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更新日:2017年4月1日

指導資料No.54 暴力行為をなくすために

 児童や生徒の暴力行為防止のための指導資料としてまとめました。
 学年会や職員会等において、読み合わせや研究討議を深めるなど、教職員研修の資料として、具体的に活用されることを願うものであります。

平成5年12月15日 長野県教育委員会 生徒指導幹

目次

  1. 暴力行為の実態
  2. 問題行動の防止について
  3. 事例1(小学校)素早い対応と協力
  4. 事例2(中学校)教師集団の支え合い
  5. 事例3(高等学校)さ細な暴力も許さない

 暴力行為の実態

  • 粗暴犯(少年)の検挙・補導人数の推移

  • 粗暴犯の内容別割合

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 問題行動の防止について

 少年の暴力行為の実態を見て分かるように、小・中・高校生の粗暴犯の検挙・補導人数は、減少傾向にあるものの、傷害・恐喝が増加し、悪質化しています。
 また、県警の5年度上半期の少年非行状況のまとめでも、粗暴化傾向が見られ、校内暴力は増加傾向を示しています。
 そこで、昭和55年に文部省から「児童生徒の非行の防止について」出された通知の徹底が更に望まれるので、次に示します。

  1. 児童生徒が学校教育に不適応を生じて問題行動に走ることがないよう、学校教育活動を適切に行うため十分配慮する必要がある。
    • 児童生徒に対する指導内容を精選し、指導方法の改善を図り、児童生徒が指導内容について十分理解し、興味・関心をもって意欲的に取り組むことができるようにすること。また、学校教育活動のあらゆる機会を通じて、児童生徒の個性や能力に応じた指導を行い、その一層の伸長が図られるようにすること。
    • 組織的、計画的に進路指導を行うとともに、進路相談を重視し、将来に対する目的意識を明確にもって生徒自らが的確に進路の選択を行うことができるようにすること。
  2. 児童生徒に対する理解を深め、全教師が一体となって生徒指導に取り組むことが必要である。
    • 教師は児童生徒との接触を密にし、児童生徒一人一人について理解を深め、好ましい人間関係が育成されるように努めること。
    • 全教師が生徒指導の重要性を一層自覚するとともに、教師の間に生徒指導に対する取り組み方が異なっては児童生徒の問題行動に適切に対応することができないので、全教師が協力する体制を整え、一体となって積極的に生徒指導に取り組むこと。また、児童生徒の行動や態度に平素と異なるようなことが見られる場合には、教師は、学級・ホームルーム担任、学年主任、生徒指導主事等との間の連絡を密にし、適切な指導を行うなど問題を早期に解決するようにすること。
    • 学校は生徒指導に当たる方針を明確にし、これが児童生徒に十分理解されるように努めるとともに、ささいな暴力行為等についても、これを看過することなく、きぜんたる態度をもって生徒指導に当たること。
  3. 学校は、家庭や地域社会の関係機関等と十分連携をとって取り組むことが必要である。
    • 学校は平素より家庭と連絡を密にし、あらゆる機会を生かして学校の指導方針について理解を求めるとともに、生徒の日常の行動についての情報を交換するなどして、学校と家庭とが協力して児童生徒の育成に努めること。
    • 学校は近隣の学校、地域社会における関係機関・団体と常に密接な連絡をとり、非行の動向や対策などについて情報の交換などを行い、児童生徒の問題行動の把握に努めること。また、児童生徒の非行の防止については、必要に応じて関係機関との連携・協力の下に一体となってこれに取り組むようにすること。

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 事例1 素早い対応と協力(小学校)

問題行動の概要

 小学校3年生のA男、B男、C男の三人は、保育園から同じ組の男子児童である。B男は体格が良く、腕力も強く、その粗暴な行為に学級の子どもたちは恐れていた。一方A男は、成績が良く、思ったことをずけずけと言ってしまうタイプであった。
 ある日、B男とC男は、よく一緒に行動する同級生の三人を廊下に呼び出し、「A男はなまいきだ。あいつを帰りに玄関の所でやっちまおうぜ。」と指示し、更に、「昇降口で待ち伏せして、B男がA男の首をしめて、みんなでキックする。」というところまで計画を立てた。
 放課後、昇降口で待ち伏せされたA男は、B男に首を締められ、C男に膝で15~6発キックを受けた。手を出したのはB男とC男で、他の三人は、そっと抜け出したり、A男がかわいそうで手を出さなかったりしていた。

指導の経過

  1. A男の担任への訴え
     暴力を受けたA男は、「C男にキックされた」と泣き声で担任に訴えた。担任は、くわしく尋ねたが、A男はそれ以上話さなかった。担任は、職員会の時刻になっていたので、「何かあったら自宅へ電話するように」とA男に話して、帰宅させた。
     家に帰ったA男は、「ぼくは学校は好きだけど、B男やC男が暴力を振るったりするのでD小学校は嫌だ。他の学校へ転校したい。」と泣きながら母に訴えた。
  2. A男の母親からの話
     その夜、両親から担任に、暴力の内容とA男の気持ちを伝える電話があった。
     その中で担任は、母親から「保育園のときから、B男やC男の粗暴な行動に悩まされていたこと。そして、保育園の保母の『あの親に言っても無駄ですよ。かえって…』の言葉に、ずっと我慢してきたことを初めて聞かされた。
  3. B男とC男の両親への対応
    その夜、担任はB男とC男の両親に、その日の出来事を知らせた。B男とC男の親は、「うちの子だけではない。不公平だ。子どもの喧嘩に親が出るとは何事か。」と、その反応は大変に厳しかったが、明日、学級の全員に事情を聞いて、きちんと指導していくことを話した。
  4. 翌日の指導
     担任は、この件に関係した子どもや、居合わせた子ども、それを見かけている子どもから事情を聞いて、正確な状況を把握した。そして、「暴力やいじめは、どんなことがあっても絶対にいけないことだ」と切々と話し、A男の気持ちを考え合う話し合いをもった。更に、このことについて、自分の考えを作文で表現させた。
  5. A男の両親の心の受容
     担任は、関係職員と相談をして、情報等の協力を全職員にお願いした。また、3日後、A男の両親に学校へ来てもらい、学校長と担任の二人で、親の気持ちをじっくり聴いた。翌日、A男の連絡帳に「気持ちを全部聞いてもらって大変嬉しい。」などと書いてあり、母親は心を痛めて体調を崩していたことも分かった。
  6. PTA参観日・学級懇談会
     たまたま5日後にPTA参観日があり、学級活動の時間に「なくしたボタン」の資料を使って「何気ないことで友達を悲しませたり、傷つけたりしていることに気づき、自分たちの中にも悲しい思いをしている友達がいることに目を向け、友達との接し方をより良くしていこう。」という学習をした。
     その後の学級懇談会で、授業の内容と学級の実際を関係させた話し合いをもつことができ、人との関わり方を大事にしていこうとする会になった。
  7. 学校長・担任で面接指導
     この件に関わった子どもに、校長と担任で面接指導をした。どんな理由があれ、暴力を振るうことは絶対にあってはならないことを、本人の将来を考え合わせて諭した。
     子どもたちを良くしようと願う教師たちの真剣な姿勢に、事の重大さを改めて感じ、指導後に次のような作文を書いた。
    • B男:ぼくは校長先生の話を聞いて、もうぼうりょくはしたくないと思いました。こんどしたらぼくがいけないんだと思います。そして、じぶんからお母さんに話します。なおしていかないと、大人になってなおそうとしてもなおらないからです…
    • C男:ぼくは校長先生にいわれてわかったから、もうけんかはやりたくないと思いました。でも、どうしてもやっちゃうから、がんばってしないようにします。
      誘われて行動した人:ぼくは校長先生の話を聞いて、こんどB君やC君にめいれいされてもいやだといいます。なかすぞといわれても、はしってかえります。こんどこそ注意したいです。
  8. その後の担任のかかわり
     A男からの話をじっくりと聞き、座席を担任の近くにして、他の児童の目を配慮しながら声をかけるようにした。そして、B男とC男の良さを認めるような場を設定するなどの配慮をするとともに、保護者との連携を密にした。
     あれから6か月後、子どもや保護者たちに明るさが増し、A男は「今は大丈夫だよ。毎日学校へ来てB男君やC男君ともボール遊びができて楽しい」と語っている。

事例から学ぶこと

  • 直ちに正確な事実の把握をし、A男の気持ちを支え、学級での指導が間を置かずに適切にでき、親の理解を大切にしたこと。
  • いじめることや暴力がいけないことを小さいときから分からせることの大切さ。
  • 校長を始めとして全職員の支え合いの中で指導できたこと。
  • 子どもの良さを伸ばす視点で、親と連携し合っていくことの大切さ。

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 事例2 教師集団の支え合い(中学校)

問題行動の概要

 その日の放課後、準備室に多くの先生方が集まってきた。「おっ、E先生どうしたね。その眼帯は」という質問に、E先生は、やっと重たい口を開いた。調子悪そうに先生方に訴えた内容は、清掃中にF男に殴られたということである。
 恐る恐る眼帯を外して見せてくれたその目の周りは、紫色に腫れ上がり痛々しい。そこには、生徒に暴力を振るわれたやりきれなさと、無力感がありありとうかがえ、そのショックと無念さが伝わってきた。周りの先生方も押し黙ってしまった。E先生は話を続けた。清掃のとき、蛍光灯の拭き掃除をやっていたF男に「F男、裏の方まできれいに拭けよ」と言った。するとF男は、「うるせえなあ、そんなに言うのならてめえでやれ」と、いきなり机の上に載せた椅子から飛び掛かって、一撃を加えてきた。「私との関わりは、日頃うまくいっていたのに。F男がなんであんなに怒ったのか分からない。」と不思議がった。
 そのとき、周りにいた生徒たちは、突然のできごとであったためか、声をかけることも、制止することもなく、唖然としていたと言う。
 更に、E先生は「以前にもF男は、殴りかかってきたことがあり、そのときは、F男の興奮状態がおさまったところで説諭すると、F男は素直に謝り、『もう二度と暴力は振るわない』と約束した。しかし、また繰り返すこととなってしまった。」と話した。

これまでのF男

 F男の家族は、農業を営む両親と祖母、高校生の兄の5人であり、経済的には、やや苦しいようであった。
 F男は、両親を大変慕っていて、周囲の者に両親の苦労話や生き方をよく話していた。兄を頑張り屋だと言い、「自分の目標にしているんだ」といつも誇らしげに語るF男は、人なつっこく、明るく、開放的な性格の生徒と映っていた。
 気持ち良く先生の手伝いをしたり、切ない思いをしている仲間の話を聞いたり、中に入ってかばったりするところもあった。
 反面、教師や友達がいくら話しても聞かないような頑固で意地っ張りなところや、少し威圧的なところもあった。また、「かっとすると前後の見境がつかなくなり、何をしでかすか分からない」と、一部の教師や級友に恐れられているところもあった。

事後の対応

 準備室は、教師や生徒たちが自由に出入りできる雰囲気を持っていて、互いに気楽に話せる場であり、先生方のまとまりのある連携の場でもある。そこでは、授業のこと、各学級の生徒のことなど豊富な話題があり、明るい雰囲気の中で自由に会話がなされていた。

  1. まず、連携は目的をもって
     各々の先生が学級に行って、エピソードを交えながら、間接的ではあるが、この件にも触れながら、暴力行為の許されないことについて、話し合うようにした。
     また、学年会で、先生方が経験してきた暴力行為に対する指導を出し合い、問題解決に向けてのヒントを集めたり、共通理解を深めたりした。
     その中で、「F男とE先生との関係は、日頃特に問題があったわけではないが、暴力問題が生じた頃は、生徒の心が見えない状態にあったのではないか。」、「F男の気持ちを考えると、一生懸命蛍光灯の掃除をしていたF男に、E先生が声をかけたが、内容が適切であったか問題だ」などの意見があった。
     E先生は、不安そうな表情であったが、周りの先生に励まされて、うなずいていた。
  2. ときを捉えてのG先生の対応
     G先生は、準備室でF男と二人きりになる機会を得た。サッ力ーや野球の話をした後、E先生との出来事について触れると、F男は次のような不満を語った。
    • 「E先生は、いつもはっきりしたことを言わないし、こう言ったかと思えば、すぐに違うことを言って男らしくない。」
    • 「蛍光灯の掃除を他の人が誰もやらないから、せっかくやっていたのに、先生はもっと言い方があるじゃないか。」
    • 「E先生は、俺のことを全然わかっていない。」
    • G先生は、F男の不満をじっくり聴き、同時に、普段E先生が他の先生にF男のことを「明るく、人の気持ちのわかる優しい生徒だ」と話していたことを伝えた。
       その後、G先生はこのことをE先生に伝えた。そして、G先生のアドバイスをE先生は、うなずいて聞いていた。
  3. その後
     翌日、E先生がF男に会ったとき「蛍光灯の掃除のとき、言い方が悪かったな」と話すと、F男は、恥ずかしそうに微笑んで、廊下を早足で通り過ぎて行った。
     また、担任を中心に先生方が連絡を取り合い、F男を気遣って声をかけた。それにF男も明るく応えていた。
     その後、F男が暴力を振るったり、暴れたりしたことはなかった。

(4) 事例より学んだこと

  • 生徒が、問題行動を起こしたときの心情を知るように努力し、なぜそのような行為をしたのかを大切に考えたことで、生徒の心を受容できる機会を得て指導できたこと。
  • 先生が日頃からまとまり、お互いに連携をとって指導に当たっていたことで、暴力行為に対して、職員が共通意識をもって指導に当たることができたこと。そして、お互いに支え合って指導ができたこと。

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 事例3 さ細な暴力も許さない(高等学校)

暴力行為の概要

 自由気ままに夏休みを過ごした二年生のH男は、二学期初日の休み時間に、廊下で一年生のI男とさ細なことから、口論になった。かっとしたH男は、近くの友達の制止も聞かず、殴りかかった。二人は、殴り合いの喧嘩になり、I男は前歯を折った。

これまでのH男

 H男は、二人の姉と教育熱心な両親に大変可愛がられて、自由奔放に育てられていた。性格は、明るく、社交性に富むが、我がままで目立ちたがりで、やや短気な所もあった。
 学習面では、高い能力を持っていたが、好き嫌いが激しく、高校入試を失敗し、一年浪人をして希望校に入学した。しかし、遅刻や授業をさぼることが多く、クラブ活動にも入らずにぶらつくなど、生活が乱れがちであった。
 一年の終わりの春休みに、放置自転車に乗り、警察に補導された。そして、その後一ヶ月も経たぬうちに、住居不法侵入・窃盗未遂で再び警察に出頭を命ぜられた。H男は、親や学校に顔向けできないと思い、金も持たずに5日間家出をした。
 学校では、二年生になって、クラス替えをして間もないことであり、担任による家庭訪問と登校反省による指導をすることになる。当面、学習を一生懸命して、定期テストに備えることにした。
 しかし、テストの結果は思わしくなかった。反省中は、一応指導に従っていたが、早く解放されたい気持ちや、文化祭や学期末の忙しい中で、指導不十分のまま夏休みに入ってしまった。

暴力事件後の指導内容

  1. 学年会・生徒指導係合同会議で指導の方向を確認する。
    一見、生徒同士のさ細なけんかに見えるが、校内での事件であり、暴力の芽は小さいうちに摘み取る。
    H男の問題行動は、エス力レートしてきているので、徹底した指導が必要であり、本人の日常生活の変革と人生観や正しい価値観の育成のため、長期的な展望を持った学級づくりの再構築と家庭の協力が必要である。
  2. 父親に登校してもらい、家庭反省を伝え、その間の指導ができるように、家人に家に居てもらうようにする。本人には、家庭学習と、与えられた課題を確実にやり、毎日の行動と反省を日誌に書き、両親からコメントをもらうようにした。
  3. 一日置きの家庭訪問の中で、「暴力事件に至った経過と反省」「今まで自分のしてきた悪い点と良いところ」「暴力はなぜいけないか」「これからの自分の生き方とその決意」などの課題について本人の本音を聞くとともに、考えの甘さについて再考させていく。
  4. クラスには、事実を知らせ、ホームルーム委員を中心に「暴力について」「クラスとしてできること」の討論会を開く。
  5. 担任としては、これからのH男を生かす具体的な生活の仕方や生き方を、日誌や話し合いを通して、共に考えることとする。

指導の結果

  1. 問題行動の繰り返しで、危機感を持った父親は、積極的に日誌に親の気持ちを吐露すると、本人も課題について真剣に考えはじめた。そこで、長期間の家庭反省は、遅れがちの学習への意欲を削ぐおそれから、10日間の短期とした。
  2. クラスヘ復帰したとき、本人の決意表明の中に「自分は登校反省の身であるが、これからの行動を見てほしい」とクラスヘの謝罪の意も含めて述べた。
  3. 登校反省中は、朝早く登校して担任へ日誌を提出後、授業に出席し、放課後再び担任の所で面談した。新たな課題として「自分の性格について」「人は過ちをなぜ繰り返すのか」「道徳について」「進路について」「クラスについて」「クラブや生徒会について」等を与えて、作文を通じて、自分や囲りの友のことを考えさせた。
  4. 暴力事件を学級で討議した。その中で、二年からクラス替えをしたことや選択制授業が入ったことなどを考え、お互いの理解と結束を深めるために次のことをすることになった。
    ショートホームルームでの3分間スピーチ、クラス合宿、クラスマッチ用のユニフォーム作りをする。
    更に、担任の強い意向から全生徒や親も参加の学級通信の発行、そして、全生徒への家庭訪問の実施などを行った。
  5. クラスの仲間や担任の強い勧めもあって、級友たちと共に生徒会本部役員に立候補し、H男は生徒会長に、級友たちも役員となった。
  6. 学校では、今までの応援練習や運動会での棒倒しでの暴力行為にも、行き過ぎのないように毅然とした指導を行った。

事例から学ぶこと

  • 問題行動に対して、職員が共通認識を持ち、指導案(見通し)を持って指導することの大切さ。
  • 暴力のみならず、日常の生活や生き方に指導の重点を置くことの大切さ。
  • クラスの仲間に支えられるような学級づくりをすることの大切さ。

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お問い合わせ

所属課室:長野県教育委員会事務局心の支援課

長野県長野市大字南長野字幅下692-2

電話番号:026-235-7450

ファックス番号:026-235-7484

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