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更新日:2019年1月7日

知事会見(平成23年(2011年)5月20日(金曜日) 11時00分~11時40分 県庁:会見場)

項目

阿部知事からの説明

  1. 栄村での住民の皆さんとの意見交換、熟議方式でのタウンミーティングの開催について

取材者からの質問

  1. リニア中央新幹線について
  2. 節電対策について
  3. 復興支援について
  4. 東日本大震災支援県民本部について
  5. 流域下水道の汚泥等の放射線濃度について
  6. 震災復興財源について
  7. 人件費削減について(1)
  8. 人件費削減について(2)
  9. 公職にある者からの働き掛けについて
  10. 学校訪問について
  11. 次世代サポート課について

本文

阿部知事からの説明

1 栄村での住民の皆さんとの意見交換、熟議方式でのタウンミーティングの開催について

長野県知事 阿部守一
 それでは会見を始めさせていただきたいと思います。私の方から2点お話ししたいと思います。まず1点目、先般5月14日に地震で被害を受けた栄村の住民の皆さんとの意見交換会「栄村の復興を考える会」ということで、栄村と長野県の共催という形で開催をして、私もお伺いして住民の皆さんと意見交換をさせていただきました。形式はここの場でも何度もお話ししたかもしれませんけれども、私は行政も社会の一構成員だと思っていますので、とかく県とか市町村が出ていくといつもこっち側、あっち側で住民の皆さんと向き合って要請する側、される側、要望する側、される側、質問される側、答える側みたいになってしまい、もちろんそういうことが必要な場合もありますけれども、これからの未来の栄村をどうしていくかということを考えるにあたっては、同じ方向を向かなければいけないとに思って、やや普通とは違う形で県民本部の運営委員長の内山さんにファシリテーター役(中立な立場を保ちながら話し合いを調整する人)を担っていただいて、私も村の人と一緒になってポストイットに私の意見を書かせてもらったり、できるだけ行政と住民の皆さんが一緒になって課題を共有して、そして将来の栄村を考えるという形でやらせていただきました。私自身もやはり住民の皆さんの直接の声としての課題あるいは悩みを広く伺えたということで有意義だったと思いますし、行政としてできることできないこともちろんあるわけです。その場で申し上げましたけれども、例えばお墓の修理に行政が税金を充てるというのは正直言ってなかなか非常に難しいわけでありますけれども、そうしたことも含めて課題を共有できたことはありがたいと思いますし、県としてそうした中で取り組むべきことについてはさらに今後の補正も含めてしっかり対応していきたいと思っています。今回栄村でそういう取り組みを行いましたけれども、私も共創・協働ということで共に考え、共に悩んで、共に行動する県政にしていきたいと思っておりますので、今回の取り組みを他の場面でも同じように行っていくことを考えていきたいと思っています。
 それから2点目でありますけれども、私がそういう発想なので同じような話が続きますけれども、明日3時半から松本合同庁舎の講堂で県政タウンミーティングを行わせていただきます。これは「教育」をテーマにさせていただきますけれども、「10年後の学校を考えよう」というテーマで最近文部科学省が提唱しております熟議の方式という形で行いたいと思います。当日私を含めまして44名の皆さん、一般で公募していただいた方も含めて44名の皆さんに熟議をしていただく、グループで討議をしていただくということで、5グループに分かれて議論を行いたいと思います。私のほかに教育長、それから教育委員の方、そして次世代サポート課長も一緒になって県民の皆さん方と同じテーブルを囲んで議論に参加したいと思っております。一緒になって10年後の学校のあるべき姿というものを考えていきたいと思っています。議論に参加する方は事前にお申し込みいただいているわけですけれども、一般の傍聴もできますのでこちらは事前の申込みが不要ですので、できるだけ多くの方にご来場いただいていろいろな議論、参加されたくなってしまう方もいるかもしれませんけれども、今回傍聴という形にならざるを得ませんけれどもお越しいただければありがたいなと思っています。私の方からは以上2点であります。

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取材者からの質問

1 リニア中央新幹線について

信濃毎日新聞 古志野拓史 氏
 リニアの関係で今日の午後ですね、諏訪と伊那の市長とお会いになって意見交換をされると伺っていますけれども、今日を含めて今後のリニア整備に向けた県内の意見を調整する上で、今日をどういう場にしていきたいか知事の抱負を伺いたいのですが。

長野県知事 阿部守一
 先般JR東海の社長にお会いしたときにも社長にいくつかお話した中で、地域の声を十分よく聞いて進めてほしいというお話をさせてもらっています。県全体で協議会を作って、これまでリニア新幹線の取り組みをしてきていますけれどもそれぞれの地域、現時点そしてこれからに向けてのお考えがあると思いますので、まずは私としてはそれぞれの市長のお考えを十分お伺いをするということからスタートしたいと思っています。

信濃毎日新聞 古志野拓史 氏
 今日諏訪と伊那の市長さんがお見えになるので、今後飯田の市長さんとも意見交換が予想されますけれども、ちょっと別の話で、飯田の方では地元で中間駅の現駅併設ということを訴えてきていらっしゃると思うのですけれど、知事がこれまでお答えになっている面的な効果ですとか、県全体を見据えた中間駅設置とかといったそういった観点で、飯田の現駅併設っていうものは知事のそういうこれまでのより広い整備効果ということと相容れるかどうか現時点でのご感想をお伺いしたいのですが。

長野県知事 阿部守一
 それは直ちに相容れるか容れられないかというのは現時点ではどちらとも言えないと思っています。まずは飯田市長ともお目にかかる予定ですので、どういうお話をされるのか、その中でどういうお考えを示されるのかということをスタートに考えないと、直接やり取りをしない中で、周辺から聞こえてくる情報だけで物事を進めるとおかしな方向に行ってしまってもいけないと思いますので、まずは伊那市長さん、諏訪市長さん、それから飯田の市長さんともお会いする予定ですのでお考えをまずはよくお伺いして県としての対応を考えていきたいと思います。

信濃毎日新聞 古志野拓史 氏
 ありがとうございます。

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2 節電対策について

中日新聞 小松田健一 氏
 2点お願いします。まず節電についてですが、きのう埼玉県がですね、オフィスでどういう節電をやれるかで実証実験をやっています。県としてもやはり民間へも協力を求める以上、具体的な取り組みを早く示さなければいけないと思うのですがこれについての知事お考えを伺います。

長野県知事 阿部守一
 それはまったくおっしゃるとおりです。昨日も諏訪地域の経済団体の皆さんとも意見交換をさせていただきましたけれども、私としては県としての考え方を経済界の皆さんとかあるいは県民の皆さんにお示ししてご協力をお願いするということが必要だと思っています。来週の23日に省エネ・自然エネルギー推進本部の会合を予定しておりますので、その中で具体的な方向性を出していければと思っています。

中日新聞 小松田健一 氏
 本部の会議でおおまかな対策が示されると考えてよろしいのでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 関係する部局でそれぞれ、前回の本部での議論を踏まえて検討してもらっていまして、私も中間的な状況は報告を受けていますけれども、本部会議の場でしっかりと議論した上で方向を決めていきたいと思っています。

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3 復興支援について

中日新聞 小松田健一 氏
 もう1点、震災の関係なのですが、先だって県議会の決議、あるいは超党派の皆さんからの要望もありましたけれども、経済対策を求める声が非常に強くなっています。県として補正予算、規模感、スケジュール感、どのようにお考えになっているか、臨時議会を招集してでも対応することになるのかどうか、その辺をお伺いします。

長野県知事 阿部守一
 県内の経済の状況、ひところよりやや回復傾向にあったところが、東日本大震災でまた先行きが非常に不透明感もあり、厳しい状況である思っています。補正予算を組まなければできないこと、できることがありますけれども、できることは前倒しでどんどんやっていきたいと思っています。制度資金の拡充についても来週の月曜日から制度の拡充をして東日本大震災関連の融資を行っていきたいと思っていますし、観光のPR等もですね、これは連休直前までは非常にキャンセルが相次いで、大変厳しい状況でしたけれども、ややゴールデンウィークは個人客を中心に地域によってばらつきはあるものの、戻ってきつつあるところもあると、これから夏場に向けての対応というのをしっかりしていかなければいけませんので、既存予算の中でできることはしっかりと行っていきたいと思っています。そうした上で補正予算については、栄村の復旧、復興の問題もありますし、今お話ありました経済対策という観点で、融資の枠をどうしていくかという部分もありますし、そうしたことを十分検討した上で適切な対応を行っていきたいと思っています。

中日新聞 小松田健一 氏
 1点だけ確認ですが、臨時議会を招集してでも早期編成というのは念頭にありますか。

長野県知事 阿部守一
 もちろん臨時議会を招集しなければ支障があるということであればそうしたことも検討致しますけれども、先程言ったように融資の問題であるとか、観光キャンペーンですとか既定の予算の中で、できるだけ前倒しで対応してきていますので、現時点で直ちに臨時議会を開催する必要があるとは考えていません。

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4 東日本大震災支援県民本部について

信濃毎日新聞 百瀬平和 氏
 東日本大震災支援県民本部が発足して今日で1カ月になりますけれども、知事にも活動内容随時報告があると思いますが、1カ月間の活動に対する受け止めと評価をお願いします。

長野県知事 阿部守一
 私は、発起人なので、報告ラインやレポートラインが私のところに必ず来るということは、県民のさまざまな方が集まって作っている本部なので全て詳細に把握しているわけではないですけれども、しかしながら、県民本部にも県民の方や被災者の方からいろいろな相談が寄せられていると伺っていますし、栄村の復興支援も、先般の栄村の復興を考える会も県民本部としても協力してもらったところですので、そういう意味で一定の役割、そもそもの必要性は、行政だけでもカバーしきれない、あるいはボランティア団体だけでも難しいところのつなぎ、役割を果たしてきていただいていると思っています。

信濃毎日新聞 百瀬平和 氏
 県民本部の設置期間は、当面3月末までとなっていますが、被災地への支援の必要性はこれからずっと続いていくと思うのですが、現時点で4月以降長期的な視点で、官民共同の支援体制というものをどう考えているのか。あるいは、県民本部の存続という可能性があるのか。その辺の見込みをお聞きしたいのですが。

長野県知事 阿部守一
 それはまだこれからです。何度も繰り返して申し訳ないのですが、県民本部は、県だけが設置しているわけでもないですし、それから基本的に運営の資金も経済団体の皆様方からのお金でやっているわけですので、そういう観点で私が現時点で延ばす延ばさないということを申し上げられる立場にはないですけれども、まずは、設置期間の範囲内で最大限の被災者支援を長野県民の皆さんの思いもしっかり受け止めていただいた上で、遂行していただきたいと期待しています。

信濃毎日新聞 百瀬平和 氏
 もう1点だけ。運営委員会を傍聴していると、被災地、特に東北地方の被災地のニーズをですね、どういうふうに把握するのかが、課題となっていると思うのですが、一方で現地では全国の実績あるNPO、NGOが活動していて、さまざまなニーズを把握して信頼を得ている実績もありますが、長野県内の団体に限らず、そういった全国の団体と連携することも含めて、どういうニーズの吸い上げ方が適当なのか、発起人の一人としてお考えがあれば。

長野県知事 阿部守一
 これは、私も県民本部の内山委員長にもお話させてもらいましたけれども、県民本部自体がネットワークの中に入っていくことも必要だと思います。今お話あったように東北の被災地で活動されているさまざまな団体がありますから、そうした団体とも具体的な協力、連携を行っていく形を取っていったいただくことが、より迅速・的確な支援に結び付くと思っていますし、そういう私の考えは、県民本部にもお伝えさせていただいています。

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5 流域下水道の汚泥等の放射線濃度について

朝日新聞 浅野有美 氏
 先日、環境部の方から出された下水道の処理場から放射性物質が出たということですけれど、直ちに影響ないということですが、ただ基準が無いということで、セメント会社の方もたぶん県としてもこれからいろいろ検討が必要だと思うのですが、県から国にアクションを起こしていこうとか、何かご予定はありますでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 私は、原子力災害全般そうですけれども、国が明確な指示なり基準を早急に示していただく必要があると思っております。特に今回の下水汚泥あるいは焼却灰の件については、福島県に対しては、通知が出ていますけれども、その他の地域には示されていないところですので、国としての基準を示してもらうように求めていきたいと思っていまして、それは今準備中ということです。私から環境部には、至急、国に要請するようにということは伝えてあります。

朝日新聞 浅野有美 氏
 具体的には、日にちとか、他県と協力してとか、そういう予定はあるのでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 それは、速やかにですね。何日間も待ってやりますという話でなくて、準備でき次第すぐ出すと。それから、来週、関東地方知事会とか、これから中部圏知事会もありますので、そうした場でも、政府に対しての原子力災害についての対応についての要請は出していきたいと思います。これは、長野県単独ではないので、他の県と調整しなければいけませんが、そうした国に対して関東知事会として、あるいは中部圏知事会として出していく要請の中でも、原子力災害の対応は、一つの大きなテーマだと思っております。

環境部生活排水課長 横浜寿一
 今、知事が申しましたように、国への要望は、来週早々にでも経産省、国交省、環境省の方へ要望を早急に持っていきたいと思っております。それから、他県との連携については、下水道協会という社団法人がございますので、関東支部それから中部支部と分かれておりますが、今、それぞれ特に関東支部において、ほとんど高濃度が出てきて停止というのが結構ありますので、今そちらと連携について協議しているところでございます。

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6 震災復興財源について

信濃毎日新聞 岩間基樹 氏
 震災の復興財源の確保の関係で財務省主導ですけれども、交付税の削減の話があって、そのターゲットの一つとして地方公務員の給与というのが上がってきていて、政府の上層部からも、それに期待するような声もちらほら出てきているような状況もあって、地方側は違う判断だと思うのですね。これについて、知事の見解をお伺いしたい。

長野県知事 阿部守一
 その話が、政府内で具体的に、どういう議論なり、検討が行われているのか、詳細を承知していないので、具体的なケースというよりは、一般的な考え方で申し上げたいと思いますが、これは当然ですけれども、地方公務員の給与は、給与条例主義でそれぞれの自治体が条例で定めるのが大原則です。そもそも地方公務員の給与について財務省が発言するのは、交付税の総額を抑制したいという思いがあるから、そういう発言を財務省サイドはされるのだろうと思いますけれど、あくまでも、財政的な議論の話で、自治体の公務員の給与をどうするかというのは、当然のことながら各自治体が、主体性をもって判断していくべきものと思っています。地方公務員の給与をどうするかということが、国の財政問題を中心に語られるということは、私は本末転倒だと思っています。交付税の趣旨は本来地方公共団体のあるべき財政需要を制度的に財源的に保証するというのが趣旨ですから、地方交付税の論議を通じて、地方公共団体が行う事業とか、地方公共団体の財政支出をコントロールするかのような発想というのは私は、全く逆の議論ではないかなと、本末転倒の議論ではないかと思っています。

信濃毎日新聞 岩間基樹 氏
 分かりました。

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7 人件費削減について(1)

信濃毎日新聞 岩間基樹 氏
 翻って財政的に今、厳しい状況で、今後、何らかの財政的な対策を取っていかなければならない状況にあって、知事としては、人件費に対して人勧ということではなくて、独自カットというような考え方は、さっきの議論とは別にして。

長野県知事 阿部守一
 さっきの議論は、国との関係というか、とりわけ財務省なり交付税との関係で申し上げましたけれども、前段で申し上げましたとおりこれは各自治体が給与をどう定めるか条例で決める。これは、議会が最終的に決定をされるわけでありますけれども、これから財政の改革、行政の改革の議論を本格的に行っていくわけですので、その中で私としては、聖域を設けることなく考えていく必要があると思っています。ですから、人件費は例外だとか、なんとかが例外だということはなくですね、これからの持続可能な財政運営をしていくには何が必要かという観点で検討していきたいと思います。

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8 人件費削減について(2)

信濃毎日新聞 島田誠 氏
 1点は今の給与削減の話に関係しまして、財務省へのスタンス、考え方は今のお話で分かったのですけれども今回ですね、まだ組合交渉などが国レベルで始まった段階でどうなるか分かりませんし、地方にどういう影響が及ぶかというのはですね、まだ財政省側の方針が示されている段階かと思うのですが、これについての対応というのはしばらく、当面様子をみるということなのでしょうか。それとも県は県として独自にどういうふうに対応するか、想定を始めていらっしゃるということでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 これについてのこれというのは。何についてのでしょうか。

信濃毎日新聞 島田誠 氏
 財務省の方針についてです。

長野県知事 阿部守一
 繰り返しになりますけれども、財務省に指示される筋合いの話では全くないと、財務省がどう考えていようが、長野県の給与は長野県が考えるというのが基本ですから、そういう意味で国家公務員給与についてはですね、それは政府の中でいろいろな取り組みをされていますけれども、それはそれとして、直ちに何かそういう動きがあるから長野県において合わせて対応しなければいけないということではないと思っています。

信濃毎日新聞 島田誠 氏
 分かりました。

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9 公職にある者からの働き掛けについて

信濃毎日新聞 島田誠 氏
 それから、2点目は全く違う話ですけれども、知事が副知事の頃に始まった制度でですね、職員に対する働きかけの記録を公文書化する制度というのがありまして、それが、ここ3年ぐらいですね、記録件数が全くない状況が続いている状況のようですけれども、制度開始から7年、8年が経過して、知事としては制度の見直しであるとか、徹底であるとか、現状をどういうふうに認識していらっしゃるかとですね、今後の見直しなどの必要性について、どう考えるのか教えてください。

長野県知事 阿部守一
 公職にある者からの働きかけに関する取り扱い要領というのを定めて、長野県として行ってきているわけですけども、これは、何のためにそもそもやっているかというところをもう一回再確認してかなければいけないだろうなと思っています。これ、他の県も他の自治体も同様だと思いますけれども、一番広義で考えれば、県に対していろいろな働きかけ、お願いとか要請とかがあったら全部記録して公表しましょうというのが一番広いやり方で、一番狭いやり方というのは、非常に過度な要求、というか不当なものに近いようなものに限ってやりましょうとか、いろいろなやり方があると思います。長野県においては、平成19年の制度改正で、公開の場でなされたものその他通常の対応が可能であるものを除く、という形でかつて私が副知事でいた時に比べると対象を絞っているのです。これは、県民の皆さんから寄せられたいろいろな意見、例えばガバナーメールに対する回答の仕方とか、あるいは目安箱に対しての対応のあり方とか、県の組織の外と県の組織とのコミュニケーションなり、対話のルールとかをどうしようかということのある意味で大きくとらえれば一貫だと思いますので、そうした観点でこういう制度がこれからも必要なのか、必要であれば目的は何にするのかと、その目的に対してどういう手法が適切なのかと、そういう観点からの検討はしたいと思っています。まずは担当しているところから、これまでの実績とか、現時点での運用の状況とか、そういうところを把握するところから始めたいと思っています。

信濃毎日新聞 島田誠 氏
 現時点で、今おっしゃったように制度の運用の仕方というか制度設計なりその裏にある思想としてですね、広い解釈もあれば、おっしゃるように過度な要求だけに限る狭い解釈もあると思いますし、現時点ではどのような思想に基づいて設定していくべきだというふうに知事ご自身はお考えですか。

長野県知事 阿部守一
 これは結構難しいのです。難しいというのは、県庁と他の外部の公職の人たちとのやり取りを、例えば県民の皆さんに明らかにしていこうということからすれば幅広く記録して公表していくという形になると思うのですけれども、それやると日常茶飯事です。何というか事務も煩雑だし、なおかつそこまでやる必要性があるのかどうかっていうところもあるかと思います。逆に限定をかけたときに限定のかけ方によってはその目的とすることが逆に達成されなくなってしまう可能性もあると私は思っていますので、今一概にこの形が望ましいということは私自身は持っていないです。少し他の県の運用の状況とかあるいは長野県の19年にルールを変えていることもあるので、その時の考え方とかそうしたものを把握して考えたいと思います。

信濃毎日新聞 島田誠 氏
 分かりました。いずれにしろそうしましたら、目的の段階からもう一回少し見直すと。

長野県知事 阿部守一
 そうですね、要するに何を目的にするのかと。その目的のために行政の効率性という観点も含めてどういう手法が最も望ましいのかという観点で考える必要があると思います。

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10 学校訪問について

鈴木恵美子 氏
 長野市に住みます鈴木恵美子と申します。知事の学校訪問について伺わせてください。13日の知事会見で知事がお話されましたとおり、18日に県立屋代高校を訪問されました。知事としてはご就任後初めて学校を公式に訪問されたということです。ご感想とあわせて知事は13日の会見で今後小中学校もできるだけ訪ねてみたいということもお述べになりましたが、今後こんなような学校を訪ねてみたいということやご希望等ありましたら今後の予定を教えてください。

長野県知事 阿部守一
 私は子どもたち、子どもたちといっても幅広いですけれども、大学生まで含めて、大学生あるいは若い社会人もいると思いますし、高校生、中学生、小学生あるいは幼稚園、保育園、いろいろな子どもたちの所に行ってできるだけコミュニケーションをとりたいなと思います。それぞれ、もちろん大学生とお話する中身と小学生とお話する中身は違うわけですけれども、私はやはり高校生とか大学生にはこれからの長野県とか、これからの社会がどういふうにあってほしいと実際若者が思っているのだということをぜひ聞きたいと思っています。先般も、信州大学の医学部の学生とは以前もお話をさせてもらいましたし、お話にあったように屋代高校の生徒と少し、ちょっと時間が短かったのですけど意見交換をさせてもらいました。私はその時にもお話しましたけれども、子どもたちにしっかりと夢というものを持ってもらいたいなと。夢がなければ、持っていなければ実現しないですから、まずそういうもの、夢を持ってもらいたいし、それを実現するように常に心の中で強く持っていてもらいたいと思います。逆に言うと、行政なり政治というのは子どもたちが夢を持てるような社会をつくっていかなければいけないと思っていますので、そういう観点で私としても若者たちと話をすると、いろいろな形で刺激も受けますし、逆に問題意識も鮮明にさせてもらえるということで私にとっても有意義な機会だったと思います。また、その前に稲荷山養護学校にも伺って、子どもたちにもコミュニケーションを取らせてもらいましたけれども、やはり養護学校の子どもたちとしての課題とか悩みというのも、直接現場に行ったり、直接話をするとよく分かるので、そういう意味で私が知事としての仕事を行っていく上で、いろいろな現場や学校で、子どもたち若者たちとお話するということは、行政にとっても生かせる部分が多いですし、また逆に私なりの考えとか思いを子どもたちに伝えることによって子どもたちにも何らかの気づきとか思いとかを持ってもらえればありがたいと思っています。よろしいでしょうか。

鈴木恵美子 氏
 今後の予定等決まっていたり、あとさらにここをご覧になりたいというものありますか。

長野県知事 阿部守一
 今後の予定はまだ決まっていないですね。私とすれば、できるだけいろいろな地域、いろいろな年齢の子どもたちの所に行きたいと思っていますので、そうした観点で調整をしていきたいと思います。

鈴木恵美子 氏
 その中では、もちろん例えばですね、学校や生徒の皆さん、児童生徒の皆さんから知事ぜひ来てくださいと、そういったこともまた県民の声として。

長野県知事 阿部守一
 もちろん、そういうご要請があれば喜んで伺わせていただきます。

鈴木恵美子 氏
 はい、ありがとうございます。

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11 次世代サポート課について

鈴木恵美子 氏
 お時間ないとき恐縮ですが、続きましてもう1点別のことで質問をさせてください。次世代サポート課についてです。この4月に開設されまして、私も保護者の一人として期待を寄せております。現在のお取り組み状況についてはいかがでしょうか。

長野県知事 阿部守一
 次世代サポート課、4月に新しく設置したばかりですので、課長をはじめ職員が、今いろいろな現場に行って現場の声を聞いていただいているという状況です。先般、私も実は一緒に大磯にある星槎学園というところがあるのですけれども、いわゆる不登校だったり、いろいろな課題があって今まで行っていた学校に行きたくないとかそういう子どもたちを受け入れている学校ですけれども、そこに行って、次世代サポート課長も一緒に行って意見交換をしてきました。先生方だけではなくて、そこの子どもたち、中学生と高校生がいましたけれども、やはり彼らなりの悩みとかそれにとどまらず、やはり私自身もそうですけれど、私も途中で高校を変わっていますけれども、何で前にいた学校が嫌だったか、あるいは教育に対してどう感じているのかというのを非常にストレートにお話を聞かせてもらいました。いろいろな子どもたちからの提案も視点ありましたので、私としてはこれは長野県にそういう課題をしっかりと解決できるような仕組みをつくっていきたいと思いますので、私は次世代サポート課に期待しているのは教育委員会だけで教育のことを考えるのではなくて福祉とか医療とか、あるいは地域の住民の皆さん、コミュニティーと一緒になって子どもたちを支える環境づくりをしてもらいたいと思っていますので、今まさに課題とか状況を把握しながら次世代サポート課としての具体的に取り組むべき課題についての設定の準備作業をしているというのが今の状況です。

鈴木恵美子 氏
 ありがとうございます。その一つで、もう既に声は届いていると思いますが、県教育委員会との連携等この庁内の各組織との連携調整ということも業務の一つの大きなお仕事だと思いますが、4月21日に県教育委員会定例会が開かれまして、そこでこの春高校を卒業された生徒の皆さんの進路状況が発表されました。3月末の現在で就職がまだ決まっていない生徒さんが公立高校、私立高校合わせて約170人位いらっしゃいまして、その他家居等進路の未定の生徒さんも大勢いらっしゃるということが報告されまして、その定例会後の教育委員長会見で私が担当課の課長さんにお尋ねしましら、次世代サポート課の連携についてご質問申し上げましたら、今後具体的に考えていくということをお答えになりました。約それから1カ月経っておりまして、早速お取り組みしてくださっていると思いますが、ぜひですね、ニートとか引きこもりとか学校にいる時とその前後の時の支援ということも含めて今後ますます県民、子どものためにお力を尽くしてくださいますようお願いをしたいと思います。ありがとうございました。

長野県知事 阿部守一
 分かりました。先程、星槎学園へも教育委員会も一緒に行っていますし、それから、先般、稲荷山養護学校に行った時も養護学校の先生にも私からお願いしましたけれども、学校の先生たちは職務上はどうしても学校のことにもちろん第一義的に取り組んでもらうわけですけれども、やはりその学校に入る前、養護学校に来る前にもう少しこうしてもらった方がいいなとか、あるいは今の就職のお話もありましたけれども、学校を出て直接の就職のところまでは、先生方直接目が届くというかサポートができますけれども、ある程度時間が経つとなかなかそうもいかないので、そうしたことについて感じることとか思うこととか、ぜひどんどん学校現場の視点で出してもらいたいというお願いもしておりますので、そうしたことを県の組織の中で共有して対応できるようにしていきたいと思っています。

鈴木恵美子 氏
 ありがとうございました。

長野県知事 阿部守一
 どうもありがとうございました。

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