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更新日:2021年6月8日

農業大学校

研修日記組織・内容 平成24年9月

平成24年度 研修日記

 農業大学校研修部ってどんなことやってるの?
 そんなあなたの疑問にお答えすべく、実際の研修模様を日記にしてお伝えします!
 研修部に興味のある方は是非ご覧ください。
  
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9月29日 アグリターン農業研修体験コース4回(2日目)を開催しました

 

 2日目は、体験コースで5月に田植えをしたもち米の「稲刈り」を行いました。4隅を鎌で刈った後に、バインダーで刈りハゼ掛けを行いました。はじめ慣れない様子でしたが、稲刈りとハゼ掛けも慣れてきて予定どおり終了しました。
 午後は、佐久市春日で就農して4年目と8年目の新規参入農家の体験談をそれぞれのほ場でお聞きしました。就農までの道のりや就農後の苦労話や、喜びなど実体験に基づいた話が聞けて、たいへん参考にもなり、刺激にもなり、夢も膨らんだようでした。
 

9月28日 アグリターン農業研修体験コース第4回(1日目)を開催しました

 

 1日目は、日程説明の後に1日野菜コース、果樹コースに分かれて実習を行いました。
 「野菜コース」は、参加者4名の方で野菜の収穫を行いました。はじめにサツマイモを掘りとった後、キャベツ・カブ・ネギ・果菜類等の収穫を行いました。また、アスパラガスの収穫後、立茎管理について詳しく説明を行いました。
 「果樹コース」は、参加者9名の方で「つがる」と「シナノドルチェ」の収穫を午前中行いました。午後は「やたか」の葉つみを行いました。葉つみとは赤い色がきれいに付くように周りの葉をとる作業です。途中から小雨が降ってきてしまったので、実習は少し早めに切り上げて果樹の基礎研修生の方と意見交換会を実施しました。

9月28日 台風17号対策で自己ほ場の野菜の管理を行いました 

 

 大型で非常に強い台風17号は、長野県に接近する予想であるため、基礎研修生は各自露地ほ場の対策を講じています。
 露地ほ場では、暴風や大雨に備え成熟期を向かえた野菜の収穫や通過後でも豪雨によりほ場管理がしばらく困難になることが予想されるため出来る作業を行ったり、排水の悪い場所の明きょの設置、トマトやナス等の支柱の補強を各自行っていました。

9月27日 小学生が農業体験に来校しました

 

 軽井沢西部小学校の1年生44名が研修部の農場に来てくれました。稲刈りの始まった田んぼの見学や果樹園での収穫、トラクターの試乗という内容で、果樹園では、りんご(つがる)、なし(豊水)、プルーン(スタンレイ、くらしま)の収穫やぶどう(ナガノパープル)の試食をしてもらいました。
 小学校の近所ではあまり田畑は多くないようで、子どもたちは農作物だけでなく、バッタやカエルなどにも喜んでいました。道々クイズを出題しましたが、これには元気で答えてくれましたし、トラクターの試乗では、争うことなく並んで待ってくれました。
 農業を身近なものに感じて、思いやりのある元気な子に成長してほしいと思います。

9月26日 基礎研修生が自己ほ場の秋野菜の管理を毎日行っています

 

 本年の夏は、東日本や北日本等で記録的な暑さとなりました。しかし、1週間程前から朝晩涼しくなり徐々に秋めいて、いつの間にかにセミの声が消えました。涼しくなってほっとする一方、夏が終わったとかと思うと少し寂しい時期です。
 本格的な秋野菜の栽培時期を迎え、基礎研修生は毎日自己ほ場で秋野菜を栽培するほ場の準備や間引き作業等を熱心に行っています。特に、間引き作業は、(1)種子は全部発芽しないために基準株数の数倍播種するのが普通であるがこのままでは過繁茂になるため、間引きによって適正な間隔にする、(2) 病害虫やその他の生育障がいの苗を除く、(3)遺伝的あるいは生理的に不良な苗を除くことです。また、土寄せは、株間の土を作物の株元にかける作業で台風等強風があっても倒れにくくし、また根の張りを良くすることを目的に行います。
 なお、基礎研修生が自己ほ場で栽培している秋野菜の一部は11月10日に実施する「農大研修部収穫祭」で販売する計画です。

9月25日 千輪菊の防除を行いました 

 

 菊は、キク科の宿根草で日本を代表する花の一つです。原産地は、中国で平安初期に日本へ導入されたとされ、現在多くの品種が育成されています。
 本日防除をした千輪菊は、花壇はもとより11月上旬頃に行われる菊花展には欠かせない種類です。研修部では、花壇として栽培していますが、この時期の菊は白さび病が発生しやすいため殺菌剤の散布を行いました。
 秋に咲く菊は、短日性であり夜の長さが一定以上になると花を咲かせます。研修部で栽培している千輪菊は10月下旬に見頃を迎える予定です。

9月24日 自己ほ場巡回検討会を行いました 

 

 本日は、基礎研修生が管理している露地ほ場を中心に巡回し検討会を行いました。
 主な検討内容は、果菜類の誘引・摘葉・剪定をこまめに行うことでした。特に、これからの時期は日に日に日射量の減少や気温の低下のために蒸散速度が低下して 水が根から吸い上げられ枝に入る量も減り、樹勢や受粉率が低下してきます。そのため、できるだけ光が当たるよう枝を左右に広げ、不要な枝や葉を取り除くことが必要になってきます。
 また、9月はうどんこ病等病害の発生が多くなる時期です。そのため、病害の被害を受けた茎葉や黄化した葉等は、早めに取り除いて草勢の回復を図ることを確認しました。

9月20日 農業機械利用技能研修「大特(農耕車)」(第4回目)の閉講式を行いました

 
 9月18日から3日間実施した本年度4回目の農業機械利用技能基礎研修「大特(農耕車)」の閉講式を行いました。
 閉講式では、山岸研修部長から受講修了証の授与を行い、試験に向けての心構えについてあいさつを行いました。
 この研修に参加した23名の受講者は、明日運転免許センターから出張試験をしていただきます。なお、この研修には新規就農者里親前基礎研修生11名も受講しました。
 トラクターの基本操作と安全運転技術について3日間学んだ技能や知識を十分発揮され、大型特殊免許(農耕車に限る)を取得されますことを期待いたします。

9月18日 農業機械利用技能研修「大特(農耕車)」(第4回目)開講式を行いました

 

本年度4回目となる農業機械利用技能基礎研修「大特(農耕車)」の開講式を行いました。今回の研修は、一般申込者と新規就農里親前基礎研修生、農大野菜花き実科と果樹実科の学生合計23名が受講し、本日から3日間で運転技術を身に付け4日目の21日に運転免許センターで出張試験をしていただきます。
 開講式では、山岸研修部長があいさつを行い農作業安全の必要性や受講に対する心構えについて説明しました。
 平成24年度の大特(農耕車)、けん引(農耕車)研修の受付は、受付開始日を決めてその日から申し込みを行います。受付開始日以前の申込はできませんので御注意願います。なお、農業機械利用技能基礎研修の詳しい内容についてはこちらをクリック願います。
 

9月16日 アグリターン農業研修入門コース3回(2日目)を開催しました

 
 2日目の午前中は、リンゴの実習を実施しました。はじめに「つがる」の収穫を行いました。暑さのため色つきが悪かったのですが、赤く着色したリンゴを収穫しました。その後はリンゴの葉つみを行いました。葉つみとは、赤く色が付くように果実の周りの葉をとることで、今回は「紅玉」と「千秋」の葉摘みを行いました。
 午後は、佐久市の「こまがた直売所」へ見学に行きました。はじめ直売所の商品を見学した後に直売所の運営について説明を聞きました。佐久の直売所も増えており運営が大変なことや商品の品揃え等についてお話を聞き、皆さん参考になった様子でした。

9月15日 アグリターン農業研修入門コース第3回(1日目)を開催しました

 

今回は、10名の参加者があり入門コースを行いました。1日目は、日程説明の後に「長野県農業の概要」及び「病害虫防除の基礎知識」についての講義を行いました。病害虫については難しい話もありましたが、受講者からの熱心な質問をいただきました。
 昼食後は、秋野菜の管理や収穫作業等を実施しました。野沢菜の間引き、アスパラガス、小松菜の収穫及びミニトマト等果菜類の収穫を行いました。また、ジャガイモの袋つめも実施しました。9月半ばとしては暑い日で、額に汗を掻きながら、一生懸命作業をしていました。

9月14日 葉牡丹を定植しました

 

 葉牡丹は、アブラナ科ブラシカ属のキャベツの仲間ケールを観賞用に改良したもので、キャベツやケールの近縁の植物です。
 原産地は、ヨーロッパであり冬の花壇を華やかに彩る植物として古くから栽培され、日本には江戸時代の中期に渡来したと言われ、その後品種改良は日本で発展しました。
 葉牡丹の系統は、大きく分けると「丸葉系」、「ちりめん系」、「さんご系」になります。
 丸葉系は、最も古い系統です。耐寒・耐暑性があるのが特徴です。
 ちりめん系は、葉の縁が細かく波状に縮れるのが特徴です。
 さんご系は、葉に深い切れ込みが入り、また花を咲かせるのが遅いので長期間鑑賞できるのが特徴です。
 基礎研修生は、葉牡丹の種類を学びながら一つ一つ丁寧に定植を行いました。
 

9月13日 つがるを収穫しました 

 

 つがるは、青森県りんご試験場(現在:地方独立行政法人青森県産業技術センターりんご研究所)で育成し、母親はゴールデン・デリシャスですが、父親は当初育成したラベルが紛失し長い間不明でした。しかし、近年になって遺伝子解析技術が発達して父親が紅玉であることが判りました。紅玉の子どもですが、酸に強みがなく弱い酸が甘味をより引き立てています。
 サンつがるとは、袋をかけずに太陽の光をいっぱい浴びて育ったりんごで、JA全農長野の商標登録です。
 りんごを担当する職員は、一玉一玉色づきを確認しながら成熟を迎えたつがるを収穫しました。
 

9月12日 自己ほ場巡回検討会を行いました 

 

本日は、基礎研修生が管理している雨よけハウスを巡回し検討会を行いました。
 主な検討内容は、本格的な秋を迎える前の野菜の管理についてでした。特に、生育するのに最も適した温度のことを生育適温といい、大半の野菜の生育適温は20~25℃です。そのため、夜間12℃以下になる予報であった場合は雨よけハウスをしっかり閉め切ることや病害虫の被害を受けた茎葉や黄化した葉等は、早めに取り除いて草勢の回復を図ることや通風をよくすることを確認しました。
 基礎研修生は、「管理をしっかり行いできるだけ長く収穫をしたい」とのことです。

9月10日 クジャクソウを収穫しました

 

クジャクソウは、キク科シオン属の多年草であり、別名「宿根アスター」とも言われています。
 原産地は、北アメリカで日本には昭和30年代に導入され、用途は主に花壇や切り花に利用されます。草丈が高く夏から秋にかけてたくさんの花を咲かせ栽培は容易です。
 花言葉は、「一目惚れ、ご機嫌、可憐」であり、基礎研修生は綺麗に咲いたクジャクソウを楽しそうに収穫をしていました。

9月7日 野沢菜を播種しました

 

今日は、二十四節気の一つ「白露」です。朝夕の心地よい涼風に、幾分の肌寒さを感じさせる冷風が混じり始める時期となりました。丁度この時期が野沢菜を播種する時期であり、基礎研修生が播種の実習を行いました。
 野沢菜は、下高井郡野沢温泉村を中心に栽培されている伝統野菜で、特産の野沢菜漬けの原材料です。同じアブラナ科野菜の漬け菜(稲核菜、羽広菜など)や赤蕪(保平蕪、細島蕪など)は、いずれも近縁種です。
 収穫は、11月下旬頃で農産加工の実習で活用する予定です。

9月6日 農業機械利用技能研修「けん引(農耕車)」(第3回目)が終了しました

 
 9月4日から3日間実施した本年度3回目の農業機械利用技能基礎研修「けん引(農耕車)」が終了しました。
 この研修に参加した20名の受講者は、明日運転免許センターから出張試験をしていただきます。トラクターの基本操作と安全運転技術について3日間学んだ技能や知識を十分発揮され、免許を取得されますことを期待いたします。

9月5日 自己ほ場巡回検討会を行いました 

 
 本日は、基礎研修生が管理している露地ほ場を巡回し検討会を行いました。
 主な検討内容は、アブラナ科を加害するキスジノミハムシの対策についてでした。キスジノミハムシの成虫は葉を、幼虫は根を食害し、多発すると葉に小さな穴が点々と被害を受けます。幼虫は、根を食害し痕が網目状に残ります。また、大根の内部に食入する幼虫もあり、激しく食害されると肥大が抑制されます。
 基礎研修生は、計画的に秋野菜の作付けを行い、しっかり対策を講じたいとのことです。

9月4日 農業機械利用技能研修「けん引(農耕車)」(第3回目)が始まりました

 

 本年度第3回目の農業機械利用技能基礎研修「けん引(農耕車)」が始まりました。
 今回の研修は、農業大学校総合農学科と八ヶ岳農業大学校の学生、一般参加者で計20名が受講し、本日から3日間運転技術を身に付け4日目の7日に運転免許センターで出張試験をしていただきます。受講者は、合格を目指し研修部職員から熱心に指導を受けていました。
 平成24年度の大特(農耕車)、けん引(農耕車)研修の受付は、受付開始日を決めてその日から申し込みを行います。受付開始日以前の申込はできませんので御注意願います。なお、農業機械利用技能基礎研修の詳しい内容についてはこちらをクリック願います。
 

9月3日 マリーゴールドを定植しました 

 
 本日基礎研修生は、農大ハーブ園にマリーゴールドを定植しました。農大ハーブ園は、標高810mであり高く昼夜の寒暖の差のため花の色が非常に鮮やかになり、見ていると心が癒されます。
 マリーゴールドは、大きく分けてアフリカン種とフレンチ種があります。アフリカン種は、草丈は1m前後になり鉢植えには向きません。大きく茂って他の植物を隠してしまうため、花壇の場合は、後方に植えます。フレンチ種は、草丈が30cm前後で鉢植えに適し、花壇では前方に植えます。
 今回定植したマリーゴールドは、9月下旬から10月中旬が見頃です。

9月1日 親子農業体験研修第5回を行いました

 

 7組の親子、計22名に参加していただきました。前回1カ月前にまいたソバや春に摘果したリンゴの様子を見学したあと、ダイコンやカブ、ホウレンソウの種まきをしました。
 果樹園では、ナシやモモ、プルーンなどの収穫をしました。次回は今回種をまいたダイコンなどの間引きや果樹の収穫を予定しています。

お問い合わせ

所属課室:長野県農業大学校 

長野県長野市松代町大室3700

電話番号:026-278-5211

ファックス番号:026-261-2121

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