ホーム > 県政情報・統計 > 広報・県民参加 > 県政タウンミーティングのご紹介 > 県政タウンミーティング開催データ > 平成27年11月14日に開催した県政タウンミーティングについて
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更新日:2015年12月1日
1 基本情報
開催日時 平成27年11月14日(土曜日) 10時から12時5分まで
場所 上田市丸子文化会館 小ホール(上田市)
参加者 145人
2 意見交換
(1) テーマ 「子どもを性被害から守るためには」
(2) ファシリテーター(進行役) 特定非営利活動法人 長野県NPOセンター代表理事 山田千代子氏
(3) 意見交換の進め方
ファシリテーターの進行で始まり、これまでの取組や子どもを性被害から守るための条例のモデル等についての県からの説明の後、参加者からの意見をお聴きしました。
昨年11月に決定した「子どもを性被害から守るための県の取組み」を受け、これまでの取組の進捗状況を説明するとともに、今年9月に「子どもを性被害から守るための条例のモデル検討会」にて作成された「条例のモデル」について説明し、県として条例制定の是非を判断するにあたり、幅広く県民意見を募集し、議論いただく機会として、自由参加の形式で、11月8日の松本会場に引き続いて開催しました。
進行役は松本会場と同様、ボランティアコーディネーターとして長年尽力されている山田千代子氏が務め、まず県から、条例モデルの作成の経緯についての報告、主な取組としての予防事業や被害者支援事業の進捗状況について説明し、その後、他県条例との比較を示しながら、「条例のモデル」の基本的考え方、具体的項目等について説明してから、会場からの意見をお聴きする流れで進みました。
青少年育成に係るボランティア活動等をされている方や学校現場で子ども達と直接接している方、学生や子育て世代の方、携帯電話等の通信事業者の方など様々なお立場の方145名が参加され、それぞれ積極的に発言いただきました。「学校現場での性教育はとても少ない。もっと充実をお願いしたい。」「実際に17件の被害報告があり、これもごく一部ではないかと思う。県民運動は必要だが限界もあるので、条例を抑止手段に。」「加害者の大人を黙認できない。条例は絶対必要だし、条例が悪いのではなく運用する側の知恵と慎重さが重要。」「条例は絶対だめではないが、子どもが自分を守れる力をつける教育を。」などの意見があがりました。
意見交換の中では、県から関係部局間での連携状況や、実際に子どもからの相談の実態等についても説明があり、これを受けて、その後も会場からの意見が続きました。「10代の約8割がSNSを利用する状況。会場の皆さんも使ってみてこの環境を一度見てみるのも参考になるのでは。」「条例がないから長野県なら遊べるというネットの書き込みに対し、条例制定の動きはすごく感謝する。1日でも早い制定を。」「小さいうちから人権的なことなどを判断できる力をつけていけるよう、条例の中には性教育を地道に行うことも入れてほしい。」「抑止や防止は厳罰だけでは困難。加害者に対する医療的サポートや、日頃のあいさつといった県民運動が大切。」など、様々な声が寄せられました。
前回に引き続き、今回も20名を超える方が発言され、知事からは、「すごくいい前向きな話を聞くことができたので、ぜひ一緒になって協力いただきたい。長野県の実態に合った、本当に子ども達を中心に据えて何をしなければいけないのか、社会全体が次世代をどうやって育てていくのか、この問題を契機にしっかりと考えていく必要がある。いろいろな方と意見交換をさせていただく中で、青少年を守れると思っていただける確かな方向付けをしていきたい。」とのコメントで終了しました。
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