ホーム > 長野県農業大学校 > 研修日記組織・内容 平成24年7月

ここから本文です。

更新日:2014年5月20日

農業大学校

研修日記組織・内容 平成24年7月

平成24年度 研修日記

 農業大学校研修部ってどんなことやってるの?
 そんなあなたの疑問にお答えすべく、実際の研修模様を日記にしてお伝えします!
 研修部に興味のある方は是非ご覧ください。
  
 6月へ 8月へ
   研修部ページへ

7月30日 佐久地域のお墓参り用の花束づくりを行いました

 

 通常、お盆の墓参りは8月13日に行う地域が多いですが、佐久地域では大半の家庭で8月1日にお墓参りを行います。これは、過去に起きた大水害の犠牲者への供養が基になっており、江戸時代に起きた「戌の満水」と呼ばれる大洪水がその一つで、また平安時代にも大洪水があり多数の死者が出たと言われています。
 そこで、本日は基礎研修生がこの佐久地域のお墓参り用に利用する菊やワレモコウ等を使用した花束づくりの研修を行いました。8月1日は、過去の自然災害の猛威を思い返し改めて防災意識を深める機会にしたいです。

7月28日 親子農業体験研修第4回を行いました

 

 6組の親子、計21名に参加していただきました。ソバの種まき、ハーブ園の観察、ブドウの袋かけ、ブルーベリーの摘み取りをしました。とても暑い日でしたが、子どもたちの夏休みのいい思い出にしていただいたでしょうか。

 

7月27日 ジャガイモを機械で掘り上げました

 

 本日基礎研修生は、ジャガイモの掘り上げ機「ポテトディガー」を利用し、メークイーン、とうや、男爵の3品種を収穫しました。機械で掘り出されたジャガイモは、少し乾かした後に一つ一つ拾い上げて土を落としコンテナに入れました。また、ポテトディガーを交代で操作を行いました。
 農大研修部の周辺ほ場では、ジャガイモの産地であるためこの時期家族ぐるみで収穫作業をする姿が風物詩となっています。

7月26日 農業機械利用技能研修「大特(農耕車)」(第3回目)の閉講式を行いました

 
 7月24日から3日間実施した本年度3回目の農業機械利用技能基礎研修「大特(農耕車)」の閉講式を行いました。
 閉講式では、山岸研修部長から受講修了証の授与を行い、試験に向けての心構えについてあいさつを行いました。
 この研修に参加した23名の受講者は、明日運転免許センターから出張試験をしていただきます。トラクターの基本操作と安全運転技術について3日間学んだ技能や知識を十分発揮され、大型特殊免許(農耕車に限る)を取得されますことを期待いたします。

7月25日 自己ほ場巡回検討会を行いました 

 

本日は、研修生が管理している露地ほ場を巡回し検討会を行いました。
 主な検討内容は、野菜の収穫が本格的になり始めたため、収穫適期について研修を行いました。
 特に、スイートコーンは収穫時期が早すぎると粒の色が薄くて見ためが悪く、また甘味が少なくなります。逆に、収穫時期が遅れると粒の皮が硬くなり皮が口の中に残ってしまうため、適期収穫が大切です。大まかには、授粉約3週間後に絹糸が黒褐色に変色した頃が収穫の目安との確認を基礎研修生各自が行いました。

7月24日 農業機械利用技能研修「大特(農耕車)」(第3回目)が始まりました

 

本年度3回目となる農業機械利用技能基礎研修「大特(農耕車)」が始まりました。
 今回の研修は、一般申込者と農業大学校野菜花き実科の学生合計23名が受講し、本日から3日間で運転技術を身に付け、4日目の27日に運転免許センターで出張試験をしていただきます。受講者は、合格を目指し職員から運転技術や安全確認について熱心に指導を受けていました。
 平成24年度の大特(農耕車)、けん引(農耕車)研修の受付は、受付開始日を決めてその日から申し込みを行います。受付開始日以前の申込はできませんので御注意願います。なお、農業機械利用技能基礎研修の詳しい内容についてはこちらをクリック願います。

7月23日 ジャガイモの選別を行いました 

 

農大研修部のほ場の位置は、千曲川と鹿曲川に挟まれた御牧原台地です。この台地で生産されるジャガイモは、「白いも」(白土馬鈴薯)と呼ばれ消費者から高い評価を受けてブランド品となっています。これは、御牧原台地が白い強粘土質の土壌であるため、肌が滑らかく白く肉質のしまったジャガイモが生産できるためです。
基礎研修生は、ジャガイモを一個一個手で選別し「種イモの定植から選別までジャガイモ栽培の一連の作業を学ぶことができた」とのことでした。

7月21日 アグリターン農業研修体験コース第3回(2日目)を行いました

 

 2日目は、早朝作業の体験として朝6時から全員でジャガイモのつるきりを実施しました。あいにく前日の夜に雨が降ってしまったため、ジャガイモ掘りは出来ませんでしたが、ぬかる足下で作業が行いにくかったのですが、予定どおり行いました。休憩時には藤沢先生が茹でたジャガイモをほ場で食べて皆さん感激しました。
 朝食後は、 「刈り払い機の安全使用」について実習を行いました。刈り払い機の基本的な使い方や点検方法を学んだ後2人1組で草刈りを実施。初めはおそるおそる使っていた方も、だんだん上手に刈れるようになりました。
 その後、各コースに分かれて実習を行いました。野菜コースはジャガイモの収穫等、果樹コースはリンゴの見直し摘果・徒長枝切りを実施しました。朝早くからの作業で皆さん疲れた様子でしたが、自分で収穫したジャガイモをお土産に皆さん帰られました。

7月20日 アグリターン農業研修体験コース第3回(1日目)を行いました

 

 1日目は、「秋ソバの播種」を実施しました。約7aのほ場に鍬で溝をつけてソバ(信濃1号)の種子を播き覆土をしました。もう少し時間がかかるかと思ったのですが、皆さんチームワークが良く意外と早く1時間程で終了しました。ソバは秋に収穫して、11月の研修の時に自分でソバ打ち行い食べる予定です。
 午後は、雨の降る前に少しジャガイモを収穫した後、農業試験場の柳澤研究員から「野生獣の生態と被害対策について」の講義を受けました。雨のため実習が出来なくて残念でしたが、野生獣の被害にあっている方が多く、被害対策について熱心な質問が相次ぎました。

7月18日 自己ほ場巡回検討会を行いました

 

 本日は、研修生が管理している雨よけハウスのほ場を巡回し検討会を行いました。
 主な検討内容は、これから暑い日が続くと発生が多くなる害虫の対策について確認を行いました。
 特に、減農薬を進める上で欠かせない技術は、病虫害の早期発見・早期防除です。病害虫の発生が進行してしまってからでは、防除が困難となり結果的に農薬の散布回数が多くなります。特に、オオタバコガやオンシツコナジラミは大発生してからでは防除が非常に困難であり、発生した場合は定期的に防除することになり、回数が増えてしまいます。
 また、トマト等で見られた先端部の枯れは、ハウス内の高温による焼けが主でした。しかし、今後も高温が続くとチップバーン(石灰欠乏)による先端部の枯れも発生します。対策は、かん水を均一に行い土壌水分の乾湿差を小さくすることやカルシウム資材の葉面散布があります。ただし、高温時の散布は葉が焼けますので注意し、朝方や夕方に散布することを確認しました。

7月17~19日 農業関連企業等農業体験研修を行いました

 

 長野県青果卸売市場連合会の若手営業マンの方9名が2泊3日で研修を行いました。
 1日目は、県内農業の現状や市場を取り巻く環境についての講義、2日目は早朝から望月長者原の大規模野菜農家での実習、3日目は研修部での果菜類の整枝やアスパラガスの除草、スティックセニョールの収穫等野菜の実習を行いました。猛暑の中たいへんだったと思いますが、きっと今後のお仕事に活かしていただけるでしょう。

7月17日 リンゴの夏季管理を行いました 

 
 リンゴは、夏季管理としてこの時期は見直し摘果を行いながら主枝や亜主枝等から発生する徒長枝の整理を行います。この作業の主な目的は、日当たりを良くして生長を促すことと混在する枝を切り取ることで病害虫の発生を抑制することです。
 徒長枝の発生直後は、手でかき取れますが枝が硬くなったらハサミで基部からきれいに切除します。なお、普通樹では全て徒長枝を切除すると日焼けが発生してしまうため、30cmから40cmの間隔で千鳥に徒長枝を残します。
 本日、関東甲信地方で平年より4日早く梅雨明けしました。これから暑い日が続きそうですが、リンゴ園では各種研修が行われるため、計画的に準備を行います。

7月13日 冬至カボチャを播種しました 

 
 冬至にカボチャを食べるのは、風邪を引かないとか金運を祈願する意味で昔から行われています。
 昔は、寒さの厳しい長野県では緑黄色野菜の摂取が不足がちなため、カボチャを食べて風邪の抵抗力をつけようとした知恵だと言えます。
 冬至カボチャは、12月を中心に市場に出回りますが全体の約6割が輸入で占められています。国内では、北海道や鹿児島県を中心に生産されていますが国産の需要が大きいため、今後に期待したいです。

7月12日 農業機械利用技能研修「大特(農耕車)」(第2回目)の閉講式を行いました

 

7月10日から3日間実施した本年度2回目の農業機械利用技能基礎研修「大特(農耕車)」の閉講式を行いました。
 閉講式では、山岸研修部長から受講修了証の授与と受講者に安全に農業機械を操作する必要性等についてあいさつを行いました。
 この研修に参加した24名の受講者は、明日運転免許センターから出張試験をしていただきます。トラクターの基本操作と安全運転技術について3日間学んだ技能や知識を十分発揮され、大型特殊免許(農耕車に限る)を取得されますことを期待いたします。

7月11日 リンゴの見直し摘果を行いました

 
 本日は、野菜の基礎研修生も一緒にリンゴの見直し摘果を実施しました。
 リンゴは、満開後60日以内に仕上げ摘果を行うことにより果実の肥大効果が期待できます。研修部のリンゴ園約50aは、一通り仕上げ摘果が終了し、今週は見直し摘果を行っています。
 基礎研修生の中には、リンゴの樹を触るのは初めての方もいましたが、慣れている果樹の基礎研修生に教わりながら、和気あいあいと見直し摘果を行いました。

7月10日 雇用就農者支援研修「ブドウ摘房摘粒研修」を行いました

 
 今回は、2名に参加していただき、雇用就農者支援研修を行いました。
 標高が800mを上回る当地では、今年の生育が昨年のように遅れているため、全般的な摘房敵粒の話のあと、無核巨峰の予備摘粒とサニールージュの2回目のジベレリン処理を体験していただきました。

7月10日 農業機械利用技能研修「大特(農耕車)」(第2回目)が始まりました

 
 本年度2回目となる農業機械利用技能基礎研修「大特(農耕車)」が始まりました。
 今回の研修は、農業大学校総合農学科の学生と一般申込者合計24名が受講し、本日から3日間で運転技術を身に付け、4日目の13日に運転免許センターで出張試験をしていただきます。受講者は、合格を目指し職員から運転技術や安全確認について熱心に指導を受けていました。
 平成24年度の大特(農耕車)、けん引(農耕車)研修の受付は、受付開始日を決めてその日から申し込みを行います。受付開始日以前の申込はできませんので御注意願います。なお、農業機械利用技能基礎研修の詳しい内容についてはこちらをクリック願います。

7月9日 青シソの管理を行いました

 
 青シソは、別名大葉とも呼ばれ新鮮な大葉が6月から10月にかけて収穫することができ、日本での食用としての栽培は室町時代になってからと言われています。
 食材の用途は、和食料理を引き立てる香味野菜として広く使用され、特有の香りはペリルアルデヒドという成分です。このペリルアルデヒドは、防腐作用を持つため、お寿司や刺身等の生食料理を引き立てる意味から「つまもの」としてよく使われます。
 今後は、青シソの部位によって葉シソと穂シソに分けられ各種研修で活用する予定です。なお、葉シソは天ぷらや刺し身のつまに一般的に利用され、穂シソは花軸の花が30%開いた花穂のことで花を箸で醤油に散らして香り醤油にしたり天ぷら利用できます。

7月6日 基礎研修生が長野県農業大学校就農率向上特別セミナー(第3回)へ出席しました

 
 基礎研修生は、将来農業経営者になるための知識や感覚を養うため、長野県農業大学校就農率向上特別セミナー(第3回)へ出席しました。
 研修会では、長野市松代町の松代文化ホールで農業ジャーナリスト青山浩子氏の「強い農業をつくる」と題した講演を農学部の学生とともに聴講しました。主な内容は、日本の農と食のマーケットの現状や日本の農業の強みと弱み、活躍している農業者の概要と経営分析、夢を持てる経営と自分にふさわしい農業経営、農と食のマーケット拡大を図るための考え方についてでした。
 基礎研修生の感想は、「将来就農する予定の地域の強みを活かして自分に合った経営スタイルを確立し、強い農業経営を実現したいという意欲が非常に向上した」とのことでした。

7月6日 基礎研修生の自己ほ場のキュウリが本格的に収穫が始まりました

 

 基礎研修生は、5月下旬に定植したキュウリが本格的な収穫期を迎え、毎日管理を行っています。
 梅雨期は、日照時間が少なく湿度が高いためキュウリべと病が大変発生しやすい時期です。そのため、しっかり対策を講じなければいけません。
 キュウリべと病は、葉に角形で淡黄色の葉脈に区切られた病斑を形成します。病状が進むと葉が黄化して枯れ、株全体が感染することもあります。収穫時期を迎えたこの時期は、着果負担が大きくなり草勢が衰えやすくなるため、対策を講じなければ発生します。
 そのため、基礎研修生は古い葉や側枝を整理して通風や採光が良くなるようにしたり、かん水や防除はできるだけ朝方に行い夕方には茎葉が乾いているようにしています。また、草勢を見て追肥やかん水量を調整し、毎日管理を行っています。
 

7月6日 キンギョソウを定植しました

 
 今回定植したキンギョソウは、草丈20cm程の矮性種で白、黄、ピンク、紅の花色の種です。
 キンギョソウは、地中海沿岸(南ヨーロッパ・北アフリカ)に分布するゴマノハグサ科の植物です。
 名前の由来は、花びらが金魚の尾びれに似ているためであり、中国名も金魚草です。
 品種は、矮性の鉢植えに適する種から高性の切り花用の種があり、また花色もバラエティーに富んでいます。一般的な開花期は、春~初夏です。

7月4日 自己ほ場巡回検討会を行いました

 
 本日は、雨よけハウスのほ場を巡回し検討会を行いました。
 主な検討内容は、梅雨期間中の当面の管理や秋野菜の計画的な播種について基礎研修生が確認を行いました。
 特に、整枝剪定、摘葉について 病害虫被害や生育を阻害する茎葉(下葉、黄化した葉、古い葉、ふところ枝)を適宜取り除き、日当たりを良くして通風の改善を図ることを実際に鋏で作業を行いました。しかし、一気にこの作業を行うと草勢の低下が著しいため、これから毎日少しずつ各自管理を行うことに注意しなければなりません。
 また、果実の着果負担で草勢を弱めないようにするため、取り残しがないように注意して変形果や奇形果などは早めに取り除き、着果負担を軽くする必要性を実際にキュウリの樹を見て確認しました。
 基礎研修生は、梅雨明け前の管理を学ぶことができたとのことでした。

7月3日 野菜と花きの防除を行いました

 
 梅雨明けは、関東甲信地方で平年7月21日頃です。梅雨が明けるまでは、高温多湿になる時期であるため、糸状菌や細菌により様々な病害が発生しやすくなります。
 そのため、本日は病害の発生を予防することを目的にSS(スピードスプレーヤ)を使用し殺菌剤の散布を行いました。病害は、発生してから防除しても防ぐことは困難であるため、天気予報を見て降雨前後に行うことが重要です。
 梅雨が明け後は、高温干ばつが続くため害虫が発生しやすくなります。そのため、梅雨明け後の薬剤防除は害虫が中心となります。特に、盛夏期に多発することが多いオオタバコガは果実の内部に侵入するので薬剤がかからないため、防除が非常に困難です。また、移動能力が大きいので突発的に発生し知らぬ間に大発生していることがあるため、梅雨明け後は定期的に防除を行う予定です。

7月2日 エディブルフラワーとハーブについての研修を行いました 

 
 エディブルフラワーは、一般には観賞用として楽しまれている花の中で、食べられる花、食用に適した花のことを言います。エディブルフラワーを料理に用いると美しい花が料理を一段と引き立たせ、華やかに演出できます。現在では、料理を演出する以外に、実用的な栄養につても研究され、専門の生産者もいます。そこで、食べられる花を開花時期別に整理した資料を基礎研修生に説明を行いました。 
 ハーブは、香味料や薬用に利用される植物の総称で、約500種あると言われています。ハーブ栽培の経営は、種苗や鉢花、切り花、ドライフラワー、食用ハーブ、ドライハーブ、精油(エッセンシャルオイル)、観光ハーブガーデン等様々です。そこで、農大研修部のハーブガーデンで栽培しているオレガノ、カモミール、シソ、セージ、ラベンダー、タイム、タラゴン、チャイブ、ディル、バジル、ボリジ、ミントを実際に触って香りを確認し学びました。
 基礎研修生は、「昔からハーブについて興味があったので現物を見ながら説明を受けたため分かりやすかった」、「品目別に繁殖方法が違うことを知ることができ勉強になった」との感想でした。

お問い合わせ

所属課室:長野県農業大学校 

長野県長野市松代町大室3700

電話番号:026-278-5211

ファックス番号:026-261-2121

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?