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更新日:2023年6月13日

知事会見(令和4年(2022年)12月7日(水曜日)16時18分~16時53分 会場:県庁)

項目

阿部知事からの説明

  1. 長野県総合経済対策について
  2. 11月補正予算案(国補正対応分)について
  3. 新型コロナウイルス感染症への対応について

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取材者からの質問

  1. 11月補正予算案(国補正対応分)について
  2. 新型コロナウイルス感染症への対応について

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本文

阿部知事からの説明

 1 長野県総合経済対策について

長野県知事 阿部守一
 それでは大きく二つ、総合経済対策と補正予算案についてと、それから新型コロナの特に年末年始に向けてのお願い2点をお話ししたいと思います。まずは、総合経済対策と11月補正予算案の追加提出する部分についてです。総合経済対策ですけれども、国の「物価高克服・経済再生実現のための総合経済対策」、10月28日に閣議決定されたものですが、関連予算として第二次補正予算が今月の2日に成立をしました。これを受けて県も早急に対応しようということで県民生活への支援、あるいは県内経済の活性化という観点で今般、本県としての総合的な経済対策を取りまとめました。お手元に資料をお配りしている通り「価格高騰緊急対策」「県内需要の喚起」「活力ある社会の推進」そして「安全・安心の確保」という四つの柱で、市町村関係機関の皆さまと連携して迅速に施策を推進していきたいと考えています。

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2 11月補正予算案(国補正対応分)について

長野県知事 阿部守一
 11月補正予算案の国補正対応分として追加で提案するもののポイントですけれども、今回の補正予算案は長野県総合経済対策を速やかに実行するための経費を盛り込ませていただきました。ポイント(会見資料2)をお配りしているかと思いますが、補正予算案の規模は554億5961万9000円となっています。価格高騰緊急対策としては5億円余を計上しました。きのこ生産者の事業継続に向け培地や原木等の生産資材の高騰分を助成する他、収益力の強化や経営コスト縮減に向けて農業者等が行う農業機械の導入や施設整備を支援します。また、林業の関係では素材生産コスト低減や県産材製品の高付加価値化に向けて林業事業者による高性能林業機械の導入や製材施設の整備を支援します。次に、県内需要の喚起としては74億円余を計上しました。全国旅行支援については「信州割SPECIAL」として年明け以降も延長をします。宿泊・日帰り旅行代金の割引や観光クーポンの発行により観光需要を喚起していきます。次に、活力ある社会の推進として21億円余を計上しました。まず、安心して出産・子育てができるように伴走型の相談支援と経済的支援を一体的に行う市町村に対して助成を行います。また、女性のデジタル分野での就業促進に向けて企業でのインターンシップによるスキルアップを支援します。さらに、児童生徒数が増加をしている特別支援学校の教室等を増築して教育環境を充実します。さらには、中学校の休日部活動の今後の在り方について検討会、あるいは研修会開催により地域全体で考えていく市町村を支援します。加えて、マイナンバーカードの普及に向けて大型商業施設での出張申請受付などを実施していきます。最後四つ目の柱は、安全・安心の確保ですが、453億円余を計上しました。幼稚園、保育所、学校等の送迎用バスへの安全装置の設置や登園管理システムの導入を支援していきます。また、国の「防災・減災、国土強靭化のための5か年加速化対策」を最大限活用して道路、河川、治山施設等の防災・減災対策を推進していきます。今定例会の冒頭に提出をした補正予算と合わせて事業効果が早期に発現するように全庁を挙げて取り組んでいきます。

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3 新型コロナウイルス感染症への対応について

長野県知事 阿部守一
 それから、コロナの関係ですが、皆さまのところには「健やかに年末年始を過ごすためのお願い」(会見資料4)ということでお配りをしているかと思います。年末年始は、冒頭に記載をしましたように感染リスクが高い場面がどうしても増える時期ですし、今年も年明け以降、年末年始を境にして感染者が急増しました。そういう観点で、年末年始に向けて健やかに年末年始を過ごしていただくためのお願いということでいくつかポイントをまとめました。こうした内容について市町村、関係団体等を通じて県民の皆さまに周知を図っていきたいと考えています。まずは、「すべての県民の皆様へ」のところはこれまでお願いしていることと基本的には同様です。ご自身の重症化リスクを確認いただき、重症化リスクが高い方はご自身が感染しないようにしていただく、周囲の方は守っていただく、そして発熱等の症状があればためらわずに相談、受診をしていただきたいと思っています。一方で、重症化リスクが低く軽症の方は全く逆の対応で、受診をできるだけ控えてセルフメディケーションをお願いします。そのため、年末年始で薬局もお休みになるところが多くなると思いますので、ぜひ検査キット、あるいは解熱鎮痛薬等のお買い求めをお願いしたいと思います。これらについては今、お願いしていることと基本的に同じです。また、新型コロナ、インフルエンザワクチン接種についてもご検討をお願いしたいと思います。ここから先は年末年始向けですけれども、まず一つは帰省等される方へのお願いです。どうしても帰省されると、ご高齢の方がいらっしゃるところに戻られるというケースが多いのではないかと思います。高齢者の方、基礎疾患がある方は重症化リスクが高いので、そうした方に感染させないように帰省される方はぜひ最大限の注意をお願いしたいと思います。まずは、帰省前に感染対策、体調管理をしっかり行っていただいて、体調が悪いなという時には予定の変更も含めてぜひご検討いただきたいと思っています。また、帰省をされる方はお住まいの各都道府県の無料検査所等で検査を受けていただくことを推奨しますが、ただ、陰性であっても感染していないという保証にはなりませんので、あまり過度に安心しないようにということはお願いをしておきたいと思います。なお、関連しまして本県としても年末年始に向けては、これまでのゴールデンウイークやお盆と同様に帰省の中心となるであろう長野駅、それから松本駅周辺に臨時検査拠点を設置して無料検査を行う方向で調整をしているところです。期間や場所については決まり次第、お知らせをしたいと考えていますのでぜひお願いします。この他にも薬局等の無料検査は今でも行っています。本県でも本日現在で285か所の無料検査所があります。感染しているのではないかということで心配がある方については、こうした無料検査をぜひご活用いただいて感染を広げないようにご協力を頂ければと思っています。帰省される方もぜひワクチン接種は行っていただくよう検討していただきたいと思っています。それから、忘年会、新年会等を行う方に対してですけれども、体調が悪い時には参加をしない、そうした方は参加させないということでぜひ徹底していただきたいと思いますし、寒い季節ですが、大勢の方が集まる場合はぜひ換気の徹底もお願いしたいと思います。また、お店で行う時には感染対策を行っているお店を選んでいただき、大声での会話や長時間の利用はぜひ今の時期は控えていただきたいと思います。それから、初詣等にお出掛けになられる方もいらっしゃるかと思います。混雑する日時や場所はできるだけ避けて初詣等にお出掛けいただきたいと思っています。年末年始を健やかに過ごす上でのお願いということですので、ぜひご協力をお願いしたいと思います。最後に、医療・介護従事者の皆さまに思いをはせていただきたいということも書きました。ご承知の通り、確保病床使用率も今約7割、確保病床外で入院されている方も大勢いらっしゃるという状況の中で、医療は入院も外来もかなり厳しい状況の中でコロナ対応、あるいは一般、救急の医療対応を医療関係者の皆さまには行っていただいています。ぜひそうしたことをご理解いただいた上で行動いただきたいと思いますし、また介護施設においても非常に集団的な感染が増えている中で、県からは陽性になられてもできるだけ施設内で対応していただきたいということもお願いしていますし、介護施設の皆さまもハイリスクの方ばかりがいらっしゃるわけですので、これまでも最新の注意を払って対応いただいています。私からはこうした医療・介護従事者の皆さまには心から感謝を申し上げたいと思いますし、県民の皆さまにもこういう形で社会経済活動を維持しながらコロナの波を乗り越えようとしている時、昼夜分かたずコロナと戦っていただいている医療従事者、介護従事者の皆さまをはじめご努力いただいている方がいらっしゃるということをぜひご理解いただき、思いをはせていただきたいと、県民が分断されるのではなくてぜひ一体でこの危機を乗り越えていきたいと思いますのでよろしくお願い申し上げます。最後もう1点、コロナの関係で申し上げますが、今は病床がかなりひっ迫している状況ですけれども、県立病院機構にお願いをし、信州医療センターにおいて新たな病床確保に向けて準備を頂いているところです。県立病院機構そして信州医療センターはじめ関係の皆さまに改めて感謝を申し上げたいと思います。現在、信州医療センターでは中等症、軽症者用病床22床、そして重症者用病床を1床確保いただいていますが、今の状況それから、これから年末年始に向けてさらに医療体制を強化していきたいということで新たに20床程度コロナ病床を確保いただくことができる見込みです。新たに拡充する病床については、12月19日からの稼働を目途に準備を進めていただいているところです。改めて感謝を申し上げるとともに、ぜひ他の医療機関の皆さまに今、県からお願いをしています。県内各医療機関の皆さまも非常に厳しい状況ではありますが、ぜひ一般医療を過度に制限しない範囲内で、コロナ病床の拡充・新設について引き続きのご協力をお願いしたいと思いますのでよろしくお願い申し上げます。私からは以上です。よろしくお願いします。

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取材者からの質問

 1 11月補正予算案(国補正対応分)について

日本放送協会(NHK)高田実穂 氏
 今回の追加の補正予算案、いろいろな事業がありますけれども、知事の中でこれは目玉だなと思う事業であったり何か思い入れが強いようなものがあれば教えていただきたいです。

長野県知事 阿部守一
 価格高騰緊急対策については引き続き必要な取り組みをしっかり行っていきたいと思っています。また、特に本日の県議会でも議論になりましたけれども、やはり子育て世代をしっかり応援していくということが極めて重要だと思っています。長野県もそして日本全体もいわゆる地方部においては特に人口減少、さらには若い世代、女性の人口減少が顕著ですので、出産・子育て応援事業は国の政策ではありますけれども、県も財源を投入して取り組んでいきます。市町村とともに子育て世代を応援していく一環の政策として非常に重要だと思いますし、さらにはこうした取り組みを契機にして子育て支援を強化していきたいと考えています。それから、まだこれからというところではありますけれども、地域スポーツ・文化クラブ活動体制整備事業ということで市町村の取り組みを応援する形にしていますけれども、これからの地域におけるスポーツ活動・文化活動と、学校における部活動をどう調和させていくということが非常に重要な課題だと思っています。今回の予算で市町村の中で具体的な検討が行われるわけですけれども、そうした中からおそらくいろいろな課題が出てくると思います。教育委員会とも連携してそうした課題にしっかり対応することによって子どもたちのスポーツ・文化活動を学校、あるいは学校以外の場でしっかり支えていきたいと考えています。それぞれ補正予算は意味がありますけれども、特に今後に向けてつなげていかなければいけない施策として今申し上げたような点が重要だと考えています。

信濃毎日新聞 立松敏也 氏
 きょう発表になりました、補正予算案と県の総合経済対策、これはきょう付で決定したということでよろしいでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 きょう付で決定して補正予算についてはあさって、議会と調整してから決めるということのようですので、議会運営委員会で説明をさせていただいた後に議案の提出という運びになります。

信濃毎日新聞 立松敏也 氏
 今回の予算についてなのですけれども、国の総合経済対策のメニューに沿った内容で計上している、使えるものは使うという形で計上しているかと思うのですけれども、県がどういうふうに活動できるかという観点で国の総合経済対策に対する評価というのはどのようなものでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 国の予算を使う立場からすると、先ほど申し上げたような今回、県の補正予算で盛り込ませていただいた事業については、私としてはいずれも重要な事業だと思っていますので、大変ありがたいと思っています。ただ、県を通さない予算とかもいろいろありますので、全体の状況は私がしっかり把握してないので、そこの評価については今の段階ではできませんけれども、県としては補正予算を編成する立場からは大変ありがたいと思っています。

信濃毎日新聞 立松敏也 氏
 補正予算で使う事業の内容もさることながら、予算規模という観点でいうと県が活用する予算としてこれだけの500億円以上の規模になったので活用することになったと、活用できるというふうに言ってもいいかもしれませんけれども、この規模についてはどのように評価していますか。

長野県知事 阿部守一
 あまり私は予算の規模がどうこうという感じよりも、必要なところに必要な予算があれば良いと思っているので、県の補正予算の規模もかなり11月補正としてはトータルで大きな予算規模になりますけれども、一般財源をどれだけ入れるかとか、県債をどれだけ発行するかということによっても県財政の影響等も変わってくるので、単純に予算規模だけでは計りきれないと思っています。

信濃毎日新聞 立松敏也 氏
 今、後半におっしゃいました、県の一般財源をどれだけ使うかとかそういった意味での県の財政運営の観点からはどんなふうに評価というか、自己評価も含めて。

長野県知事 阿部守一
 国の補正予算は補正予算債の発行ができたり、当然のことかもしれないですけれど、年度途中で県も予算編成するので財源的には非常に優遇をされている部分もありますので、後年度の財政運営に大きな影響を及ぼすことなく対応していくことができるのではないかと思っています。

信濃毎日新聞 立松敏也 氏
 ちなみに国の今回の補正予算に関してはまた国債が22.8兆円発行されるということになっていますけれども、これについてはどのような受け止めでしょうか。こういういろいろな危機を抱えている時期なのでという部分もあるのかもしれませんけれども。

長野県知事 阿部守一
 内容の検討が必要だろうと思います。今はさまざまな危機が同時に来ているという状況ですので、必要な予算をしっかり確保していただいて、迅速な対策、価格高騰対策であったり、コロナ対策であったりを行っていただくことが大事だと思っていますが、他方で次の世代にどれだけ負担を負わせていけるのかについては、やはり財政の在り方というのはしっかり検討していかなければいけない部分ではないかと思っています。

信濃毎日新聞 立松敏也 氏
 最後付け加えまして、国の総合経済対策について、あえてここが足りないとか不満だというところがあればもしあれば伺えますか。

長野県知事 阿部守一
 県として補正予算を編成して実行していく観点からは、あまりこれが足りないという感覚はないです。むしろ県として今回かなり国の枠組みの中で予算化していますけれども、県がもっと独自に知恵を出しながらいろいろな対策を進めていかなければいけないなと思っています。

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2 新型コロナウイルス感染症への対応について

信濃毎日新聞 井口賢太 氏
 コロナの新規感染者の前週比推移ですけれども、ここで前週比1倍を切っています。第8波のピークが過ぎたのか、もしくは年末年始に向けてまだ予断を許せない状況なのか、知事の認識をお願いできますか。

長野県知事 阿部守一
 私も毎日、陽性者の状況は気になってすぐ報告してという形で把握をしていますけれども、ご指摘のように前週比マイナスになってきていますので、ある意味ピークを越えつつあるかという感覚は持っています。ただ、全国の状況を見るとどんどん新規陽性者数増えてきているという状況ですし、加えてずっとインフルエンザとの同時流行の懸念ということも持っています。さらには先ほど呼び掛けたように、どうしても年末年始はこれまでの例を見ると感染者が増大する時期になってしまっているということがありますので、楽観することは全くできない状況ではないかなと思っています。もう少し状況をしっかり見定めていかなければいけないと思いますし、一方で先ほど申し上げたように、引き続き医療体制の強化、今回県立病院機構に大変なご尽力を頂いていますけれども、引き続きこれから年末年始、あるいは年明けに向けて、体制のさらなる充実も図っていかなければいけないと思います。県民の皆さまにも引き続き基本的な対策の徹底をはじめとして、今回呼び掛けたようなことについてはぜひご協力を頂きたいと思っています。

信濃毎日新聞 井口賢太 氏
 先ほど新たな病床確保のお話がありましたけれども、最近ですと確保病床以外での入院対応だったり臨時的な病床拡充を医療機関に呼び掛けたりという対応されてきたかと思いますけれど、改めて確保病床を増やすというところの狙いを教えてください。

長野県知事 阿部守一
 ご指摘のように確保病床以外で入院されている方もかなりいらっしゃいますし、県からもできるだけ病院内で感染者が出た時、患者が出た時は病院内で対応してくださいということで、確保病床を持っている病院以外の方もだいぶご協力いただいています。ただ、一方でどうしても確保病床はコロナの陽性者の方のために確保している形になりますので、やはり一定程度は、これだけ陽性者、入院患者が多い状況になってくるとコロナ病床としても確保しておくことが必要だと思っています。とはいえ他の医療行為もあるので、あまり他の医療行為が著しく制約を受けない範囲ということですので、限定的ではありますけれども、今回そうした状況の中で県立病院機構にご協力いただく形になりましたので、ぜひそういう観点で他の医療を過度に制約しない形でご協力いただける医療機関には引き続きお願いをしていきたいと思っています。

信濃毎日新聞 井口賢太 氏
 新型コロナの専門家懇談会の委員には新たな変異株といいますか亜系統のBQ.1だったり、徐々に増えつつあって今後主流になってくるのではないかというような見方も出ていますけれども、知事としてはそういった別の変異株への懸念というのはどのようにお持ちでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 もちろん、新たな変異とか既に確認されているけれども、まだ大宗を占めていない変異株がどう拡大するのかということについては関心をもっていかなければいけないと思っています。ただ、今の状況で重症化リスクが急に高くなるというような状況では必ずしもないとは思っていますが、引き続き抽出調査ではありますけれども、ゲノム解析等を行って、感染者の状況、どういう変異株があるかどうかということについても引き続きモニタリングをしていきたいと思います。

信濃毎日新聞 井口賢太 氏
 年末年始の呼び掛けですけれども、これは基本的には前年のものだったり、帰省に関してはお盆の時のものだったりと、同じような呼び掛けということでよいのでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 必ずしも同じではないと思いますが、ちなみに私の手元に昨年の「年末年始を迎えるに当たってのお願い」というのがあるのですけれども、項目的には最初に「基本的な感染防止対策の徹底」から始まって、例えば「新型コロナを県内に持ち込まないために」というようなことで、例えば帰省、旅行は慎重な検討というようなことも入っているので、ほぼオミクロン株に置き換わっている状況の中でこれまでに比べるとだいぶオミクロン株対応の呼び掛けの内容にはなっていると思います。

読売新聞 三浦正基 氏
 確認までなのですが、先ほどありました確保病床の増床について、いずれも20床程度というのは信州医療センターに20床程度という理解でよろしいのでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 そうです。県立病院機構の信州医療センターで20床程度ということで、これから調整を進めていただきますので、すべて信州医療センターで対応をしていただく形です。

信濃毎日新聞 古志野拓史 氏
 現状、前週比で新規陽性者数が減少の兆しがあるということなのですけれど、確保病床使用率は依然、先ほどおっしゃっていたように割と高止まっておりまして、昨年思い出しますと12月は割と小康状態で、年末年始でまたぐんと上がって、年始に結構行動抑制的なこともあったように記憶しているのですけれど、今年の場合に今下がり切らずにむしろ高止まっていて年末年始を迎えるわけなのですけれど、確保病床でいった場合に、例えば8割とかそういう水準が見えてくると、慎重な行動とか行動抑制的なことも視野に入ってくるのか、その辺のめど感があれば教えていただきたいのですが。

長野県知事 阿部守一 
 今はどちらかというと新規陽性者数が下がる傾向が見え始めた一方で、確保病床使用率はまだ高い水準という状況ですので、もう少し状況を見極めなければいけないと思います。県としてはその時の状況に応じて呼び掛けをさせていただくわけですけれど、この場でも何度もお話しをしているように非常に今のオミクロン株は重症化、あるいは死亡率、致死率というのはこれまでに比べるとだいぶ下がっていると、もちろんご高齢の方、基礎疾患がある中で残念ながらお亡くなりになられる方はいらっしゃるわけですけれど、しかしながら当初のころの対策がわからない、何をすればいいかよく分からないということを経て、重症化リスクが高まるデルタ株を経て今に至っているわけですので、できるだけ強い行動制限をかけることなく乗り越えていきたいと思っています。そういう中で先ほど申し上げたように、医療機関の皆さまのことも思いをはせていただきたいと思いますし、何よりも重症化リスクが高い方とそうでない方の行動の呼び掛けが違っていますので、重症化リスクが高い方が感染しなければ、そして重症化リスクが低くて軽症の方はセルフメディケーションを行っていただければ、一定程度感染者数が増えても医療への負担はそんなに増えていきませんので、ぜひこうした行動を徹底していただくようにお願いしたいと思っています。
 ありがとうございました。

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