有して、対応していこうという方向付けをしてもらっているわけでありますけれども、ぜひ各学校、そして各教職員の皆さんにおかれては、本当にまじめに取り組んでいる人たちが多いわけですけれども、一部でもこういう人が出てしまうということが教員全体、教育全体に対する信頼感を著しく損ねることになるわけでありますから、ぜひもう一回、これはもちろん一人ひとりの教員が、しっかり自覚してもらうということと併せてですね、学校ごとにお互いこんなことがあってはいけないというのは、私が言うまでもなく当たり前のことだと思いますけれども、ぜひ組織として問題意識を共有して、制度・仕組みも教育委員会と一緒になってわれわれも変えていかなければいけないと思いますから、そういうところについては協力してもらいたいと思いますし、また各学校現場でもですね、しっかりと組織のマネジメントを行っていただいて、それぞれの組織の中でもどういうことが問題なのかと、どうすればこうしたことが防げるのかということについて、改めて真剣に考えていってもらいたいなと思っています。

日本放送協会(NHK) 原田季奈 氏
 去年から7人も逮捕されているという現状があるんですが、対策をしている中で、不祥事が歯止めが掛からないことについて知事は何が今足りないのかと思いますか。

長野県知事 阿部守一
 何がというか、一つだけではないんだろうと思います。あり方検討会議でも人事、研修、評価、さまざまな分野にわたって方向付けされていますし、今回の6月県議会でも、開かれた学校にしようと、住民の皆さんに学校に入ってもらおうということで、「信州型コミュニティスクール」の予算も計上したわけでありまして、そうしたいろんな取り組みを通じて、これは教員のやる気のある先生方にはもっとモチベーションを高めてもらいたいと思いますし、逆に課題があるなという先生方にはしっかりと研修を受けてもらうとか、あるいはそれぞれの行動を改めてもらうとか、特にそれは問題がある方については、教員の世界からは離れていただくとか、教育委員会には不祥事に対しては、しっかりと厳正な対応をしていってもらいたいと思っております。

 2 教職員の不祥事について(2)

テレビ信州(TSB) 大和洋介 氏
 引き続き、先ほどの教員の件で、これだけ対策が講じられて、あり方検討会議でも議論されていて、起こるというのは、その効果というのはあまりないんでしょうか。知事はどうお考えでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 はい。対策を講じられたというか、まだ具体的な対策は制度・仕組みに関わる部分はこれからですから、例えば信州型コミュニティスクールも6月で初めてモデル的な予算を計上したわけでありますし、それからまさに教員の皆さんに対する保護者とか子どもたちの声を反映できるようにという評価の在り方っていうのも、まさに今具体的な制度設計を行っているところでありますから、あり方検討会議で出された方向性というのは着実に、しかもこういう事態でありますから、できるだけ早急に具体化をしていかなければいけないだろうと思います。

テレビ信州(TSB) 大和洋介 氏
 今学校に通っている子どもとか保護者もいるわけで、きっとそれをこれから行われるからっていって待ってはいられない状況だと思うんですけれども、その辺り知事から何か指示したりというのはありますでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 はい。これはもう、制度・仕組みのところは多くの学校現場に浸透させる上では、しっかりと制度設計をしていかなければいけないわけでありますので、スピード感を持ちながらも、何というかコロコロ変わるような仕組みじゃないものをしっかりつくって、実行していくということが必要だと思います。それから、これは、組織、これ教育行政組織というような形で、県の教育委員会が中心にあって、あるいは私もいて、全県に学校があるわけでありますけれども、そういう絵柄で考える話だけではないだろうと思っています。予算を付けたり、制度・仕組みを変えるのは、われわれが責任を持ってやっていかなければいけないわけでありますけれども、しかしながら先ほども言いましたように、個々の学校現場では一生懸命努力をされている先生方、校長先生もいらっしゃるわけでありますから、ぜひ学校現場においても、こうしたことを反省材料としてしっかりと踏まえた上で、それぞれの学校でどういうことが必要なのか、なにが今まで足りないのかと、そういうことも具体的に行っていただきたいと思いますし、そうした部分が制度・仕組みと併せてですね、効果を上げていくことにならないと、何というか、お仕着せの制度をトップダウンでやるだけでは、たぶん問題の解決にはならないだろうなと思います。そういう意味で、教育委員会も校長と教員の対話ということを求めているんだろうと思っています。

テレビ信州(TSB) 大和洋介 氏
 知事は、今何が一番足りなくて、何が必要だと。これまで研修もやられて、チェックシートも教育委員会がやってきて、それでもまだ起きると。それは意識の面なのか、何か分かりませんが、知事はどこが一番問題だとお考えでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 一番というか、先ほど言ったみたいに、いくつかあるだろうと思っています。これは、まずは不祥事を起こしてしまう教員本人の自覚の問題というのは当然あると思います。私も教育委員会から今回の件を報告を受けたときに、本当に子どもたちに何と説明するんだということで言ったわけでありますけれども、もちろん公務員全体が不祥事があってはならないのは当たり前の話でありますけれども、特に学校現場で子どもたちに対して、もちろんある意味で人生・生き方のお手本にならなければいけない先生方がですね、そういうことを十二分に自覚をしていってもらうことが必要なんだろうと思います。多くの先生方はそういう自覚をされているわけでありますけれども、たまたまそういうことが起きることによって、多くの先生方に対しても同じような目が向けられてしまっているということは、大変私は残念だなと思います。不適格な教員が教壇に立つことがないように採用であったり、人事であったり、評価であったり、そういったところで、われわれとしては工夫をしていかなければいけないと思っています。

 3 北陸新幹線金沢延伸に関するJR東日本への要望について(1)

テレビ信州(TSB) 大和洋介 氏
 あともう1点、変わって先ほど列車名の「あさま」の問題があったかと思うんですが、それは長野に止まるものだけっていう考えでしょうか。それとも全体で「あさま」を残してもらいたいというお考えでしょうか。北陸新幹線全部でということなのか。

長野県知事 阿部守一
 これは私どもとして要望していく方向性については先ほど申し上げましたけれども、まず長野停車をしっかり残してもらいたいということでありまして、それと関連して「あさま」も残してもらいたいという趣旨であります。

テレビ信州(TSB) 大和洋介 氏
 長野停車のものに関してはということですか。

長野県知事 阿部守一
 まず長野停車を作ってもらわなければいけないと。これを強く求めると同時に、列車名については「あさま」を残してもらうということで、北陸に行く場合と長野で止まる場合と両方あったときに、どっちで付けるかっていう、それはこっちじゃなければいけないとは、われわれは必ずしも限定はしませんけれども、長野駅に止まる列車を作ってくれということと、併せて、「あさま」という名称もぜひ残してもらいたいと思っています。

 4 北陸新幹線金沢延伸に関するJR東日本への要望について(2)

信濃毎日新聞 古志野拓史 氏
 今の新幹線に関連して、改めてですけれども、長野発着を残す意味といいますか、今当然長野発着でやっているわけですけれども、改めて求めていく理由と、県内駅への停車本数確保という話なんですけれども、求めていくことと同時に各駅の利用者を増やしたりする取り組みも不可欠かと思うんですが、県としてというか、あるいは市町村と連携してどういうふうに、例えば松本から上田とか佐久平を使ってもらうとかいろいろ、自治体ベースではいろいろアイディアも出ているようなんですけれども、知事としては、その辺どうお考えか、教えてください。

長野県知事 阿部守一
 はい。当然のことながら、今、新幹線は長野で止まっているわけでありまして、そういう中でいわゆる終着駅としてのメリットを享受している部分もあると思います。これから北陸まで新幹線が伸びていくわけでありますけれども、長野駅の北には車両基地もあるわけでありますし、私どもとしては、今長野始発がある中で、利便性を享受している部分もあるわけでありますから、そうした部分をこれからも残してもらうということが、長野県にとってはプラスだと考えています。そういう観点で、長野発着の列車を設定していただきたいということを求めていきたいと思っています。それから、もちろん停車本数の話は、お願いをするだけではなくて、われわれも駅が十分利用されるような取り組みをしていくということが必要で、これは地域の活性化、地域振興という観点からも重要な取り組みだと思っています。北陸新幹線の協議会の中で、経済界とも一緒になってこれまでも取り組んできていますし、観光の観点では、新幹線駅を拠点とした観光ルートの設定ということも今検討しているところであります。加えて、例えば今回新幹線の沿線、並行してしなの鉄道が走っているわけでありますけれども、しなの鉄道の利用と絡めた地域の活性化ということも、これまで以上に踏み込んでやっていかなければいけないなと考えておりまして、そうしたことを今、駅利用客数の目標設定を具体的に考えていくようにということで、企画部には指示をしているわけでありますけれども、そうした目標を事業者の皆さん、県民の皆さんと共有する中で、新幹線の延伸を契機とした地域の振興、あるいは観光の活性化、そうしたことに取り組んでいきたいと思っています。

 5 子どもを性被害等から守る専門委員会の正副委員長との懇談について

信濃毎日新聞 山越悌治 氏
 先ほど知事がですね、子どもの性被害等から守る専門委員会の正副委員長と懇談されたんですが、その中でですね、いろんなお話があったと思うんですけれども、一つは、こうした懇談の機会を知事側から求めたというふうに聞いているんですが、こうした機会を求めた狙いとですね、安部先生とかからいろんなお話があったと思うんですが、どのようにお感じになったかというのをお聞かせください。

長野県知事 阿部守一
 今回、正副委員長とお話しをさせてもらったわけですけれども、委員会全体には最初の時あいさつをさせていただいたわけですけれども、その時点で正副委員長はまだ選出されていないという段階でありましたので、そういう意味で改めてお二方と問題意識を共有するということでお話しをさせていただきました。私の方からは、これまでの長野県の取り組み、県民・事業者・行政が力を合わせてですね、青少年を守ってきたと、そうした取り組みについてはこれからもしっかり進めていく必要があるし、そうした取り組みは尊重していかなければいけないということを申し上げたところでありますが、両先生からも私の認識とほぼ同じような認識でいらっしゃるということを私も確認できましたし、多分、正副委員長もそこは感じていただけたのかなと思います。最終的に方向付けをしていく責任は私にあるわけでありますので、私の感覚を共有していただけたということは意義があったんじゃないかなと思っています。

信濃毎日新聞 山越悌治 氏
 あとですね、お話の中で若干今までとニュアンスが違うのかなと感じたところがあるんですが、年内には結論を出すというようなお話で来ていたかと思うんですが、その点には知事自身はこだわらず、徹底的に議論を尽くしてほしいという、こういうことでよろしいんでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 そうですね。ここの会見でも、スケジュールが初めにありきで、こんなスケジュールでいいのか、というような趣旨の御質問をいただいたような気がしますけれども、今日も先生方と話をして、非常にセンシティブな問題、微妙な部分がある難しい課題であるというのは、私も委員の皆さま方も多分同じ認識だと感じました。そういう中で、これはやっぱり慎重の上にも慎重にしっかり議論をしていただきたいと私も思っているところでありますし、両先生も、そういうことではしっかりとですね議論を尽くしていくと、いたずらに時間をかけるわけではないけれども、しっかりと議論をしていくということが必要だという認識でお話しをされていらっしゃいましたので、ぜひ、拙速な取りまとめをするのではなくて、十分な議論をしていただいた上で、きっちりとした方向付けをしていただきたいと思っています。

信濃毎日新聞 山越悌治 氏
 それと関連してですね、先日県の弁護士会の方で会長声明ということで、淫行条例制定に対して、制定するかどうかニュートラルだということなんですけれども、制定を懸念されてですね、制定に反対を表明された会長声明というのを出されたんですが、多分知事も、もうご覧になっていると思うんですけれども、その会長声明についてはどうお感じになっているかお伺いしたいんですが。

長野県知事 阿部守一
 そうですね。今日も実は弁護士会も含めて県民の中にはさまざま意見があるので、そうしたことを十分踏まえた上で、ご検討いただきたいというお話しをさせていただいたところであります。今、検討途上でありますので、弁護士会からの声明というのは私も拝見をしておりますけれども、これから具体的な検討を行う中で、そうした考え方も踏まえた検討をしていただくように期待したいと思います。

 6 部局長会議における新県立大学基本構想の報告について

信濃毎日新聞 山越悌治 氏
 すみません、あと別件で1点なんですが、今日、部局長会議でですね、県立大の基本構想を共有されるという趣旨で報告案件として出されたと思うんですが、基本構想の決定からだいぶ経っているこの時期に出された狙いというかその辺をお伺いしたいのですが。

長野県知事 阿部守一
 それは、今日の説明の中にもありましたけれども、たまたま部局長会議があの後無かったんですよ。県議会に入ってしまったので。そういう意味でなんとなく私が会見で発表した時から間が抜けた感じになってしまっているところはその通りだと思いますけれども、特段意図があって間が空いているということではありません。

 7 TPP交渉について

日本経済新聞 学頭貴子 氏
 TPP交渉のことで2点お伺いしたいのですが、昨日ですね、日本が初めて参加したTPP第18回の交渉が終わりまして、全体的に県内の経済界からもですね、政府が秘密保持契約を結んでいるので仕方ないにしても、あまりにも情報が少ないということで、そういった声も聞かれる中で、日本が初めて交渉参加した今回の交渉について受け止めとしてどうお感じになっていらっしゃるかということとですね、5月に発表されたTPPの県内への影響の試算なんですけれども、これ議論が進んでいく中で、重要5品目についてもある程度方向性が見えてくるようになったら改めて試算を公表されるお考えが知事としてあるかないか、その辺りをその2点をお聞かせください。

長野県知事 阿部守一
 まず、TPPの交渉については、本格的に交渉への参加を進めるという形になったわけでありますけれども、私、TPPについてはずっと慎重な立場ということで申し上げてきていますが、お話しにあった今回の交渉でも具体的な姿がなかなか見えないなと思っています。当然のごとく、国益をしっかり守るという観点で交渉していくということが大前提だと考えますけれども、最終的にTPPに交渉じゃなくて参加するのかしないのかということについては、やはりしっかりと情報共有していただいた上で、国民的議論をして、その上で政府が最終的に判断するということが必要だろうと思っています。今後の交渉の方向性をしっかりと見ていかなければいけないなというふうに思っています。それから、試算の話については、今申し上げましたように、当然、国としては農産物の重要5品目については、関税を残す方向で進めていくということでやっていただかなければいけないわけでありますので、現時点で試算のやり直しをするということは考えていません。

 8 地域医療再生計画に係る国庫補助の内示について

信濃毎日新聞 竹村研人 氏
 地域医療再生計画の内示額で、13.5億円ということで出たんですけれども、この1.5億円の差額が今後どういう影響があるかということと、知事としてはほぼ計上したものについては対応ができるのではないかということだったんですけれども、なかなか、現段階では全てとは言い切れないということなんでしょうか。この2点をまずお願いします。

長野県知事 阿部守一
 今回、要望額との差額が1億5千万円あるわけでありますけれども、これについては、なんというか事業をやるにしても事業費の縮減が可能かどうかとかですね、そういうところを再度精査をしていきたいと思いますし、また、他の国家補助制度等で対応できるものについては、そうしたものへの振り替え等を含めて考えたいと思っておりまして、そういう中で、事業として上げていたものについて、事業費の縮減ということはあり得るかもしれませんけれども、基本的には実施できるように調整をしていきたいと思っています。

 9 子どもの育ちを支えるしくみを考える委員会からの「最終とりまとめ」提出について

信濃毎日新聞 竹村研人 氏
 続けてもう1点、別件なんですけれども、来週、「子どもの育ちを支えるしくみを考える委員会」から最終とりまとめがあるということなんですけれども、こちら知事の公約で子どもの権利条例制定ということを掲げていらっしゃったんですけれども、この前の議論を見ていると、割と子供の権利というよりもですね、子供の仕組みっていう方に割と重点が置かれたような内容になっているのですけれども、今回の条例は公約で掲げていたものという理解でよろしいのかどうか。その辺りのお考えを教えてください。

長野県知事 阿部守一
 まだ、報告を私が受けていないという状況ではありますし、今回の委員会の取りまとめた方向性を踏まえつつ具体的に条例化するにあたっては、内部でもしっかり議論していかなければいけないと思っています。私の公約に記載をしている方向性というのは、私の問題意識は、やはり子供たちを取り巻く環境というのが著しく変わってくる中で、子供たちをしっかり守っていかなければいけないんじゃないだろうか。ある意味で、それは子供の権利であったり、人権に関わる部分というのもあるというわけでありまして、例えば児童虐待が、相変わらず多く発生しているといったようなことであったり、あるいはいじめの問題であったり、そういうものというのは人権の話と表裏一体の部分だと思っております。しかしながら、子供たちに対してのサポート、あるいは子供たちを支える人たちへのサポートということをどうやっているかということは、全て権利だとか人権だとかっていう話に集約されるものばかりでもないわけでありますのでそういう意味で今回、子どもの育ちを支えるという観点で、幅広く検討してきていただいているわけであります。私としては、今申し上げたような子どもたちが安心して育っていくことができるような環境、そして子どもたちを支える皆さま方がしっかりとその活動に取り組めるような環境づくり、そうしたことが担保できるような方向での条例を考えて行きたいなと思っていますので、ご提案、検討委員会で取りまとめられたものを十分踏まえて、内部でさらによく検討していきたいと思っています。

信濃毎日新聞 竹村研人 氏
 一点だけ確認させてください。したがって、公約との兼ね合いでいきますと、知事が公約で掲げた権利条例をさらに幅広く拡充した条例というような、そういう理解でいるということなんでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 そうですね。まだ私自身が、検討委員会からご報告を直接受けている状況ではないわけでありますので、委員会の取りまとめの趣旨との関係で直接なかなか申し上げづらいところはありますけれども、今回は幅広い形、そもそも委員会の名称もそういう形で幅広いものを包含できる形で、ご議論いただいたわけでありますし、今回提案されてくる内容も非常に狭い範囲のものではなくて、もう少し広い範囲のものになるだろうと思いますので、私としてはそうした広い方向付けをしていただく中で、条例化をしていくことによって、私が県民の皆さま方に訴えてきた考え方というものも、実現していくことができるだろうと思っています。 

長野県知事 阿部守一
 はい、よろしくお願いします。

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