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更新日:2023年6月14日

知事会見(令和4年(2022年)12月16日(金曜日)14時34分~15時09分 会場:県庁)

項目

阿部知事からの説明

  1. 県議会11月定例会の閉会について
  2. 新型コロナウイルス感染症への対応について
  3. 長野県フードサポートセンターの設置について
  4. 年末年始の相談窓口について

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取材者からの質問

  1. 長野県フードサポートセンターの設置について
  2. 年末年始の相談窓口について
  3. 新型コロナウイルス感染症への対応について
  4. 県民参加型予算について
  5. 森林づくり県民税について
  6. 国の税制改正大綱について
  7. 社会生活基本調査等の統計調査結果について

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本文

阿部知事からの説明

 1 県議会11月定例会の閉会について

長野県知事 阿部守一
 それでは、12月16日の会見を始めます。私の方から冒頭4点お話をしたいと思います。まずは、11月定例県議会も本日で閉会になりました。ご議決いただいた補正予算についてはしっかり執行して、価格高騰対策や経済対策を進めていきたいと思っています。また、今回、森林づくり県民税の継続のための条例についても可決を頂いたところです。基本方針を踏まえて森林税を有効に活用できるように取り組んでいきたいと考えています。特に今回は主伐・再造林の再造林の加速化部分についても森林づくり県民税を活用させていただく予定にしていますけれど、これまでの間伐中心の取り組みから比べるとだいぶ変わってきます。今後ガイドラインを定めて適正な主伐、そして確実な再造林が行われるように取り組んでいきたいと考えています。ガイドライン策定に当たっては多くの皆さまのご意見をお伺いしながら取りまとめていきたいと考えています。すべての税がそうですけれども、今回森林整備の観点で超過課税として県民の皆さまからお預かりをさせていただく税金であるということをしっかり肝に銘じて、有効に活用されるように取り組んでいきます。

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2 新型コロナウイルス感染症への対応について

 それから、大きな2点目ですけれども、新型コロナウイルス感染症への対応の観点で3種類プレスリリース資料をお配りしているかと思います。まずは一つ目ですが、コロナ病床拡充について(会見資料1)です。以前、県立病院機構にお願いをして病床確保をしていきたいということでお話をしました。コロナ病床は現在531床で運用をしているわけですが、感染拡大の状況も踏まえて各医療機関にさらなる増床についてお願いをしてきたところです。今回、県立病院機構の信州医療センターにおいて、まず20床拡充をしていただくこととなりました。また、県内五つの医療機関にも増床のご協力を頂き、全体で26床のコロナ病床をこれまでより増やすことが可能となりました。来週12月19日からは今まで531床であった確保病床は、557床になります。確保病床使用率の発表も来週からは557床を分母にして発表していきたいと考えています。各医療機関の皆さまには大変医療がひっ迫する中でご尽力いただいているわけですが、今回確保病床の増床にご協力いただく各病院の皆さまには改めて心から感謝申し上げたいと思います。その他の医療機関の皆さまのご尽力にも敬意を表するとともに、ぜひ県民の皆さまには今、社会経済活動を基本的には極力通常の形で行っているわけですけれども、医療従事者の皆さまそれから介護従事者の皆さま、多くの皆さまのご尽力のおかげで私たちの活動が維持されているということに、今一度ご理解を頂ければありがたいと思っています。
 続いて、年末年始の発熱外来(外来診察)の募集について(会見資料2)です。発熱外来についてはどうしても年末年始は少なくなる時期です。本日の県議会でご議決いただいた予算の中に年末年始の発熱外来を確保する予算が計上されていますので本日から募集を開始します。今年の12月30日から来年の1月3日まで、そして1月8日と1月9日の7日間に発熱外来を1日4時間以上設置していただいた医療機関に対しては1日当たり7万5000円を支給するものです。本日付で県の医師会、あるいは診療検査医療機関に対して登録を呼び掛ける正式通知を発出したいと思っています。12月22日の正午が締め切りにしていますので、多くの医療機関の皆さまに年末年始、医療従事者の皆さまもお休みを取りたいと思われている方も大勢いらっしゃると思う中での心苦しいお願いではありますが、ぜひ多くの医療機関にご協力を頂ければありがたいと思っています。それから、コロナの関係の3点目(会見資料3)ですけれども、ワクチン接種、モデルナ社のオミクロン株対応ワクチンの対象年齢の拡大についてです。国においてこれまでの18歳以上から12歳以上という形で対象年齢が引き下げられました。これを踏まえて県接種会場における接種対象者も、満12歳以上の方に拡大したところです。昨日から受け入れを始めたところです。ぜひこの機会に県の接種会場をご活用いただきたいと思いますし、何とかこの年末年始を乗り越えて行く上で、ワクチン接種の推進は非常に重要だと考えていますので、ぜひ県民の皆さまには接種をご検討いただいて、多くの皆さまに接種いただくことを期待したいと思います。県としても市町村と連携して接種していただきやすい環境づくりにこれからも努めていきたいと考えています。

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3 長野県フードサポートセンターの設置について

長野県知事 阿部守一
 それから、大きな3点目ですけれども、本日、社会福祉協議会内に長野県フードサポートセンター、愛称「ふーさぽ」を設置しました。メディアの皆さまにもだいぶ取材いただき、感謝を申し上げたいと思います。これまでもまいさぽ(生活就労支援センター)を通じて寄付を頂いた食料を活用しての食料支援を行ってきたところですが、なかなか善意の取り組み、あるいは各団体の自主的・主体的な取り組みだけでは、必ずしも安定的な供給をしていく上では課題が多いのではないかということで、県としても県社会福祉協議会に補助金を出す等で応援をしてきたところです。今回このフードサポートセンター、ふーさぽをつくることによって安定的な支援の仕組みを構築していきたいと思っています。生鮮食品もネットスーパーと連携した個別配送で対応をしていきたいと思っていますし、またご寄付を頂いている食料品は民間団体との連携で配送をしていきたいと思っています。多くの皆さまが、生きる上で基本的なものである食料を必要とされている方がいらっしゃいますので、多くの皆さまにはぜひ食料の寄付、支援のご協力を頂ければありがたいと思っています。また、食料品でお困りの方はぜひお住まいの地域のまいさぽにぜひご相談を頂ければと思っています。年末年始の期間中もまいさぽや市の福祉担当課、後ほどいろいろな相談窓口をお伝えしますけれども、そちらで相談受付をしますのでぜひ活用いただければと思っています。

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4 年末年始の相談窓口について

長野県知事 阿部守一
 それから、最後は年末年始の相談窓口について(会見資料4)です。物価高騰、あるいはコロナ禍ということで非常に事業者の皆さま、あるいは生活者の皆さま厳しい中で迎える年末という形になる方が大勢いらっしゃるのではないかと思います。そうした中で年末年始の相談窓口を県としても設置をしていきますので、ぜひご活用いただきたいと思います。まず、新型コロナウイルス感染症の受診・相談センターは、12月29日~1月3日の年末年始も24時間対応で保健所の受診・相談センターが対応をしますので、例えば身近な医療機関で受診ができない、あるいは相談先が分からない、こうした方はぜひご相談いただければと思います。また、先ほど申し上げた食料品の支援等、生活に困っている皆さまについては生活就労支援センターまいさぽ、あるいは各市の福祉担当課で生活資金やお住まい、食料支援等生活全般のお困りごとに対して相談に応じていますので、ぜひご相談いただければと思います。また、企業の皆さまには年末の金融相談窓口を開設します。中小企業の皆さまからの年末の資金繰り等の相談に応じていきますので、お困りの方はぜひご活用いただければと思います。また、児童虐待の通告や相談、ドメスティックバイオレンスに関する相談については児童虐待、DV24時間ホットラインで対応をしますので、お配りしている連絡先にご連絡を頂ければと思います。こうした相談窓口で年末年始もできるだけ県民の皆さまに寄り添った対応をしていきたいと考えていますので、こうした窓口を必要とされる方はご利用を頂ければと思っています。私からは以上です。よろしくお願いします。

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取材者からの質問

 1 長野県フードサポートセンターの設置について

信濃毎日新聞 野口健太郎 氏
 きょう、ふーさぽが設置されたのですが、今、知事もおっしゃっていましたが、年末年始というのがどうしても役所が閉まったりして支援の手が届きにくくなる時期なのですが、ここに合わせて何とか年内に設置したという時期的なものについてはいかがかということについてお伺いします。

長野県知事 阿部守一
 年末年始に合わせてというよりはむしろなるべく早く、ずっとコロナ禍で県としてもこれまでも応援していましたので、できるだけ早くということで取り組んできた結果だと考えています。

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2 年末年始の相談窓口について

信濃毎日新聞 野口健太郎 氏
 今、相談窓口各種いろいろ挙げていただいたのですが、何か県として追加される予定はありますか。もしあればで結構なのですけれどもいかがでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 特に何かあれば追加も検討しますけれど、中小企業の金融相談とか年末年始の生活困窮者の皆さまへの相談窓口ということですので、もし何かあれば検討しますけれども、今の時点ではこういう形で対応していきたいと思っています。

信濃毎日新聞 野口健太郎 氏
 最後に、知事が最後の方でも、早めの相談とか利用ということをおっしゃっていました。なかなか相談するご本人からするとどうしても相談しにくかったり恥ずかしいみたいな意識がある人が、中にはいらっしゃるかもしれないのですが、そういうことを念頭に改めてなのですが、なるべく早い相談というのが大事かなと思いますのでそういった部分でもう1回お伺いしてもよろしいでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 今回こういう形で年末年始でもできるだけ相談対応させていただくことにしましたが、例えば食料に困っているとか企業経営で融資の関係で相談したいという方はぜひ躊躇することなく相談いただければありがたいと思います。われわれ行政は県民の皆さまのために存在していますので、必要な方はぜひいろいろとご相談いただければしっかり応援をしていきたいと思います。ぜひ窓口をご活用いただければと思います。

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3 新型コロナウイルス感染症への対応について

市民タイムス 萩原真一 氏
 コロナ関連で2点伺います。以前にも年末年始のメッセージ等々頂いていますが、改めて高止まりの状態ずっと続いて確保病床使用率も1回61パーセントに下がったと思ったら、また64パーセントに上がったり、高止まりしたところで微減、微増が続いている状況なのですけれども、今後の見通しというかインフルエンザとの同時流行等々も絡めて見通しと県民へのメッセージ改めて頂ければと思います。

長野県知事 阿部守一
 今後の見通しは非常に今の段階で難しいということで、長野県も一時、新規陽性者数が減少基調にありましたが、ただ、今週に入ってからはきょうの発表、昨日の発表、一昨日の発表は前週比をいずれも上回ってきている状況ですし、全国の状況を見てもかなり新規陽性者数が右肩上がりで増え続けている都道府県が多い状況ですので、今後どう推移するかは非常に見通しにくいと思います。私としてはここしばらくの感染者数の動向を非常に注目をしてみているところです。北海道はピークアウトしてだいぶ減少基調になっていますけれども、その他の地域はなかなか本県も含めてそういう状況にはなりきっていない状況ですので、本県の状況と全国の状況を見極めていきたいと思います。その上で今、高齢者の皆さまには最大限感染しないよう警戒をしてくださいということで呼び掛けていますけれども、年末年始に向けて新しい呼び掛けが必要になるのかについても状況を見た上で判断をしていきたいと思っています。

市民タイムス 萩原真一 氏
 確認になりますが、現時点では年末年始はこの間のメッセージの通りに行動制限や強い行動制限は特に求めない。

長野県知事 阿部守一
 今の時点では前回出したメッセージを変える予定はありません。ここから確保病床使用率とか新規陽性者数がどうなるかをしっかり見極めた上で必要な対策を行っていきたいと思います。

市民タイムス 萩原真一 氏
 コロナでもう1点、今、病床の受け入れでやはり気になったのが、松本市立病院が6床減らすということで、やはり一般医療への影響も大きくなってきているという理解でよろしいのですか。

長野県知事 阿部守一
 これは感染症対策課の大日方課長から状況を補足してもらうといいかと思いますので、よろしくお願いします。

感染症対策課長 大日方隆
 松本市立病院がマイナスになっているところですけれども、2番目のところに記載もありますけれども、通常医療対応のためということで減となっています。以前にコロナ対応の病床の時に中和抗体薬、1日入院されてすぐに退院されるような箇所を多く作っていただいていて、それが通常のコロナ病棟の場所と別のところにあったものですから、県の方でもできるだけ多く確保していただきたいという趣旨で確保していただいたものなのですけれども、中和抗体薬より今は経口の抗ウイルス薬等も投与するようになってきましたので、現在はその病床を入院として長期に使う状況ではないものですから、逆に一般医療の方もいろいろ受け入れ等非常にひっ迫していますので、そちらの方のご対応を頂く形になっていると聞いています。以上です。

市民タイムス 萩原真一 氏
 コロナを優先し過ぎたあまり、一般医療にしわ寄せが行き過ぎてしまって戻すというそういうイメージではないということでしょうか。

感染症対策課長 大日方隆
 あまりという言い方はあまり適切ではないかと思いますけれども、その時の状況に応じて必要な病床を確保していただいたというところですけれども、先ほど申し上げた治療のやり方が変わったという中でそのような形にしていただいたということです。

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4 県民参加型予算について

信濃毎日新聞 立松敏也 氏
 県民参加型予算の関係で伺いたいと思います。今週、提案・選定型の方の審査会というのが順次進んで、2、3カ所で進んでいる状況でございまして、提案者の方からはかなり熱心に地域の方に向き合って、問題意識を深くして熱く提案されているという雰囲気がみられているというふうに思うのですけれども、これについて二つ伺いたいと思うのですけれども、一つは提案を寄せる人たちの幅広さというところ、提案数で言うと長野だと3件だったりして少し少ないのかなと、いろいろな新しい発想を取り入れてという点から言いますともう少し裾野の広さというのがあったほうがいいのかなという観点もあればと思います。あとは見に来る方というのもかなり限られていて、もう少し県民に身近というか注目を集めるような形になってもいいのかなという考え方もあるかと思います。一方で、少数精鋭という考え方もあり得るかなと思うのですけれども、知事としてはどのような形で県民に身近なものになっていくという観点ではどういったところを目指していきたいというふうに思いますか。

長野県知事 阿部守一
 先日、長野地域振興局でのご提案、それから審査されるモニターの皆さまの質問等を聞いてきましたけれども、今、ご指摘いただいたようなことも含めて、よく検証していったほうがいいと思います。というのも今回試行で始めたので必ずしも十分でないところはあるのではないかと思っています。今まさにご質問いただいた、どういう方からご提案があったのかみたいな話とか、それから提案内容がどうかというのはまさに審査される皆さまに提案・選定型については評価いただく形になりますけれども、加えて一つ、長野で正直に感じたのは、私が参加した時はモニターの方が4人と少し少ないと思っていますし、いろいろ検証した上で改善すべき点は出てくるのではないかと思っています。あまりこういう取り組みはやっていないので課題があればどんどん改善をしていきたいと思いますし、いろいろなご意見を踏まえてより良い仕組みにしていきたいと思います。

信濃毎日新聞 立松敏也 氏
 今の点で補足ですけれども、知事としては参加する方、提案者とかモニターの方もいらっしゃいますけれども、公開でやっているので見に来られる方とかというのは多い方がいいというふうにお考えになっているのですか。それともそういう問題ではないというふうにお考えですか。

長野県知事 阿部守一
 提案される方は多い方がいいのだろうと私は思いますが、ただ、今回の私が見に行った長野地域振興局のテーマは農業の担い手の話で、テーマ的には他の地域振興局と比べると少し狭いので、件数的にはああいう形になるんだろうと思いました。テーマ設定の在り方をどう考えるかというのは県としても課題だと思いますし、審査をするモニターの方は、私はもっと多い方が良かったのではないかと思いますので、地域振興局とか担当課ともよく話をして認識を共有したいと思いますけれども、県民の方がたくさん見に来た方がいいのかどうかというところは、これまでの事業仕分けから始まったいろいろなことをやってきましたけれども、今回の予算の提案は一般の県民の方がどんどん見に来ればいいということは少し違うのかと、むしろ提案者の提案を判定する人たち、審査する人たちがしっかり判定をしてもらうことの方がたぶん重要なので、仕分けの方はどちらかというと今やっている事業をどう評価するかなので、基本的にはすべての県民の皆さまに関係しますけれども、新しい施策提案なので、今やっていない事業でこれからやるのかどうかも分からない事業なので、そこに多くの人たちが関心を持つというのはむしろあまり本来的ではないのかと思っています。ただ、その辺りも含めてどうあるべきか考えていきたいと思います。

信濃毎日新聞 立松敏也 氏
 2点目なのですけれども、提案があった事業をどうやって活かしていくか、これは別に共創型の方もあるのであれなのですけれども、ある意味県民目線の事業とか、あるいは今までにない発想の事業というのを取り入れたいというのが狙いにはあると思うのですけれども、一方で、行政、県の仕事というところで従来でいうと公平性というのは大切にしていますし、費用対効果というところもあるかと思います。そういうところもある程度配慮しなければいけないというところはあるのですけれど、そういった中で前例がない事業であったりとか、あるいはある意味実験的な事業とかというところにどういうふうにやっていくのかということもバランスとしては考えなければいけないのかなと、その中でできる範囲でどれぐらい実験的なこととか、今までにないことをやっていくかというところではどのような方針で挑みたいというふうに思っていらっしゃいますか。

長野県知事 阿部守一
 おそらく提案される側の方も手探り的なところもあると思いますし、県としても初めての試みなので、どう対応していくかはその都度考えながら対応していかなければいけないのが実情だと思います。行政の内部での提案とは少し違うので、行政の目線から見た時の完璧な提案を求めるということでは、なかなか県民参加型予算は定着していかないと思いますので、一つは共創型の方は提案いただいて一緒に考えていきますので、そういう中で提案いただいた方にも納得いただきながら、行政としてもできるだけいい形の予算にしていきたいと思っていますし、提案・選定型の方は、選定いただく方が行政ではない県民の皆さまが評価をする形になりますので、その評価も最大限尊重しながら、地域振興局の予算なので基本的には地域振興局長が判断する形になりますけれども、できるだけ判断とか視点を大切にしながら対応していきたいと思いますし、あとは限られた予算ですけれども、ご提案いただいた方たちの提案そのものはなかなか予算化を仮にできないとしても、ご提案の趣旨はできるだけ予算全体では受けられるようには考えていきたいと思っています。

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5 森林づくり県民税について

信濃毎日新聞 古志野拓史 氏
 二つお尋ねしたいと思いますが、1点は先ほど冒頭でも県議会での議論を振り返られた森林税の継続の関係なのですけれども、先ほどの本会議でも可決はされましたけれど、異なる立場からの討論もありまして、森林環境譲与税だとか国庫補助等もある中で県民の負担をどう考えるのかという観点からもあったかと思いますけれども、やはり先ほど知事がおっしゃっていたように、これまでとは取り組み内容も再造林の加速化といったようなことで大きく舵を切っていくということの中では、引き続き主体的に県が使える独自の財源が必要だと、そういう認識でよろしいでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 森林環境譲与税が別途ありますが、これまでもご説明してきているように使途や考え方の主旨が違うので今、森林整備、ゼロカーボン社会をつくる上でも持続可能な森林・林業経営を行っていく上でも重要な局面ですので、基本方針を定めた内容でしっかり使っていくという前提でご負担いただきたいということで条例改正案を提案しました。県議会でご議決いただきましたので、各会派を先ほどあいさつ回りさせていただいた時にも、県民の皆さまからお預かりする貴重な税金だということを念頭においてしっかり対応していきますということでお話をしている通り、超過課税をご負担いただいているということを県庁職員全員でしっかり念頭におきながら対応していきたいと思っています。

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6 国の税制改正大綱について

信濃毎日新聞 古志野拓史 氏
 もう1点、国政の関係で恐縮なのですけれども、きょうは来年度の税制改正大綱が決まる見通しであったり、その中で防衛力強化の財源等も議論になっていますけれども、一般質問等でも、知事、防衛力強化の議論もかなり活発だけれども少子化対策等にも一方でよく議論を尽くしてほしいという、確かそういうニュアンスでもおっしゃる場面があったかなと思いますけれども、かなり防衛政策の大転換と言われているような議論やそういった財源論に至るプロセスについてかなり議論もあるようですけれども、税制改正大綱と防衛力強化の方向性の議論について現時点での所感をお尋ねしたいのですけれども。

長野県知事 阿部守一
 私は評論家ではないのでよく知らないことについてはコメントしません。要は国レベルで防衛費の在り方、どういうところに活用していくかということについて十分承知していないので、コメントできるほど材料はないというのはまずありますが、ただ、県民の皆さまとの対話集会では、私は税の話に今回かなり触れていますので、国においては防衛費の負担の在り方の議論はされているけれども、まさにご指摘があったように子育て支援であったり少子化対策の財源の在り方についても考えていく必要があるのではないかということでお話をしています。今、国の全世代型社会保障構築会議の中でも議論はされていますけれども、どうもあまり財源のところが踏み込んだ議論になっていないというのは報道されているところで承知していますけれども、防衛費と違ってまさにここの部分は県の仕事に直結する部分というように思っていますので、単に国レベルの議論を見守りますということだけではなくて、本当にどういう部分の充実が必要なのかということを県としてもしっかり考えていきたいと思いますし、そうした中でどこからどういう財源を捻出できるのかということについても併せて考えていきたいと思っています。

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7 社会生活基本調査等の統計調査結果について

長野日報 前田智威 氏
 きょう、社会生活基本調査の結果と就業状態の基本集計の結果が出ていますけれども、これについて知事の受け止めがあればお願いします。

長野県知事 阿部守一
 私は見ていないですけれど、今、見てコメントできるかどうか分からないですけれども聞きたい主旨はありますか。

長野日報 前田智威 氏
 例えば社会基本調査だと、5年前に比べてくつろぎの時間が増えたり仕事の時間が減少したりといったようなことも見られるそうですし、そのあたりのこととか、コロナ禍の影響がみられるのかということでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 申し訳ないのですがよく見ていないので、ここでのコメントは控えさせてもらいたいと思いますけれどもよろしいでしょうか。

長野日報 前田智威 氏
 分かりました。

長野県知事 阿部守一
 申し訳ございません。
 ありがとうございました。

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お問い合わせ

企画振興部広報・共創推進課

電話番号:026-235-7054

ファックス:026-235-7026

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