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更新日:2020年10月14日

知事会見(令和2年(2020年)8月7日(金曜日)11時01分~11時38分 会場:県庁)

項目

阿部知事からの説明

  1. 健康寿命で長野県が男女とも全国1位について
  2. 新型コロナウイルス感染症への対応について1
  3. 長野県公式ポータルサイト「信州SDGsひろば」開設について
  4. 政府への緊急要請について
  5. 新型コロナウイルス感染症への対応について2

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取材者からの質問

  1. 新型コロナウイルス感染症への対応について1
  2. 全国戦没者追悼式について
  3. 健康寿命で長野県が男女とも全国1位について
  4. 新型コロナウイルス感染症への対応について2

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本文

阿部知事からの説明

 1 健康寿命で長野県が男女とも全国1位について

長野県知事 阿部守一

 私からは冒頭5点お話ししたいと思います。きょうは新型コロナウイルス以外の話も何点かしたいと思っていますが、まず1点目は長野県の健康寿命についてです。「しあわせ信州創造プラン2.0」の重点目標で健康寿命全国1位を維持していこうということで取り組んできていますけれども、このほど国民健康保険中央会で平成30年の健康寿命の発表がなされました。県民の皆さまのおかげで長野県は男性も女性も全国1位という形で、県としてはありがたい、いい結果になりました。この数値は平成22年以降公表されているわけですけれども、男性、女性とも本県がずっと1位を維持しています。女性については前回の平成29年のデータが大分県と同率1位という状況ではありましたけれども、今回は長野県が男性も女性もいずれも単独で1位という形になっています。年を取っても働いていらっしゃる方が大勢いらっしゃる長野県、地域の医療関係者の取り組みや、いわゆる健康ボランティアの皆さまの活躍、こうしたものが相まってこうした結果に結び付いていると考えています。関係の皆さまには改めて御礼申し上げたいと思います。引き続き健康で暮らし続けられる長野県づくりに向けて、県行政としてもしっかり取り組んでいきたいと思っています。今、新型コロナウイルス対応を重点に行っていますけれども、引き続き「信州ACE(エース)プロジェクト」、Action(アクション)、Check(チェック)、Eat(イート)、運動、健診、そして食生活、こうしたもののさらなる改善に向けて県としても取り組みを進めていきたいと考えています。

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2 新型コロナウイルス感染症への対応について1

長野県知事 阿部守一
 
それから2点目ですけれども、新型コロナウイルス感染症関連ですが、感染症そのものの話ではなくて、飲食店等を支援するための道路占用許可の弾力的運用についてです。新型コロナウイルス感染症で飲食店等の皆さまは非常に大きな影響を受けているという状況です。そういう中で6月9日から道路の占用許可基準を緊急的に緩和していまして、11月30日まで国、県、あるいは市町村、それぞれ道路管理者がいるわけですけれども、道路占用を柔軟に許可して、道路占用料については免除するということで取り組んでいます。それから警察においても道路使用許可の手数料を免除しているという状況です。要は「3密」を回避していただくといったような新型コロナウイルス対応ということで道路上を有効に活用していただこうというものです。テラス的に外で飲食していただく、あるいはテイクアウトを道路上で販売していただくといったような形で活用いただく形にしていまして、テーブル、あるいはベンチといった仮設施設についても、道路交通に支障を及ぼさない一定の基準を満たす場合について許可しているという状況です。これまでに6件、県内での事例があります。これは千曲市の屋代駅前の状況ですけれども、歩道部分を活用していただき、歩道上でのテラス営業、あるいはワゴン販売といったようなことを行っていただいています。事業者の方、そして利用される方、双方から非常に好評だと伺っています。右側は松本市の例です。道路は松本市道ですので、こちらは松本市で許可されているということです。今、新型コロナウイルス対策で、どちらかというとうちにこもりがちな状況になっていますけれども、「3密」を回避するといったような観点も含めて、弾力的な道路占用許可を活用いただき、それぞれの地域で工夫を凝らした対応をしていただきたいと思います。ぜひ積極的にご利用、ご活用いただければと思っていますのでよろしくお願いします。

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3 長野県公式ポータルサイト「信州SDGsひろば」開設について

長野県知事 阿部守一
 
それから次はSDGs(エスディージーズ/国連が定めた持続可能な開発目標)の関係です。昨日も知事会のゼロカーボンPT(ゼロカーボン社会構築推進プロジェクトチーム会議)で、小泉環境大臣とも意見交換しましたけれども、引き続き長野県としてはSDGs未来都市としてSDGsの取り組みをさらに発展させていきたいと考えています。昨日もSDGs推進企業登録制度の登録証の交付式を行いました。だんだん企業数も増えて、500に近い企業の皆さまがSDGs推進の取り組みに賛同いただき、手を挙げていただき、登録をいただいています。引き続きこうした取り組みも進めていきたいと思いますし、また多くの皆さまにSDGsを知っていただき、そして行動の輪を広げていく、そういう観点でポータルサイト「信州SDGsひろば」というものをこのたび開設しました。「信州SDGsひろば」は基本的には県も含めていろいろな皆さまが行われているSDGs関係のイベント、セミナー、そうしたものを発信していきます。「学びの県づくり」を進めていますので、ぜひそうしたものにご参加いただき、SDGsについて楽しく学んでいっていただきたいと思っています。また県内各地でSDGsに取り組んでいらっしゃる方が大勢いらっしゃいますので、そうした取り組みを動画で紹介します。加えて、いろいろな皆さまの身近な取り組みをインスタグラムでハッシュタグ「#信州SDGs」を付けて発信していただくと、こんなことをこんな方がやっているのだ、私もこういう取り組みならできる、そういう活動の輪を広げていく場にしていきたいと考えています。インスタグラムについては「信州 SDGs Diary」ということで名付けて、すでにスタートしていますけれども、例えば長野県永久観光大使の峰竜太さんにも取り組みを載せていただいたり、あるいは下高井農林高校をはじめ一般の方からもさまざまなSDGsの取り組みをご紹介いただいている状況です。それではポータルサイトをご覧いただいて、金井課長から内容を説明します。

総合政策課長 金井伸樹
 
では簡単にポータルサイトを説明します。まず入っていただきますと、これが画面に出てきまして、そちらに趣旨が書いてありまして、ここで学んでもらって、つながってもらって、自分たちの行動、実践に移していこうという趣旨で作っています。次にありますのが、先ほど知事からも説明しましたけれども、さまざまなSDGsに関するセミナーです。ここでは皆さまに学んでいただいて、さらに実践につなげていただこうという趣旨で、いろいろなセミナーをここに載せてあります。私たちもこんなセミナーをやりたいという方がいらっしゃいましたら、こちらに申し込むところがあります。「こちら」というところを押していただくと申請書がありますので、そういう方たちからも広く学びの場を受け付けまして、こちらで発信していきたいと思っています。その下に県が作った動画です。三者といいますか、団体もあるのですけれども、三つの動画を作っています。例えば向かって右側のおじいさんを挟んで若い子3人がいらっしゃいますけれども、県立大の学生でして、「モノ」の循環とか「ヒト」の循環、こういうものをキーワードに、学生という立場ですが古着屋を運営している団体がありまして、この子たちが、例えば地元のデイサービスにお話しして、その利用者の中から古着を提供してもらって、それを流通させていくというような取り組みをやっています。「住み続けられるまちづくりを」、あるいは「つくる責任・つかう責任」、あるいは「パートナーシップで目標を達成しよう」というSDGsの目的に関係しているものだと思っています。あと先ほど知事から申し上げましたがインスタグラム、そこにニッチローさんとかもいますけれども、一部有名人の方も投稿していただいています。もう少しすれば多分知事からもこちらへ投稿いただけるものと思っていますけれども、自分たちの身近なSDGsの取り組みをここにどんどんアップしていただいて、こんな取り組みがあるのだということを皆さまに知っていただこうと考えています。あとSDGsの趣旨とか、リンクということで、国連ですとか、政府ですとか、あるいは先ほども話がありました企業の登録制度についての部分、県の取り組みみたいなところにリンクを貼らせていただいて、ここへ来ればSDGsに会えて取り組めるというような場にしたいと思っていますので、PRをお願いしたいと思います。以上です。 

長野県知事 阿部守一
 
ぜひメディアの皆さまには、「信州SDGsひろば」を多くの皆さまに発信いただければありがたいと思います。SDGsの輪を広げて、長野県としても持続可能な開発目標、しっかりと県民の皆さまと力を合わせて取り組んでいきたいと思います。

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4 政府への緊急要請について

長野県知事 阿部守一
 
それからあと2点、説明しますけれども、まず新型コロナウイルス感染症対策に係る緊急要請ということで、昨日、政府に対して大きく3点要請しました。基本的に人の移動に関する話です。一つは「県境をまたぐ移動等」ということで、「国としての戦略を早期に策定し、方針を示すこと」、そして「方針は基本的対処方針に明記し、国が責任を持って必要な対策を講じること」という提案です。これについては、またあしたも知事会の新型コロナウイルス緊急対策本部がありますので、その知事会の場でも私から提言していきたいと思っています。それから2点目ですが、「Go To トラベル事業」。「2」と「3」はいずれも観光に関連する話ですけれども、一つは今、1月31日までという形になっていますけれども、本県、特にスキー場をはじめとして冬季の観光も大変重要ですので、「実施期間を延長すること」。それからもう1点、旅行者の皆さまに「感染症対策の徹底を国として積極的に求めること」ということです。それから3点目は「令和2年7月豪雨等を踏まえた観光振興策」。7月豪雨、長野県も県内各地で大きな被害を受けたわけでして、新型コロナウイルスが今、話題の中心になってしまっていますけれども、他方で災害の影響を受けた観光地もありますので、そうした地域への「手厚い観光振興策」を行ってもらいたいと考えています。以上、大きく3点です。昨日の段階で、観光庁の蒲生長官には電話ではありますけれども、趣旨をお伝えして検討をお願いしているという状況です。

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5 新型コロナウイルス感染症への対応について2

長野県知事 阿部守一
 「県外との往来」はこれまでお願いしてきている通りです。お盆、あるいは夏休みということで、移動が多くなる時期です。長野県としてはずっとこの地図を出していますので、県民の皆さまには首都圏、あるいは関西圏、東海地方、九州地方、こうした比較的新規の感染者の確認が多い地域との往来についてはぜひ慎重にご検討いただきたいと思いますし、長野県も含めて全国各地で感染者数が増えてきているという状況がありますので、ぜひお出掛けされる際には慎重な行動、「三つの密」を避けてもらったり、できるだけ人混みを避けるといったような行動を取っていただきたいと思います。基本的な感染症対策については繰り返し申し上げていますけれども、手洗い、マスクの着用、「3密」空間を避ける、そうしたことはぜひ引き続き徹底していただきたいと思います。お盆の帰省についてもこれまでも何度もお願いしてきました。まずご家族でご相談いただいて、慎重な対応をご検討いただきたい。そして帰省される場合にも慎重な行動を、帰省前から「3密」の恐れがある場所は控える、自らの健康観察を行っていただき、風邪症状があるような場合は帰省を控えていただく、そして帰省されたときも、どうしても気が緩みがちですので、慎重な行動、わいわいがやがや、マスクなしで大きな声で騒ぐ、大声を出す、みんなで抱き合って旧交を温める、本当はほほ笑ましい場面ではありますけれども、ぜひ今の状況はウイルスが存在しているということを意識した行動をお願いしたいと思います。帰省についてもう一つだけ申し上げますと、こういう形ですので、帰省される方もいらっしゃると思います。それぞれのご家庭の事情というのはさまざまあるわけですので、ご家族でよく考えてくださいというお願いをしていますけれども、帰省された方が差別されるようなことがないように、この点については改めて県民の皆さまにお願いをしたいと思います。最後、以前もご覧いただいた絵です。先ほど申し上げたように、家族が多世代で仲良くしているとか、あるいは仲間同士、友人同士で仲良くしているというのは普通の場面だと非常にほほ笑ましくて、こういう家族でありたいとか、こういう友だちとの交流をしたいということを皆さま思う話だと思います。ただ、今の状況は、例えば大都市圏から帰省されてもしかしたら感染している方とご高齢の方とが、マスクなしに非常に密接な接触をすることは相対的にはリスクが高い行動になってしまうわけですし、またこういう形で、無防備な形でみんながわいわいがやがや、マスクを着けずに会食をするようなこともリスクが高い状況になります。全国的に、接待を伴う飲食店とか、そういうことが言われていますけれども、帰省自体とか、飲食店自体とか、そういうことが悪いというよりは、むしろこういう場です。これがさらに密閉空間とかだともっと状況が悪くなってしまうわけです。こういうシチュエーション、こういう環境が相対的にはリスクが高いということを多くの皆さまにご理解いただいた上で、慎重な行動、適切な行動を取っていただきたい。そういう中で普段とは違うお盆とか夏休みになってしまう形になると思いますけれども、十分ご理解いただき、対応いただければと思います。私からは以上です。

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取材者からの質問

 1 新型コロナウイルス感染症への対応について1

朝日新聞 遠藤和希 氏
 お盆の帰省に関してなのですけれども、以前も知事は慎重な対応ということで県外に対して呼び掛けをされているのですが、他の自治体とかを見ますと、遠慮してくださいとか、結構強めな表現をされているところもあって、県内にいろいろなところから帰省で人が集まると感染のリスクも確かにあるというところだと思うので、慎重な対応ということですが、より強く求めるということはされるつもりはないのでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 先ほど申し上げたように、かなり前から慎重な対応の検討をお願いしてきています。そういう意味で、それぞれのご家族で今の状況を踏まえた対応をご検討いただいてきていると思っています。置かれている状況はさまざまだと思います。ほとんど人と接しない帰省というのも場合によってはあり得ると思います。もともと実家のご家族の数も少ないし、その方との接し方も十分注意する、かつ今の時期に戻ってこなければいけない事情がおありになるというような場合に、戻ってきてはいけないというような画一的なメッセージを出すと、ミスリードしかねないと思っています。帰省というレッテルが貼られた行為自体が問題ということではなくて、先ほど申し上げたように、ご家族とかご家庭によってさまざまなシチュエーションがあると思います。そうしたことに留意いただくということが必要だと思いますし、その前段でもご家族で十分検討いただいて、例えば帰省される前からご自分の健康管理をされて戻ってくる、人と接触する機会も本当に削減して戻ってくる、そういう方の帰省が絶対にいけないということではありません。県民の皆さまにはそうした状況をご理解いただきたいと思いますし、何よりも帰省された方が、何で帰省しているのだというようなことで近隣の方から非難されるというようなことは絶対あってはいけないと思いますので、そういうことで温かくお互いを尊重し合って支え合う、そうした社会が望ましいと私は思いますので、こういうメッセージを出しています。

信濃毎日新聞 熊谷直彦 氏
 今の関連ですが、帰省については政府と都道府県の見解が分かれている面もあると思います。例えば、きのう安倍首相は基本的に自粛を求めないという発言をされましたし、逆に小池都知事は都民に帰省を控えるよう求めているという実態もあると思います。長野県としては慎重な対応をということですが、国と都道府県とで対応が異なっていると、呼び掛けを受ける県民や国民が混乱を来してしまうと思うのですが、そういった面での知事の所感をお聞かせください。

長野県知事 阿部守一
 今、国と都道府県との話がありましたけれども、今回長野県が県境をまたぐ移動について国としての戦略を策定し方針を示すこと、そして基本的対処方針に明記してと言っているのは、国民に対するメッセージはより統一するべきだという考え方です。もとより都道府県が置かれている状況はさまざまです。例えば長野県は現時点で重症者がいるという状況ではありませんし、医療供給体制にもまだ一定の余裕があるという状況ですが、こうした状況は都道府県によってかなり差がある現状になりつつあると思います。各都道府県が出しているメッセージに差があるというのは、ある意味、置かれている状況が同じではないので当然のことだと思っています。ただどうしても国としてのメッセージが弱いと思っています。せんだって(新型コロナウイルス)感染症対策分科会から帰省の在り方について提言が出され、尾身会長が会見されてお話をされていました。都道府県の感覚と基本的に同じようなメッセージを出されていたものと思いますけれども、そうしたものを受けて「国としての戦略を早期に策定し」、「基本的対処方針に明記し」と言っているのは、分科会ではなくて政府としてしっかりした方針なりメッセージを出すということが重要だと思っていますので、こういう書き方をしています。こうした点についてはあしたの知事会の対策本部の場でも私から求めていきたいと思っています。

信濃毎日新聞 熊谷直彦 氏
 確認させてください。今のお答えの中で国としてのメッセージが弱いということや、政府としてしっかりとした戦略やメッセージを出すべきだというような発言がありましたけれども、基本的に国として都道府県をまたぐ往来には慎重になるようにといったことを言うべきだというようなことで受け止めてよろしいのですか。

長野県知事 阿部守一
 私が基本的に国に求めなければいけないのは、基本的対処方針がこの間ずっと改定されずにきてしまっている。今、政府の対策本部もできて、都道府県の対策本部もできて、大きな枠組みとしては新型インフルエンザ等特別措置法の枠組みの中で動いています。政府の総合調整権がある中で、総合調整は基本的対処方針に基づいて行うというのが基本です。今まさに県境をまたぐ移動をはじめとして、政府として基本的な方向性を示して、それらの方向性をわれわれも共有して、それぞれの地域でしっかり対応していくということが重要な局面ですけれども、そうした今の法律の枠組みの中で根幹となるべき基本的対処方針の中に重要なことがしっかりと明記されていないというような事態は早急に改善されるべきだと思っています。

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2 全国戦没者追悼式について 

信濃毎日新聞 熊谷直彦 氏
 15日に開かれます戦後75年目の節目の全国戦没者追悼式ですが、今回は新型コロナウイルスの影響もあって長野県からは参列しないという方向になったと聞いています。新型コロナの影響で、なかなか平和学習については地域での活動も絞られているような状況もあると思うのですが、そういったことも含めて何か思うところがあれば教えてください。

長野県知事 阿部守一
 全国戦没者追悼式、今年は全体としてもかなり規模を縮小され、そして遺族会の皆さまも不安な思いをお持ちですので、長野県から大勢の皆さまが参加されるということは今回、見送られると伺っています。戦後75年という大きな節目に当たるときに、こうした状況で多くの皆さまが大変残念な思いでいらっしゃるのではないかと思います。戦争の悲惨な記憶については行政としてもしっかりと後世に引き継いでいくことができるように取り組んでいきたいと思いますし、また遺族会の皆さまの思いも十分伺いながら戦争体験をどう伝えていくかということについてはさらにしっかり検討していきたいと思います。

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3 健康寿命で長野県が男女とも全国1位について

長野日報 前田智威 氏
 健康寿命のことについて伺います。1位を維持できた要因について知事はどんなふうにお考えでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 いろいろな要因が複合していると思いますので、これが唯一絶対ということはなかなか申し上げづらいところですけれども、先ほど申し上げたように、一つは長野県は保健補導員とか、食生活改善推進員とか、地域のいわゆる健康ボランティアと呼んでいますけれども、そうした皆さまの活動が活発な県です。そういう意味で、地域における地道な取り組みがこうした成果を生み続けていると思っています。また併せて健康だから働いている、働いているから健康、両面あると思いますけれども、お年寄りの就業率が高い県でもあります。そうしたことに加えて医療関係者も長い間、農村医療、地域医療、こうしたものの改善にお取り組みいただいてきていますので、そうしたことが複合してこうした結果につながってきていると考えています。

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4 新型コロナウイルス感染症への対応について2

読売新聞 田ノ上達也 氏
 お盆の帰省について、県としては帰省前に家族で十分に相談していただき、慎重な対応の検討を呼び掛けていますけれども、その根拠としましては県内の医療体制が逼迫(ひっぱく)していないということが根拠になっているのか、そもそも帰省に関してさまざまな方法があるわけで、それに関して行政が口を出すことではないと判断されているのか、どのような根拠で行っているのか、もう一度教えてください。

長野県知事 阿部守一
 医療の話と、それから行政の在り方と、2点お話しいただきましたけれども、今お話しいただいた点は全体として総合的に考えるべきものだと思っています。以前、往来自粛ということを求めたこともあります。そういう意味で行政としてより強いメッセージを出す可能性が全くないわけではないと思いますけれども、現時点においては慎重な対応を行っていただくという段階だと、全体の状況を見て判断しています。

読売新聞 加瀬部将嗣 氏
 国に対して行った緊急要請ですけれども、先方からの具体的な回答というのはなかなか出てくるというのは難しいかと思いますけれど、例えば来年1月末までの実施期間延長のこととかについて内々レベルでもいいのですけれど、感触というか、知事として今の段階でそれを含めて実際に実現される見込みがありそうなところというのは何かあるのでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 きのう観光庁長官と直接電話で、主として「2」、「3」の辺りを話し、要請しました。まず旅行者への感染症対策の徹底、これについてはこれまでも観光庁として、あるいは赤羽(国土交通)大臣からも行っているところだということで、引き続きしっかりやっていきたいというお話がありました。それから実施期間の延長は予算も関係する話なので、今後の検討課題。そして最後、7月豪雨を踏まえた観光振興策は長官としては、どちらかというと九州の方が主として念頭に置かれていたようで、本県もかなり被害を受けていますということで申し上げたところ、そうした点もわれわれとして受け止めなければいけないので、事務的に情報を教えてくださいといったような対応でした。
 ありがとうございました。

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